ダイビング時のメイクはどうしたらいいのか、悩む方も多いのではないでしょうか。
ダイビングでのメイクは、環境問題やエチケットの問題もあり、難しいものです。
そこで、日焼け止めやメイクの方法、おすすめのメイクアイテムについて紹介します。
PADIのアドバンス保有。
週末限定ダイバー。関東エリアでダイビングを楽しんでいます♪
ダイビングではノーメイクを推奨する理由
ノーメイクを推奨する理由は、メイクをしたままダイビングをすると、時に悲惨なことになります。
海水に顔をつけるため、ファンデーションがよれてムラになったり、マスカラやアイラインが取れてパンダ目になってしまうこともあります。
潜る前はきれいだった顔が、ぐちゃぐちゃに……。
また、メイクが器材についてしまい、機材が汚くなります。
ファンデーションがマスクについたり、口紅がマウスピースについたりなどです。
一度メイクが器材につくと、メイク汚れを落とすのに苦労します。
メイクの成分は環境汚染につながる
メイクの成分が海に溶け出し、環境汚染につながります。
美しいサンゴや、かわいい魚たちにも悪影響が多いです。
安全性や環境汚染を考えると、メイクはしないほうがよいでしょう。
それでも抵抗がある場合は、ナチュラルメイクにしてみましょう。
ダイビングをするときは、メイクはせず、必要最低限にとどめるのがベスト。
ベテランダイバーのほとんどがノーメイクです。
みんな海に集中していて、誰も気にしていないため、どうしてもメイクをしたい時以外はノーメイクがおすすめです。
ダイビングをするときの髪型・ヘアスタイル
ダイビングに適した髪型は、水中で揺れない髪型です。
お団子、ポニーテール、三つ編みなど、水中でも揺れずにかわいくまとまります。
トップか下のどちらかでしっかり結ぶのがベスト。
マスクのベルトが後頭部にくるため、その部分は避けましょう。
また、前髪はピンで固定することをおすすめします。
髪を結んでいないと、髪がマスクの中に入り込んで顔とマスクの間に隙間ができたり、海水がマスクの中に入ってきたりするので注意が必要です。
また、水中にいると髪が水中で揺れ始め、髪が爆発したように見えます。
ダイビング中に撮った写真を見返すと、「わぁ…すごいヘアスタイルだな」とか「ヘアピンで留めておけばよかったな」と思う人もいます。
せっかくの思い出の写真なのに、後悔してしまう人もいます。
縛り方が緩すぎるとほどけることがあるため、軽いゴムではなく、太めのゴムでしっかり縛ったほうがよいでしょう。
ダイビング後は、早めの “スキンケア “と “ヘアケア “を
人間の髪や皮膚は弱酸性ですが、海水は弱アルカリ性です。
髪や肌が海水に触れると、アルカリ成分が肌を傷めたり、髪の水分を奪ったりします。
海から上がったら、できるだけ早く海水を洗い流すことが大切です。
特に長時間の船旅の場合は、大きなペットボトルにぬるま湯を入れておき、海から上がったら顔や髪を洗うとよいでしょう。
シャワーを浴びるときは、シャンプーやリンス、トリートメントの前に、必ず海水を十分に洗い流すこと。
トリートメントは髪によくなじませるように、マッサージするのがポイントです。
髪の傷みが気になる方は、ドライヤーで乾かす際にオイルタイプのトリートメントをつけましょう
地肌もしっかり洗う
日焼け止めを塗っている場合は、先に落としておきましょう。
シャワーから上がったら、冷たいタオルを顔に当てて熱を冷ましてからスキンケアをすることをおすすめします。
ジェルひとつで化粧水、乳液、美容液、日焼け止め、化粧下地になる便利な商品もあるため、通販サイトで探してみてはいかがでしょうか。
ネイルが剥がれるのが心配ならグローブがおすすめ
ダイビング中にネイルが剥がれる心配はあまりありません。
ただし、何かにぶつかったり、こすれたりすると爪が削れてしまうことがあるため、ネイルをする場合は手袋をするといいでしょう。
ジェルネイルの場合、水に弱い爪でなければ剥がれる心配はありません。
しかし、紫外線には弱いため、長時間紫外線に当たると黄色く変色してしまいます。
ストーンなどの装飾パーツをつけている場合は、何かの拍子に取れてしまう可能性があります。
グローブをしていても、装飾パーツの多いデザインは避けた方がいいかもしれません。
爪が長いとやわらかくなって折れやすくなるため、あらかじめ切っておくか、ジェルネイルで補強しておくと安心です。
また、餌を食べに来る魚を傷つけないように注意しましょう。
ダイビング時は最低限のメイクかノーメイクを推奨
海に入るとどうしてもメイクが落ちてしまいます。
メイクなどの化学成分が溶け出したり、取れたつけまつげを魚が飲み込んだりと、環境汚染にもつながります。
海への感謝の気持ちを持ち、ダイビングを楽しめるようにしましょう。