メガネは視力がどれくらいになったら掛け始めれば良いのかがわかりにくいものです。
そこで、メガネを掛ける目安の視力や、どれくらいの視力が出るようにメガネを作れば良いかを解説します。
メガネが必要になる視力とは?
この段落では、メガネが必要になる視力の目安はどれくらいなのかを解説します。
1.メガネが必要と感じる視力には個人差がある
0.4以上の視力があれば日常生活に支障がないといわれています。
ただし、日常生活の中身は人によって異なります。
仕事内容や過ごす場所によって、しっかり判別したい対象物や距離が違い、どの範囲がどの程度見えれば生活に支障がないといえるかは個人差があるのです。
メガネが必要になる視力は、常にメガネを掛けなければならない視力と別物です。
授業中だけメガネを掛けるというような場合でも、メガネが必要な視力といえるでしょう。
2.メガネが必要な視力の目安は0.7未満
学校の視力検査は3.でしょう。.ります。方式で、指標となる視力が0.3、0.7、1.0で、A~Dの4段階に分類します。
A:1.0以上
B:0.7~0.9
C:0.3~0.6
D:0.2以下
学校生活をするうえで、Aは健常視力、Bは教室のどこからでも黒板の文字が見える視力としてメガネは不要とされます。
0.3は最前列でも黒板の字が見えにくく、スポーツをするうえでも支障があるとされる視力です。
運転免許証の視力条件は、運転する車両の種類によって異なります。
普通第一種免許証の視力条件は、両眼で0.7以上、かつ片眼で0.3以上です。
3.常用が必要なのはは0.2以下
条件付きでもメガネなしで生活できるとされるのは0.3までです。
学校の視力検査でも、運転免許証の視力基準でも、片眼0.3未満はメガネを必要としています。
0.3以上の視力があってもメガネを常用しなければならない場合もあるでしょう。
車の運転を仕事にしている場合などは、0.7未満で運転時にメガネが必要になるため、常用する視力は0.2よりも高くなる可能性があります。
メガネを常用する視力にも個人差があります。
メガネを掛け外しする手間と、常用したときの目の疲れ具合によるでしょう。
幼児の視力矯正はできるだけ早く
幼児期は視力が育っている段階です。
視力が完成するのは6歳頃といわれています。
生まれたばかりの頃は明暗がわかる程度です。
見る訓練を繰り返すことで、物を見分けるのに必要な視力が育ちます。
物がはっきり見えないと、脳が見なくても良いと判断してしまうため、見る能力が育たないのです。
近視だけでなく、遠視や乱視も早い段階で矯正しないと視力が育たず弱視になってしまうでしょう。
片眼だけ見えにくい場合は、片側の視力だけで生活できてしまいます。
周りが気付きにくいため注意が必要です。
メガネを掛けたときの視力はどれくらいが適当?
メガネを掛けることで、得られる視力を矯正視力といい、コンタクトレンズなどで矯正した場合も同様です。
目の病気などがなければ、メガネで矯正することで、ほとんどの人が1.0程度の視力を得られます。
矯正視力は1.0~1.2が適当で、矯正視力が1.5~2.0と高い場合、眼精疲労などが起こりやすいです。
メガネを掛けても1.0程度の視力が得られない場合は、過矯正の状態であり、何らかの病気が潜んでいる可能性があります。
そのため、眼科を受診する必要があります。
メガネを掛けたせいで視力が落ちることはある?
視力が落ちるとしたら、必要な視力が得られていないためです。
大事なのは裸眼での視力ではなく矯正後の視力。
メガネで正しく矯正できていれば、目に負担がかかず、適切な視力が得られるはずです。
メガネを掛けたことで視力が落ちるとしたら、正しい使い方をしていない可能性が高いでしょう。
視力が変動しやすい幼少期は、メガネを掛けたときの生活環境も影響します。
良く見えるようになったことで、長時間ゲームをしたり、近距離で本を読んだりして目を酷使すると、視力が落ちることにつながるでしょう。
必要な視力が得られるメガネを作ろう
メガネを掛けるなら、必要な視力が得られるメガネを作ることが重要です。
壊れたときのことも考慮して、いくつか予備を持っておきましょう。
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