メガネを長時間掛けていると、耳の上や後ろ側が痛くなるという経験がある方も多いでしょう。
そこで、メガネを掛けていて耳が痛くなる原因と対処方法について解説します。
メガネを掛けていて耳が痛くなるのはなぜ?
メガネを掛けていて耳が痛くなるのはなぜなのかを解説します。
1.テンプルの先端が耳の位置と合っていない
テンプルの先端が耳の位置と合っていないことが、耳が痛い原因です。
テンプルの長さが短い場合、テンプルの曲がり始めが耳よりも前になります。
本来なら耳の後ろに来る先端部分が耳の上に乗る形になるため、痛みを感じるのです。
テンプルの長さが長すぎる場合、テンプルの曲がり始めが耳よりも後ろになります。
テンプルの曲がりが耳に沿っていないため、耳で支える形にはなりません。
先端を内側に曲げてピンポイントで固定せざるを得ないので、耳の後ろが痛くなります。
2.テンプル先端の角度が合っていない
テンプル先端の角度が合っていないことが、耳が痛くなる原因です。
テンプルの先端の曲げ方はゆるやかにも鋭くもできます。
角度が浅すぎると、耳の上に乗っているだけになります。
しっかり曲げるとメガネがずれにくくなりますが、曲げの角度が合わないと耳が痛くなるでしょう。
テンプルの先端を曲げるときは、耳の後ろに沿わせるように少し内側にカーブさせるのがおすすめです。
曲げの角度が合っていても、内側に入り過ぎてしまうと、耳の後ろに食い込み痛くなります。
3.耳だけに負担がかかっている
耳だけに負担がかかっていることが耳が痛くなる原因です。
メガネは本来鼻と両耳で正しい位置に固定するものです。
鼻できちんと支えられないと、耳だけに負担がかかります。
メガネによって重心の位置が異なり、鼻と耳で均等に支えられる位置に重心があれば痛みが出にくいです。
レンズが重いものや、フレームが分厚いものなどは、鼻の側に重心が偏っています。
鼻でメガネをしっかり支えられないため、耳に負担がかかるのです。
耳が痛いときの対処方法は?
この段落では、耳が痛いときの対処方法について解説します。
1.メガネ店で調整してもらう
耳が痛いときの対処方法として、基本はメガネ店で調整してもらうです。
耳が痛い原因によって調整の仕方が異なるため、原因に合う調整が必要です。
耳が痛い原因が鼻パッドやメガネの重心にあることも考えられます。
全体のフィッティングをチェックしてもらうことが大事です。
メガネを購入した店舗なら、無料で調整してもらえるほか、他店で購入したメガネでも無料で調整してもらえる場合があります。
2.テンプルに対策グッズを付ける
テンプルの先にクッション性のあるカバーを付けると、テンプルの硬さや食い込みは軽減できます。
筒状のカバーをテンプルの先に通すだけで対処できるでしょう。
先端の角度を変えずに、カバーを付けることでフィット感を向上させるます。
ただし、テンプルの形や長さが変わるわけではないので、根本的な解決にはなりません。
カバーを付けるだけでは痛みが軽減しない場合もあります。
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自分でメガネの調整をすることは可能?
耳が痛いだけでも原因は複数考えられ、1カ所直すだけでは解決しない場合もあります。
メガネの調整は、ネジを締めたりゆるめたりするのも含め、力のかけ具合が難しいです。
特にテンプルの先端を曲げ伸ばしする場合、力を入れすぎると折れてしまいかねません。
耳の形にフィットさせる場合、自分自身で耳に掛けた状態を確認するのは無理があります。
細かい調整をする場合は、プロに任せることが大事です。
快適な掛け心地のためにフィッティングをチェックしよう
耳が痛い、鼻が痛いなど掛け心地が悪いと感じるときは、メガネ店でフィッティングを確認してもらうことが大事です。
応急処置として、カバーを活用しながら対処法を検討しましょう。