メガネをすると耳が痛くなったり頭痛がしたりなど、不快な症状を感じる場合は、メガネのフレームが歪んでいることが考えられます。
そこで、フィッティングを確認する方法や、歪みによる諸症状、さらにメガネの正しい取り扱い方法について解説します。
フィッティングチェックをしてみよう
メガネをかけたとき、左右の耳の形に沿ってテンプルの先端が曲がっていることを確認します。
曲がるのがやや手前になっていると、常に耳が引っ張られる状態になるため痛みを生じるでしょう。
耳より奥で曲がっていればメガネがずり落ちやすくなり、目や鼻にも負担がかかります。
メガネが歪んでいると痛い!症状とは
メガネの歪みを軽視してはいけない。なぜなら歪みにより大きな健康被害を生じさせることがあるから。
次のような症状があったら、なるべく早くフィッティングを見直しましょう。
目・耳・鼻が痛い
先述したように、フィッティングのズレにより耳に負担がかかると痛みを生じ、ひどくなると炎症を起こすこともあります。
フィッティングがズレたせいで悪影響が生じるのは、耳だけではありません。
目がズキズキと痛んだり、疲れたと感じるのもフィッティングが合っていないことが原因であることも多いです。
テンプルの先が耳より手前で曲がっているメガネだと、鼻にあたる部分にも必要以上の力がかかり、結果として鼻が痛くなることがあります。
近視を悪化させる
メガネはレンズの焦点を使用者の目の位置に合わせることで遠くの物を見やすくなるよう調整しています。
フレームが歪みレンズの位置が微妙にずれるだけで、目にとっては大きな負担になってしまうのです。
すると、さらに遠くの物を見る力が弱まっていき、近視が進んでしまう結果になりかねません。
頭痛や吐き気
メガネをかけると頭痛がすると訴える人は少なくないです。
度数の合わないメガネや、歪みにより焦点のずれたメガネを使用していると、常に目が緊張状態になることから頭痛を引き起こす原因となります。
同時に肩や首がこり、ひどくなると吐き気を催すこともあるでしょう。
メガネを取り扱うときの注意点
普段何気なく繰り返していた行動がメガネの変形を早めてしまったのかもしれません。
メガネの正しい取り扱い方法を学んで長く大切に使いましょう。
外すときは両手で持つ
メガネを片手で外すと、多くは利き手側を使うことになるため片側だけが開いていきます。
日々繰り返すことでフィット感がズレていき、やがてレンズの焦点もずれてしまうのです。
同時に、開いたのと反対側のフレームがかかっている耳に負担がかかり傷むようになるでしょう。
片側の丁番だけに負荷がかかるため破損の原因になります。
左からたたみケースに入れて保管
構造上、メガネは外した状態から見て左側のフレームを先にたたみ、あとから右側をたたむのが正しい方法です。
丁番の傷みを防ぐため、たたむときはツルではなく、レンズの枠の部分を持ってたたむのが正しい方法。
多少の時間であっても直接バッグやポケットに入れておくと型崩れの原因になるため、必ずケースに入れて保管しましょう。
フィッティングを見直してメガネを快適に使おう
フィッティングがズレたままのフレームを使い続けると、不快な痛みが取れないばかりか深刻な症状を引き起こす可能性もあります。
できるだけ早くプロにフィッティングしてもらい、快適な生活を取り戻しましょう。
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