ヒョウモントカゲモドキの生き餌保存【チモシー/昆虫ゼリー】必要な物とストック方法

ヒョウモントカゲモドキの生き餌保存【チモシー/昆虫ゼリー】必要な物とストック方法

ヒョウモントカゲモドキために購入したミルワームやコオロギなどの生き餌は、実際に食べさせるまでストックしなければなりません。

生きた状態を保てるように、世話をすることです。

100匹以上を取得する場合、チモシーや犬・猫用のペットフードなどが必要になります。

活き餌のストック環境を良くすることで、元気な生き餌を保存しておけるため、効率的に餌を与えられて無駄が無くなります。

そこで、ヒョウモントカゲモドキに与える生餌のストック方法、犬・猫のフードやチモシー、野菜など、管理に必要な物を詳しく紹介します。


コオロギのストック方法

コオロギの餌や水がなくなると共食いの原因になるため、餌と水を欠かさないようにしましょう。

コオロギの死骸は、すぐに回収します。

ケースのケースが汚れている場合は、掃除をしましょう。

掃除をしないとアンモニア中毒で全滅する可能性があるため、ケース内を常に清潔にしておくことが大切です。

コオロギは、ストック環境を乾燥させることがポイントです。

乾燥させると、アンモニアの発生を抑制し、アンモニア中毒や不快なニオイも防げます。

コオロギのストックに必要なもの

コオロギのストックには、隠れ家になるものや水入れ、餌入れなどが必要です。

ケース

衣装ケースか虫かごを使用します。

コオロギは水切れすぎると共食いするため、何匹飼うのかに合わせてケースのサイズを選びましょう。

大きな虫かごであれば100~200匹ストックできます。

また、高さがあるケースを選ぶと、脱走しにくくなるでしょう。

蓋をしっかりと閉めると、湿気によってアンモニア中毒になるリスクが高くなります。

蓋は使わず、ネットを貼って通気性の確保と脱走予防をしましょう。

隠れ家

紙の卵のパックを使うと飼育ケース内の表面積が増えるため、狭いケースでも効率的に取得できます。

コオロギの共食いの確率も減る為紙の卵パックが良いでしょう。

また、卵のパックだけではなく卵のパックではなく新聞紙を軽く丸めるだけでも隠れ家として使えます。

水入れ

餌として、野菜や昆虫ゼリーを使用する場合は水分補給が可能なため、水入れが必須なわけではありません。

しかし、水入れを念のために用意しておいたほうが、水切れで共食いする可能性は低くなります。

水入れに水だけを入れると溺れることがあるため、ティッシュや脱脂綿に水を含ませる、もしくは石や砂利で足場を作ってあげましょう。

餌入れも用意したほうが、ケース内を清潔に保てます。

産卵床

繁殖をしない場合は不要で、水入れでも対応できます。

コオロギは土の中に産卵管を刺し、土の中に産卵管を刺して産卵します。

繁殖させる場合は、ケース内に産卵できる場所を作りましょう。

深めのタッパーに土を入れ、湿らせておくだけで十分です。

土ではなく、脱脂綿やティッシュを湿らせる方法でも良いでしょう。

パネルヒーター

コオロギのストックに適した温度は20~28度のため、20度以下になる場合にはパネルヒーターを用意しましょう。

20度以下になると活動しなくなり、餌を食べなくなるため、栄養価が落ちてしまいます。

ヒョウモントカゲモドキに栄養価が高いコオロギを食べさせるためにも、温度は適切に保ちましょう。

コオロギの餌

コオロギは雑食であり、新聞紙でも食べます。

しかし、ヒョウモントカゲモドキの餌になるものなので、栄養価がある餌を与えておきましょう。

餌がなくなると共食いするため、常に餌を用意しておく必要があります。

●ニンジン
●カボチャ
●小松菜
●キャベツ
●ジャガイモ
●昆虫ゼリー
●鳥、うさぎ、魚、犬、猫などのペットフード
●煮干し

繁殖方法

ヒョウモントカゲモドキに与えるコオロギを繁殖させたい場合には、ケースの中に産卵床を置きましょう。

数日すると卵を産み付けるため、取り出します。

取り出さないと、他のコオロギが卵を食べる可能性があります。

脱脂綿やティッシュを使用している産卵床は糞で汚れているため、清潔にしましょう。

産卵床を取り出したら、プラケースやタッパーに入れておきます。

乾燥を予防するためにラップをかけるか、蓋を閉めましょう。

産卵床が乾燥していたら、霧吹きで軽く水分を加えます。

親のコオロギを飼育しているケースには産卵をしていないメスが残っているため、さらに繁殖させたい場合には新しい産卵床を入れます。

幼虫の管理方法

1週間~2週間程度で卵が孵化します。

幼虫は、小さいプラスチックのケースに入れておきましょう。

コオロギの幼虫は水入れ・餌入れを登れないため、床に餌と水を直接置きます。

ティッシュは毎日水を加えて湿らせ、毎日与えます

汚れたら新しいティッシュに交換しましょう。

幼虫が成長したら、成虫と同じケースに入れても問題ありません。

ミルワームのストック方法

ミルワームには、フスマと呼ばれる小麦を精白した際の残りカスを与えます。

糠(ぬか)ととも言われているもので、ビタミンやミネラル、食物繊維などの栄養素が豊富です。

フスマがあれば生きられるので、餌の量は適当に与えましょう。

ケースに糞が溜まったら、月に1回程度のペースでお手入れをします。

ケースの中にいるミルワームをザルで振るいにかけて集め、新しいフスマを入れてケースに戻します。

ミルワームは、冷蔵庫に入れると幼虫の状態を維持できます。

が弱ることはありますが、エサを食べさせなくても長期間保存できることがメリットです。

成長させたくない、多く買いすぎてしまった場合は、冷蔵庫で保存しましょう。

ミルワームのストックに必要なもの

ケース

虫かごでストックできます。

小さいケースでも100~200匹ストック可能ですが、密になるとさなぎになりにくい点に注意が必要です。

また、ミルワームのケースを掃除する際に必要なふるいやザルも用意用意しましょう。

フスマを2~3センチほどの厚さで敷きます。

フスマは餌になり床材にもなります。

ミルワームは光に弱いため、潜れる場所を用意することが大切です。

床材はおがくずや腐葉土でも問題ありませんが、栄養素を考慮するとフスマがおすすめです。

ヒョウモントカゲモドキの餌としてミルワームをストックするのであれば、栄養満点の状態にしておきましょう。

小松菜やカボチャ、キャベツ、人参などの野菜は水分補給もできるためおすすめです。

小松菜はカルシウムが多く、カルシウム不足になりやすいミルワームに最適でしょう。

野菜は刻んで、水気をしっかりと拭き取ります。

ミルワームは水気を嫌がるうえにフスマが湿気を吸収して痛んだり発酵したりするためです。

犬・猫・うさぎ・鳥・魚のペットフードもおすすめです。

フスマでは補えないタンパク質、ミネラルも摂取できます。

ジャイアントミルワームの場合は、動物性たんぱく質が足りなくなると共食いをするため、スキムミルクや煮干しなどカルシウム豊富なものを与えましょう。

繁殖方法

ミルワームがさなぎになるまで成長させ、さなぎを他のミルワームが食べないようにタッパーに移します。

ジャイアントミルワームは、密な状態ではさなぎにならないため、幼虫の段階で隔離します。

体を曲げて動かなくなったら、小さい容器に1匹ずつ隔離しましょう。

デュビア&レッドローチのストック方法

餌の食べ残しはダニの発生につながるため、すぐに回収しましょう。

数ヶ月に1度、ケースを全て綺麗にします。

ダニが発生している場合は、ケースも掃除をして、蓋を開けて通気性を高めます。

床材を敷いている時には使用をやめるか、防ダニ効果が高い床材に変えましょう。

ストックに必要なもの

ケース

衣装ケースか、虫かごを用意します。

壁は登れず飛ばないため、高さは意識しなくても良いでしょう。

ただし、蓋をして脱走予防をする必要はあります。

衣装ケースを使用する場合はネットを張って、通気性を高めることが大切です。

デュビア&レッドローチは密集していてもストレスを感じないため、密にしてストックしても良いでしょう。

大きなケースであれば300匹程度はストックできます。

共食いをしにくいため、大量にストックしても良いでしょう。

隠れられる場所

デュビアの隠れ場所としては、紙製の卵パックを使うのがおすすめです。

デュビアはひっくり返ると起き上がれないため、隠れ場所を置くと足の引っかかりにもなります。

密集することを好むため、隠れ場所は少なくしましょう。

パネルヒーター

繁殖させる場合は、パネルヒーターが必要です。

気温は25~30度で保温する必要があります。

低温になると繁殖はできません。

床材

床材は敷かなくても問題ありません。

カビやダニが発生しやすい土は避けましょう。

ダニが発生すると、最悪の場合はリセットする必要があります。

アンモニア吸収やダニ予防効果が高いゼオライトや木炭、クワガタ・カブトムシ用の防ダニマット、餌にもなるチモシーがおすすめです。

チモシーはクセが少なく、価格も安いことがメリットです。

水入れと餌入れ

餌で水分補給ができるため、必ず必要なわけではありません。

しかし、乾燥した餌を与えるときや、数百匹飼い密度が高い時は水分が必要なため、水入れも必要です。

餌は直置きするのではなく、餌入れを使うことで清潔な状態を維持できます。

人参かぼちゃ、キャベツなどの野菜や、バナナ、りんごといった果物は好んで食べるうえに水分も補給できます。

昆虫ゼリーも食いつきがよく、水分補給にもなるでしょう。

動物性タンパク質が少ない、モルモットやウサギのペレットやチモシーもおすすめです。

繁殖方法

繁殖できる個体が中に入っていれば自然に増えます。

ケース内の温度は28度程度に維持して、過密状態にすると繁殖しやすいです。

チモシーなどヒョウモントカゲモドキの餌のストックに必要なものを揃えよう

ヒョウモントカゲモドキの餌になるコオロギやミルワームなどをストックする場合、ストック環境を整えることが大切です。

ストック環境を整えると栄養価が高い餌に仕上がり、ヒョウモントカゲモドキの健康にもつながります。

餌の種類によっては、犬・猫・うさぎモルモット用のペットフードや、野菜、果物、チモシーなどを用意する必要があります。

ストック環境を整えて、ヒョウモントカゲモドキに栄養価が高い餌を食べさせましょう。

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