入浴介護ができないとき、仕方ないと思っていても、「頭や髪のニオイ・ベタつき」は気になるもの。
汚れやニオイが残っていると不快に感じ、さっぱりしたいものです。
そんな時に使えるのが、ドライシャンプーという商品。
服を着たまま髪を洗う方法です。
髪と頭皮をケアできるシャンプーで、高齢者の介護や看護に使われています。
そこで、ドライシャンプーの使い方とおすすめ商品を紹介します。
ホームヘルパー2級(訪問介護員2級養成研修課程修了)。
訪問・デイサービス・介護施設を見てきた経験あり。
家族の介護経験も活かして記事を作ります。
ドライシャンプーの使い方
スプレータイプや泡タイプなど様々な種類がありますが、使い方は簡単。
以下はドライシャンプーの具体的な使い方です。
2. ドライシャンプーを髪につける
泡の場合は手に取り、髪と頭皮になじませる
スプレーの場合は、髪に直接吹きかける
3. 髪と頭皮によくなじませ、指の腹でマッサージしながら洗う
クシでとかすこともできる
4. 濡れタオルで髪と頭皮をよく拭き、タオルかドライヤーで髪を乾かす
なお、ドライシャンプーの基本的な使い方は上記のような流れですが、使用する製品の説明書に従ってください。
ベッドで使用する場合は、枕が汚れないようにタオルを敷いておくとよいでしょう。
拭き取り用のタオルは、柔らかいフェイスタオルなど、温かく濡らしたタオルの使用をおすすめします。
介護におすすめドライシャンプー4選
ここからは、介護におすすめのドライシャンプーを紹介します。
ハビナース お湯のいらない泡シャンプー
さまざまな介護用品を扱うハビナースのドライシャンプー。
商品のキャッチフレーズは「ホームケアの新習慣、介護から生まれたクリーンケアシリーズ」。
ホームケア向けの商品なので安心です。
泡タイプのドライシャンプーです。
適量を手に取り、髪になじませます。
フローラルの香りで、汚れもニオイも落とします。
また、コンディショニング成分配合で、なめらかな仕上がりが期待できます。
泡が髪や頭皮に吸着して汚れを浮き上がらせるため、マッサージした後はタオルでしっかり拭き取りましょう。
スティーブンノル ニューヨーク ドライシャンプー N
余分な皮脂を吸着する植物由来のパウダーが特徴です。
マスキング力のテストでは、汗のイヤなニオイを抑えることができまs。
香りが多く残るタイプなため、髪にいい香りをつけたい人にぴったり。
「石鹸の香りが心地よい」「ずっと嗅いでいたい」など、TPOを問わず清潔感のある香りが人気です。
頭皮に当たったときの清涼感と、強い噴射力で、さっぱりしやすいと好評。
小さなスプレーサイズなため、バッグに入れて持ち運びも便利です。
フレッシィ ドライシャンプー スプレータイプ
爽やかな香りが特徴です。
頭皮と髪全体に数回スプレーし、頭皮をマッサージした後、乾いたタオルで拭き取ります。
拭くときに速乾性のタオルを使うとよいでしょう。
フレッシュケア ドライ シャンプーシート
使い方は、シートを髪と頭皮に貼って拭き取るだけ。
スプレータイプや泡タイプよりも使いやすく、ラベンダーの香りが特徴です。
ドライシャンプー使用上の注意
ドライシャンプーはあくまでもお風呂に入れない時の代替品です。
衛生管理や清潔を保つためには、お風呂に入って「洗い流す」のが一番です。
使い続ける場合は、時々洗い流してください。
拭き取り不要の製品もありますが、湿らせたタオルで拭くとより清潔になります。
使うときはゴシゴシこすりすぎないように注意し、やさしくマッサージします。
身体拭きも取り入れる
お風呂に入れない人のための介護用品として「からだふき」があります。
その名の通り、体を拭くためのボディシートです。
洗い流し不要の洗浄剤もあります。
介護用には、ドライシャンプーと身体拭きがあると便利でしょう。
介護用・災害時用にドライシャンプーを持っておこう
服を着たまま髪を洗う方法として、ドライシャンプーの使用がおすすめです。
ドライシャンプーにもいろいろな種類がありますが、基本的に使い方は同じです。
介護用だけでなく、いざという時のために一家に一本持っておくと良いでしょう。