マツに付きやすい虫や病気とは?害虫や病気の対策方法

マツに付きやすい虫や病気とは?害虫や病気の対策方法

マツを庭木として育てるためには、病害虫対策が重要です。

マツはどのような病気になりやすく、害虫が付きやすいのか、対策が必要かを解説します。


マツが枯れてしまう病気について

マツが枯れてしまう病気として、松葉枯れ病が挙げられます。

松葉枯れ病は、ペスタロチア菌と呼ばれる菌が繁殖し、葉が枯れる病気です。

一部葉が赤く枯れている場合、松葉枯れ病の可能性が高いでしょう。

葉を取り除いて、消毒をする必要があります。

また、松葉ふるい病、すす病にもかかりやすいです。

松葉ふるい病は、細菌が葉に付いたことで斑点ができ枯れてしまいます。

り患した葉を取り除き、全体を消毒しましょう。

すす病は、カイガラムシやアブラムシの排泄物に、カビが発生することによって起こります。

葉の表面が黒くすすに覆われたようになり、光合成ができなくなります。

カイガラムシやアブラムシを除去することで解決できるでしょう。

マツに付きやすい害虫

マツに付きやすい害虫は、以下が挙げられます。

●マツノマダラカミキリ
●カイガラムシ
●アブラムシ
●マツカレハ
●マツヤドリハダニ

マツノマダラカミキリは、松枯れの原因になるマツノザイセンチュウを媒介します。

カイガラムシやアブラムシ:すす病の原因になるため注意が必要です。

マツカレハは、幼虫が樹皮の隙間などで越冬して、春になると葉を食い荒らします。

マツヤドリハダニは葉を食い荒らし、白っぽく変色させます。

いずれの虫も、専用の殺虫剤散布が必要です。

マツの病害虫を防ぐ方法

放置すると、葉が密集し、幹の周りが多湿になる。多湿になると虫が湧きやすく、カビも生えやすくなります。

そのため、マツの葉の数を減らして、風通しを良くしましょう。

また、土が硬く締まってくると、排水性や通気性が悪くなり、病気になりやすいです。

土に穴を開けて空気を通りやすくしたり、土表面のコケを取り除いて乾きやすくしたりします。

さらに、溜まった落ち葉を焼却するなどして、衛生状態を保つことも大切です。

適切な殺虫剤を使用して、害虫を駆除する必要もあります。

マツの病害虫対策はプロへ依頼するのもおすすめ

マツの病害虫対策は、木の高さによってはプロの手で薬剤散布などが必要になります。

庭木のメンテナンスなども行っている業者もあるため、マツの病害虫対策について相談してみましょう。

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