女性ダイバーは、「生理の日にダイビングはできるのか」「どのように対処すればよいのか」と悩む方も多いでしょう。
結論から言うと、”生理中でもダイビングはできます”。
そこで、生理日のダイビングで気をつけること、準備することを解説します。
PADIのアドバンス保有。
週末限定ダイバー。関東エリアでダイビングを楽しんでいます♪
生理の日でもダイビングできる
生理の重さには個人差があるため、体調がすぐれないときはダイビングを控えてください。
しかし、医学的には、生理中にダイビングをしても特に健康上の問題はありません。
日常生活に支障がなければ、生理用品を使用することで通常通りダイビングができます。
ドライスーツを着用している場合は、体が濡れることはないため、普段通りのダイビングが可能です。
生理用品はいつも使っているナプキンでOK。
ダイビング中に使う生理用品
ドライスーツの時期は普通のナプキンで大丈夫です。
夏にウェットスーツを着ると、体が濡れてナプキンが海水を吸って気持ち悪くなります。
また、漏れて水着やスーツについてしまうこともあります。
ここでは、ダイビング中に使用できる生理用品を紹介します。
タンポン
ウェットスーツの季節にはタンポンが一番おすすめ。
漏れる心配がなく、便利で快適に過ごせます。
海の中でどんな体勢でも安心です。
タンポンは便利ですが、長時間の使用は不衛生です。
きれいな水中でも細菌はいるため、ダイビングの後は必ず交換しましょう。
吸水ショーツ
吸水ショーツは、ナプキンやタンポンを使わずに経血や水分を吸収してくれます。
ウェットスーツを着るときにはとても便利です。
タンポンが苦手な方にもおすすめ。
タンポン同様、ダイビング終了後は必ず吸収ショーツを交換してください。
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生理中の便利グッズ
ダイビング当日は、水着やインナー、タオルなど持ち物が多くなります。
生理当日にあると便利なアイテムを紹介します。
レギンス
生理対策をしていても、漏れが心配な日もありますよね。
レギンスを履いていれば安心。
漏れても目立たないし、スーツにつく心配もありません。
ビニール袋
ナプキンやタンポンのポーチに1枚入れておきましょう。
施設のトイレに汚物入れがあればいいのですが、ない場合もあるので袋に入れてください。
貼るカイロ
生理中に一番避けたいのは、お腹を冷やすことです。
夏でも冬でも海に入ると体が冷えてしまうため、カイロを貼って体を温めるようにしましょう。
生理中にダイビングをする際の注意点
生理でもダイビングはできますが、身体のためにも注意しなければならないことがあります。
こまめにトイレに行く
海でのダイビングでは、体が横に平行になったり、いろいろな体勢になったりするため、ナプキンが漏れる可能性があります。
海に潜る前や海から上がったときには、意識的にトイレに行くようにしてください。
鎮痛剤などの薬を飲まない
基本的にダイビング中は薬を飲むことはできません。
胃痛や頭痛などで鎮痛剤を飲まなければならない場合は、ダイビングはやめましょう。
特に、生理の初日と2日目は体に負担がかかります。
体調が落ち着いている日に潜るようにしましょう。
その他の薬を服用している方は、ダイビング前に医師に相談が必要です。
冷え対策
生理の日に体を冷やすのはよくありません。
体が冷えると血流が悪くなり、生理痛が悪化することがあります。
海から上がったら、ラッシュガードやボートコートを着て体を冷やさないようにしましょう!
トイレの場所の確認
現地のダイビングサービスに到着したら、必ずトイレの場所を確認しましょう。
ダイビングが終わったら、すぐに生理用品を交換しましょう。
初めての場所だと、トイレの場所もわからないものです。
現地に着いたら必ず自分で確認しましょう。
生理中に体調がすぐれない場合はスタッフに伝えよう
ダイビングに行く前は元気でも、ちょっとした環境の変化で体調が悪くなることがあります。
無理にダイビングをするのではなく、安静にするようにしてください。
生理のことなど、男性スタッフには言いにくいものです。
「気持ちが悪い」「休んでも無理そうだから今日早めておく」など、一言だけ言えば特に詮索もされませんし、無理をさせることは絶対にありません。
生理中はもちろん、具合が悪くなったときは無理をせずにダイビングを楽しみましょう。