ダイビングの際にかぶる「フード(帽子)」は、「髪の毛が引っ張られる」「顔がゆがむ」などの理由で付けたくないと感じる方も多いのではないでしょうか。
しかし、ダイビングの帽子は、健康にダイビングをするために必要です。
そこで、ダイビングフードの必要性と、選び方、帽子のかぶり方まで解説します。
PADIのCカード保有。
プロを目指す方よりも、趣味で存分にダイビングを楽しみたい!という方に役立つ記事を作ります。
ダイビングフードはなぜ必要?
ダイビングフードはなぜ必要なのでしょうか?なぜダイビングフードが必要なのか、詳しく説明します。
体温の低下を防ぐため
ダイビングフード(帽子)をかぶる第一の理由は、体温の低下を防ぐためです。
水中では陸上に比べて約25倍の速さで体温が奪われると言われています。
そのため、体温の低下を防ぐために潜水服を着用します。
しかし、それだけでは不十分です。
体温のほとんどは頭から逃げていきます。
頭部は皮膚が薄く脂肪が少ないため、フードで覆って保温しなければなりません。
体温が下がると、人間は震えることで体温を上げようとします。
その結果、体力が落ち、ダイビングを安全に楽しめなくなってしまうので、頭の保温はとても大切です。
何月からかぶる?
本州の海でダイビングをする場合は、11月から4月まではダイビングフードの着用をおすすめします。
水温が20度以下になったら着用しましょう。
沖縄でダイビングをする場合、一般的には一年中フードをかぶる必要はないと言われていますが、沖縄でも水温が20度以下のときはかぶることをおすすめします。
頭を守るため
二つ目の理由は、頭を守るためです。
海は広いが、岩や器材に頭をぶつける危険があります。
フードをかぶっていれば、クッションの役割をして衝撃を緩和してくれます。
また、クラゲなどの有毒な水生生物から頭を守ってくれます。
さらに、紫外線や海水による頭皮や髪へのダメージも軽減できるのです。
海では思わぬケガをする可能性もあるので、必ずフードをかぶって身を守りましょう。
髪が邪魔にならないように
ダイビングフードをかぶらずに海に入ると、髪の毛が浮いて邪魔になることがあります。
また、髪の毛が視界の妨げになる危険もあります。
ダイビングフードをかぶれば、長い髪も収納でき、快適にダイビングを楽しむことができます。
ダイビングフード選びのポイント
ダイビングフードを選ぶときのチェックポイントを紹介します。
おすすめの商品も紹介するため、あわせて参考にしてみてください。
厚さ
ダイビングフードの一般的な厚さは、2.5mm~3mm程度です。
寒冷地では保温性の高い5mmのフードを着用することもあります。
水温によって適切な厚さを選びましょう。
フード付きベストを選ぶ際は、その上にウェットスーツを着ることを考慮して選びましょう。
サイズ
ウェットスーツやドライスーツ同様、フードにも既製サイズがありますが、できれば自分のサイズにぴったり合うように採寸し、フルオーダーサイズのフードを購入することをおすすめします。
ます。
フードが肌に近いほど保温性が高まり、フードの効果を最大限に発揮できます。
既製品を選ぶ場合は、必ず試着してサイズを確認してから購入しましょう。
インナーにフードが付いたフードベストタイプ
フード付きベストを選ぶ際は、着脱がしやすいかどうかも考慮することをおすすめします。
フードベストタイプは、ウェットスーツの内側に着るインナーにフードをつなげたダイビングフードです。
頭だけでなく体も保温できるので便利です。
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頭から首まで覆うフードタイプ
フードだけなので、フード付きベストに比べると保温性は劣るが、着脱はしやすいといえる。
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キャスケットタイプ
通常のニュースボーイ・キャップと似た形をしているが、水中で固定するためのバンドが付属している。
フードの圧迫感が苦手な方に最適です。
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フードベスト用ファスナー・マジックテープ付
フードベストタイプは頭と胴体がつながっている形状なので、特に着脱が難しいです。
肌に密着して保温性を高めるため、自分で脱ぐのが難しい場合もあります。
着脱のしやすさを重視するのであれば、フロントやサイドにファスナーやマジックテープが付いているタイプをおすすめします。
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ダイビングフードをかぶって安全にダイビングを楽しもう
ダイビングフードをかぶることで、頭から熱が逃げて体温が下がるのを防ぎます。
また、水中生物によるケガや紫外線によるダメージからも守ってくれます。
そのため、安全なダイビングには欠かせないアイテムといえます。
種類や厚みもいろいろあるので、水温に合わせて選びましょう。