イエアメガエルカエルは、ヒーターは使用せずに飼育している方もいるでしょう。
ヒーターといった保温器具を利用せずにペットとして飼育する場合は、冬眠をさせるか悩む方も多いのではないでしょうか。
しかし、イエアメガエルを冬眠させることで、命を落とす可能性があります。
そのため、正しい方法で冬眠の準備をしてあげましょう。
イエアメガエルを冬眠させる際の注意点や、冬眠時期などを解説します。
イエアメガエルの冬眠時期
イエアメガエルは変温動物と呼ばれ、自分で体温の調整ができません。
日本は春夏秋冬があり、冬は気温が下がり、変温動物は冬眠をして冬越しをします。
イエアメガエルは10度以下の気温になると、冬眠モードに入ります。
最高気温が10度以下になる11月には冬眠モードになり、暖かくなる3月頃に冬眠から開けます。
イエアメガエルを冬眠させる方法
野生のイエアメガエルは、最高気温10度以下で、氷点下になると冬眠をします。
ペットとして飼われているイエアメガエルも同様に、10度以下になり最低気温が氷点下になれば冬眠します。
11月には冬眠の準備を完了させましょう。
イエアメガエルを冬眠させる方法や、準備について紹介します。
ゲージ内に床材を入れる
野生のイエアメガエルは、冬眠の際に土の中に潜ります。
ペットとして飼っているイエアメガエルは、しっかりと潜れるよう水苔をたくさん敷き詰めましょう。
しっかりと湿らせた水苔を入れれば、好きな所にイエアメガエルが潜って冬眠を始めます。
穴を掘れるように、深めに敷きましょう。
温度変化がないところにゲージを置く
イエアメガエルを冬眠させる場合、温度変化がない場所にケージを移動させます。
気温が上がると、春が来たと勘違いして起きてしまいます。
起きているのに何日間も餌がないと、命を落とすことがあるため十分に注意しましょう。
日光が当たる場所は飼育ゲージ内の温度が上がるため、日光が当たらないところにケージを置きます。
万が一イエアメガエルが起こってしまった場合は、急にお湯をかけると温度変化により命を落とします。
イエアメガエルが凍っている時には急に温度を上げないよう、パネルヒーターなど保温器具を使用して、少しずつゲージの温度を上げます。
冬眠中は湿度をキープする
水苔が乾燥したら霧吹きで湿らせます。
月に1回は水苔の状態を確認し湿度が下がっていないか分からないようにしましょう。
飼育ゲージの中に水入れを置いておくのもおすすめです。
イエアメガエルは湿度が下がって体が乾燥すると、冬眠中も水の中に入り水分補給をします。
イエアメガエルの体調管理を徹底する
冬眠前にしっかりと栄養を蓄えていないイエアメガエルは、冬眠させないことが大切です。
イエアメガエルは夏が一番活発で、多くの餌を食べ、体が大きくなります。
7月~8月にしっかりと餌を食べずに痩せている場合は、冬眠中に命を落とすことがあります。
冬眠は4ヶ月以上もあり体力も消耗するため、体力がないイエアメガエルは乗り越えられません。
イエアメガエルはいつから大人?人間の歳ならいくつになるのか
イエアメガエルの寿命は10〜15年です。
仮に15年生きるとした場合、人間の寿命80〜85歳と考えると、「85÷15=5.6」となります。
この計算であれば、1年で人間の5.6歳に相当します。
冬眠させるのが不安な場合には、無理に冬眠をさせる必要がないため、ゲージ内の温度を10度以上にキープして冬眠させずに飼育しましょう。
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