モモジタトカゲは飼育しやすいと言われており、爬虫類を飼いたいと考えている方はモモジタトカゲの飼育方法や値段などが気になるでしょう。
モモジタトカゲはアオジタトカゲと見た目が似ていますが、アオジタトカゲとは異なる特徴があります。
そこで、モモジタトカゲの特徴や飼育方法を紹介します。
モモジタトカゲの特徴
モモジタトカゲは、森や林に生息している爬虫類であり、乾燥している地域や湿度が高い地域など、幅広く生息しています。
ベビーのモモジタトカゲは黒の模様が入っていますが、成長すると薄くなります。
尻尾が非常に長く、爪や尻尾を使って木に登ります。
基本的には夜行性ですが、日中に日光浴をしていることもあります。
雑食性で、カタツムリや巻貝の殻を噛み砕いて食べます。
モモジタトカゲの値段や性格
ベビーのモモジタトカゲは警戒心が強く、人懐っこい性格ではありません。
モモジタトカゲが成長すると、おとなしい性格になることが一般的です。
なお、オーストラリアに生息しているモモジタトカゲは輸出が厳しく、流通量も少ないです。
そのため、値段も高く、最低でも4万円以上です。
モモジタトカゲの飼育方法と必要なもの
モモジタトカゲは、アオジタトカゲと見た目が似ているため、飼育方法もアオジタトカゲと同じだとイメージする方も多いでしょう。
しかし、細かな部分でアオジタトカゲとは違いがあります。
飼育ケージ
モモジタトカゲは、60×30cmのケージで終生飼育できます。
高さはなくても良いですが、木をレイアウトすると、木に登っている姿も観察できることがメリットです。
メス同士であれば多頭飼育できると言われています。
ただし、相性があるため、十分に見極めてから多頭飼育をしましょう。
床材
モモジタトカゲは湿度が高い場所を好むため、床材は保湿性が高いものを選びましょう。
水苔やハスクチップ、赤玉土と組み合わせるのもおすすめです。
モモジタトカゲは土に潜る習性があるため、床材を厚く敷くのがポイントです。
1日1度は、霧吹きを使って湿度を維持しましょう。
水入れ
モモジタトカゲは湿度が高い場所を好みますが、全身が入るほどの水入れは必要はありません。
水を飲めるぐらいの容器を用意しましょう。
シェルター
ヤングまでであれば、陶器のウェットシェルターで良いでしょう。
ただし、アダルトになると体が大きいため、体に合わせて大きいシェルターを入れてあげます。
ライト
モモジタトカゲと見た目が似ているアオジタトカゲは、ライトがなくても飼育できます。
しかし、モモジタトカゲ紫外線ライトが必要です。
自然下では日光浴をしているモモジタトカゲが確認されており、ペットとして飼う場合でもライトの下でマスキングをしていることが多いです。
モモジタトカゲは、強い紫外線ではなく弱いライトで良いでしょう。
湿度や温度
モモジタトカゲはオーストラリアに生息していますが、温度が高いバスキングストッキングスポットは不要であり、ケージ全体を25~28度に維持します。
また、ケージの底にはパネルヒーターがあると良いでしょう。
冬は温度を維持するために、保温球や暖突を使用します。
湿度が高いと活発に動くため、1日1度は霧吹きを使い、湿度を維持しましょう。
モモジタトカゲの餌の種類や食べさせ方
モモジタトカゲを飼育する際には、カメ用の餌を使用するのがおすすめです。
自然界ではカタツムリ、巻貝を餌にしていますが、ペットとして飼う場合にはドッグフードやキャットフード、亀の餌を食べることが分かっています。
個体によって、ふやかして柔らかくした状態を好む場合や、硬い状態が良い場合など好みがあります。
モモジタトカゲは雑食性であり、コオロギも食べることがありますが、栄養のバランスが良い亀用の餌も取り入れるのがおすすめです。
モモジタトカゲの飼育は爬虫類専門店に相談しよう
モモジタトカゲはアオジタトカゲと比較すると飼いやすいサイズで、亀用の餌で飼育できることから、初心者にもおすすめです。
ベビーの状態で日本に入ってくることが多く、成長過程も観察できることがメリットです。
ただし、流通量は極めて少なく、価格が高いことはデメリットです。
爬虫類イベントでは早くに売り切れてしまうほど人気があるため、気になる方は爬虫類専門店に相談してみましょう。
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