フレンチブルドッグの目が青い理由は?犬の目が青いことの危険性とは

フレンチブルドッグの目が青い理由は?犬の目が青いことの危険性とは

SNSで目が青いフレンチブルドッグを見た事がある方も多いのではないでしょうか。

目が青くて綺麗!フレンチブルドッグを飼うなら青い目が良いなど、青い目に惹かれる方もいるでしょう。

そこで、なぜ目が青いフレンチブルドッグが居るのか、また、目が青いことの危険性についても解説します。


フレンチブルドッグの目の色について

フレンチブルドッグをはじめ、多くの犬の目は黒色です。

しかし、シベリアンハスキー、アラスカンマラミュートといった種類の犬は、青い目をしているケースもあります。

また、大理石模様(マール模様)の、コリー、シェットランドシープドッグなども目の色が黒ではないことが多いです。

ほかにも、片目だけ青い、茶色いといったフレンチブルドッグもいます。

フレンチブルドッグの目が青い理由

フレンチブルドッグの目が青いのは、瞳(虹彩)にメラニンがないか、極端に少ないためです。

色素(メラニン)がないと紫外線といった外部刺激の影響を受けやすく、目の病気にかかりやすいといえます。

なお、青い目は見た目が美しいものの劣性遺伝であり、目の遺伝と同時に別の劣性遺伝も受け継がれているリスクがあります。

フレンチブルドッグオーナーが知っておくべき青い目のリスク

大理石模様(マール模様)のフ犬を交配させると、先天的な聴覚や視覚異常を持って生まれる可能性が高いとされています。

極めて薄い青色の目で眼球が小さい、もしくは眼球がないケースもあります。

また、耳はほとんど聞こえない犬が多く、視力はほとんど見えない、もしくは盲目です。

世界共通のブリーディングガイドラインでは、マール同士は交配はさせるべきではないと明記されています。

マール毛色のフレンチブルドッグ同士を悪質なブリーダーが交配すると、青い目のフレンチブルドッグが生まれる確率が高い一方で、障害を持って生まれる可能性が高いのです。

悪質なブリーダーや保護団体に注意

「青い目のフレンチブルドッグは珍しいし、見た目も美しい!」
「このフレンチブルドッグは視覚も聴覚も問題なく、普通のフレンチブルドッグと同じだといわれた」

このようなケースがあるかも知れません。

しかし、子どもの頃に視覚に問題がなくても、成長すると失明することがあります。

また、聴覚に異常があるかどうかは、獣医さんでも簡単には判断できないのです。

つまり、ペットショップの店員やブリーダー、保護団体が判断できる可能性は極めて低いです。

加えて、「珍しい青い目のフレンチブルドッグです」などアピールしていたら、動物に関する知識が全くない、もしくは悪質なお店、ブリーダーであるといえるでしょう。


青い目のフレンチブルドッグが悪いわけではない!正しい知識を身に付けよう

青い目のフレンチブルドッグが悪い、駄目というわけではありません。

青い目のフレンチブルドッグを飼うのであれば病気やリスクに関してしっかり知識を身に付ける必要があるということです。

リスクを理解したうえで、どのようにケアをすべきか、健康管理をすべきかを考えましょう。

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