人間と同じように、ウーパールーパーも体内で異常が起こると体調を崩すことがあります。
ウーパールーパーに少しでも長生きしてもらうために、注意したい病気と症状、治療法を紹介します。
ウーパールーパーが病気になる原因
ウーパールーパーの病気の原因としては、以下のようなものが挙げられます。
・水温が24℃を超える
・汚水(不適切な水管理の結果)
・急激な温度変化
・未処理の水道水
・寄生虫
水質は特に重要です。
水質管理が不十分でアンモニアや亜硝酸塩が蓄積したまま放置しておくと(あるいは濾過していない水槽で定期的な水換えが行われていない場合)、数日以内に致命的なダメージを受けることがあります。
ウーパールーパーの病気①皮膚病
ウーパールーパーの皮膚病には、次のようなものが挙げられます。
・真菌性皮膚炎
・寄生虫性皮膚炎
治療は、動物病院で処方されるホルトフレーター溶液と、抗生物質、薬浴、注射などです。
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ウーパールーパーの病気②怪我
ウーパールーパーのエラや手足の欠損、ヒレの損傷などの物理的な怪我で血が出ることがあります。
ウーパールーパーの傷は化膿しない限り、自然治癒します。
傷ができた場合は、清潔な冷水につけましょう。
感染の可能性を減らすために、両生類に適した濃度のホルトフレーター溶液を使用することが最善です。
傷の治癒は通常の温度よりも低い温度で急速に起こるため、回復には低い温度(5~15℃)が望ましいでしょう。
また、仲間に食べられて手足の一部を失うこともありますが、餌をしっかり与え、涼しくし、環境を整えてあげれば回復が期待できます。
魚用の処理剤はウーパールーパーに有毒である可能性があるため、獣医師に相談せずに使用することは厳禁です。
両生類は皮膚から簡単に化学物質を吸収するため、中毒を起こすことがあります。
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ウーパールーパーの病気③異物の誤飲
ウーパールーパーの子どもは、床の砂を誤飲することがあります。
誤飲した場合、ピンセットで口から取り出すか、麻酔をかけて胃を開けて取り出すこともあります。
ウーパールーパーの病気④転覆症候群(風船病、浮遊病、ぷかぷか病)
ウーパールーパーが水面に浮いてしまう病気。
原因は今のところ不明ですが、外傷、体腔内のガス、肺疾患、消化管閉塞、神経疾患などが推測されています。
内科的治療(体腔内ガスの吸引、抗生物質の投与など)や外科的治療(肺などの患部の切除)を行います。
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ウーパールーパーは、基本的には温度管理など環境を整えてあげれば病気になりにくい生き物です。
ウーパールーパーと長く一緒に暮らせるように、適切な飼育で怪我や病気のリスクを減らしましょう。