ウーパールーパーに必要な水槽についてや、身体の大きさ別のおすすめの水槽サイズを紹介します。
多頭飼育時の水換えの頻度や、各水槽サイズについても解説するため、参考にしてみてください。
ウーパールーパーを終生飼育できる水槽サイズ
小さくてかわいい生き物と思われがちなウーパールーパーですが、成体になると全長23~27cmにもなります。
ウーパールーパーはあまり動き回らないため、30cm以上の水槽で飼育ができます。
ただし、小さな水槽では水が汚れやすく、少し圧迫感があります。
成長したときを見越してゆったりと飼育したいのであれば、45cm以上の水槽がおすすめです。
若いうちは20cmでも良い
最初から大きな水槽を用意する必要はありません。
小型のウーパールーパーは小さな容器で飼育できます。
体長5cm:15cm以上の水槽
体長10cm:20cm以上の水槽
体長20cm:30cm以上の水槽
ただし、水槽が小さいと温度変化で赤ちゃんの体力が奪われるため、ある程度大きな水槽の方がよいでしょう。
ウーパールーパーの成長速度は速い
ウーパールーパーは成長が早く、小さい時期はあっという間に終わってしまいます。
正しく飼育すれば、5cmのウーパールーパーが1ヶ月で12cmに成長することもあるため、無駄を省くためにも最初から大きな水槽で飼育した方が良いです。
その意味でも、最初から45cmの水槽を用意することをおすすめします。
ウーパールーパーの水換え回数の目安
ウーパールーパーの成体を1匹飼育する場合
30cm(水量12L):2~3日に1回
45cm(水量33L)の場合:1~2週間に1回
60cm(水量55L):2~3週間に1回
目安としては、水槽の長さが短いほど健康によいということです。
水槽が大きいほど水換えの頻度は少なく、ウーパールーパーが小さいほど水換えの頻度は少なくなります。
また、厳密には水槽の横幅サイズではなく「水量」なため、奥行きのないスリムな水槽や高さのないロータイプだと横幅に比べて水量が少なくなってしまうので注意が必要です。
単純に水量を倍にすれば、水換えの頻度も半分になります。
ウーパールーパーを多頭飼育する場合の水槽
ウーパールーパーの成体は同じ水槽で飼育できない生き物です。
どうしても同じ水槽で飼いたいときは、ウーパールーパーは反射的に動くものに噛みつく性質があるため、余裕のある水槽が必要です。
目安は以下の通りです。
45cm:1匹まで(2匹飼いも可能ですが・・・)
60cm:3匹まで
多頭飼いの場合は60cm以上の水槽が必要です。
ウーパールーパーの水槽の高さ
ウーパールーパーの水槽を選ぶ際、注意したいのが水槽の高さです。
ウーパールーパーは変態しない両生類として知られていますが、過度なストレスがかかると陸に上がるウーパールーパー「変異」に進むことがあります。
ストレスを与える大きな要因は水位が低いことです。
水位が低いと干からびているように感じ、さらに変異が進む可能性があります。
ウーパールーパーが小さいうちはどのような水槽でも十分な水位がありますが、成体の場合は最低でも20cm、できれば30cm以上の水位が理想です。
ただし、水位が20cm以下でも変異が進むかどうかは個体差があります。
ほとんどの場合は大丈夫ですが、ある程度の高さがあるに越したことはありません。
一時期、高さの低いランチュウ水槽が流行りましたが、変態を誘発する危険性があるためおすすめしません。
ウーパールーパーには大きめサイズの水槽がおすすめ
小さくてかわいいイメージのあるウーパールーパーですが、大きく成長するのでかなり大きな水槽が必要です。
おすすめは45cmのレギュラー水槽(45×30×30)か(45×30×36)です。
大きめの水槽ですが、一生飼育できるので無駄になりません。
余裕を持って飼育でき、人工水草や隠れ家をレイアウトしやすいサイズです。