今までケージ全体を保温する器具は暖突を使用する方が多かったです。
しかし、ヒーティングトップも注目されており、暖突とどちらが良いのか迷ってしまう方も多いでしょう。
そこで、イエアメガエルにはヒーティングトップと暖突どちらが良いのか、使用方法や温度の違いを紹介します。
イエアメガエルの保温に便利なサーモスタットは使える?
イエアメガエルの温度管理に必要なサーモスタットは、ヒーティングトップは併用可能です。
しかし、暖突はサーモスタットと併用できません。
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なかには、暖突とサーモスタットを併用している飼い主さんもいます。
サーモスタットや暖突が故障するリスクがあるため注意しましょう。
一方、ヒーティングトップはサーモスタットと併用できて便利です。
イエアメガエルのヒーティングトップと暖突/使い方の違い
イエアメガエルの保温で使用するヒーティングトップと暖突の使用方法の違いを比較してみましょう。
暖突の使用方法
暖突は、イエアメガエルのケージの内側の天板部分に設置します。
また、ケージの種類によっては市販の網を使用することで、ケージの天板に取り付けるための加工をせずに設置できます。
イエアメガエルのケージに暖突を設置すると、霧吹きで水分を加える際に手間がかかると懸念する方も多いでしょう。
しかし、暖突は保温球とは異なり割れるなどの危険はありません。
そのため、多少水がかかっても問題ないため安心です。
さらに、暖突は布で覆われた造りになっており、イエアメガエルが万が一触れても火傷の危険もありません。
ヒーティングトップの使用方法
ヒーティングトップは、イエアメガエルのケージの外側の天板に取り付けます。
天板の最小サイズが決まっているものの、天板の外側に置くだけであり、非常に簡単に設置できることが魅力です。
ヒーティングトップが落下しないよう、突起が付いています。
イエアメガエルのヒーティングトップと暖突のサイズ
イエアメガエルに使用できるヒーティングトップと暖突は、それぞれサイズのバリエーションがあります。
ケージに合ったサイズがあるか、チェックしてみましょう。
暖突のサイズ
暖突は全部で5種類販売されています。
サイズ | ケージサイズ |
暖突S | 45cm |
暖突M | 60cm |
暖突ロング | 60cm |
暖突L | 60〜90cm |
暖突特大 | 90cm以上 |
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イエアメガエルのケージサイズが大きくても、ケージ全体の保温ができることが魅力です。
ヒーティングトップのサイズ
イエアメガエルに使用できるヒーティングトップのサイズは、2種類です。
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さらに、イエアメガエルのケージに設置するためには、最小面積が決まっています。
ヒーティングトップサイズ | 最小サイズ |
S | 15.5×10.5cm以上 |
M | 25.0×16.5cm以上 |
例えば、90cmのケージであればMサイズのヒーティングトップ1個ではイエアメガエルのケージ全体を温められません。
そのため、ヒーティングトップを2つ設置する必要があります。
イエアメガエルのヒーティングトップと暖突温度の違い
表面の温度のみであれば、ヒーティングトップのほうが温かいです。
しかし、暖突はイエアメガエルのケージの中、ヒーティングトップはケージの外に取り付けます。
そのため、保温機能という面では同等だといえます。
ヒーティングトップと暖突いずれも、冬には部屋の暖房で着ける必要があるでしょう。
冬に暖房を着けたままにするのは電気代がかさみ、飼い主さんも部屋の中で快適に過ごせなくなります。
暖房は23~24度程度にして、イエアメガエルのケージ内はヒーティングトップや暖突などで28度で安定させる方法がおすすめです。
イエアメガエルの保温はヒーティングトップや暖突を活用しよう
イエアメガエルの保温でヒーティングトップを使用する場合、サーモスタットと併用できる商品だと安心です。
一方、暖突はサーモスタットに接続できないものの、大きなケージを温めるのであればおすすめです。
イエアメガエルのケージ内を快適な温度に保てるよう、寒い季節にはヒーティングトップや暖突、暖房を使って温めましょう。
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