債務整理後にスマートフォンや携帯電話を持つことはできる?

債務整理後にスマートフォンや携帯電話を持つことはできる?

債務整理をする必要があり、スマートフォンの機種変更や購入を検討している人に向けて、債務整理後にスマートフォンや携帯電話を持てるのか、分割払いはできるのかについて解説します。


債務整理をした後にスマートフォンを分割払いで購入できるのか

債務整理後に新規でスマートフォンがを購入したい場合、任意整理であれば通信会社を対象外にするといった方法が有効です。

また、スマートフォンの料金のみ、返済を継続するといったことも重要だといえます。

債務整理をする前に行うべき対応についてチェックしておきましょう。

スマートフォンの支払いは必ず継続する

任意整理であれば、携帯電話の通信会社を対象外にする方法が有効です。

任意整理は、お金を貸している側と借りている側が話し合って解決する方法であるため、債務整理の対象を選べます。

例えば、4つの会社からカードローンと、1つのクレジットカードからお金を借りている場合は、カードローンを2社のみとクレジットカード1社のみを任意整理することによって、他の会社に対しては引き続き返済できます。

その際に、スマートフォンのキャリア会社には料金を支払い続けておけば良いのです。

しかし、任意整理をしたこと自体は信用情報として残るので、スマートフォンを新しく購入する際に分割払いはできない可能性が高いでしょう。

5年以上の分割払いができないことがある

個人再生や自己破産、任意整理といた手続きで債務整理をした場合、最低でも5年間はスマートフォンや携帯電話の分割払いをできないケースが多いです。

しかし、これまでに通信会社への支払いが滞っていなかった場合は、機種代のみを全額一括で支払うことによって申し込める可能性があります。

債務整理の記録が専門機関にデータとして残る時間は5~7年程度であり、その期間は審査を通過できないので携帯電話やスマートフォンを分割払いで購入できません。

ただし、債務整理をした後でも、審査が必要ない一括払いの場合は購入できます。

使っているスマートフォンや携帯電話の解約について

債務整理の種類によって異なりますが、現在使っているスマートフォンや携帯電話が解約されてしまう場合があります。

特定調停や任意整理などの債務整理であれば、手続きの段階で携帯電話やスマートフォンを債務対象外にすることによって、使っているスマートフォンや携帯電話は通常通り使用可能です。

自己破産と個人再生は、現在ある借り入れ全体が債務整理対象になります。

携帯電話やスマートフォン本体の代金や使用料金の遅延をしている際には、債務であると判断されるため解約となるケースが一般的です。


業務で使う場合は使用できるケースもある

個人の状況ごとに携帯電話やスマートフォンを契約できるか、使用を継続できるかは異なります。

業務上、スマートフォンを使わなければならない場合には考慮されるケースもあるのです。

個人の状況によって違いがあるので、弁護士といった専門家に相談してみましょう。

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