コーンスネークは共食いはしないのかなど、多頭飼いについて疑問や不安を抱く方もいるでしょう。
基本的には、コーンスネークは1匹ずつ分けて飼い、繁殖させるときのぺアリングの間だけ同じゲージにするというのがおすすめです。
そこで、コーンスネークの多頭飼いがおすすめできない理由や、共食いするのかどうかを解説します。
コーンスネークは共食いする?
蛇のなかには、多頭飼いすると共食いの危険性がある種類もいます。
しかし、コーンスネークは共食いしません。
コーンスネークは哺乳類食と呼ばれる蛇です。
哺乳類餌しか餌だと思わないため、コーンスネークを多頭飼いしていても、共食いになる可能性はことはないでしょう。
ただし、コーンスネークを多頭飼いをしていて、他のコーンスネークが食べている餌を反対側から飲み込もうとして、相手の蛇ごと飲み込んでしまうケースがあります。
自分と同じサイズの蛇が飲み込めないため、飲み込もうとしたほうも、飲み込まれたほうも命を落とします。
このようなミスで命を落とすことがないよう、餌を食べる時は別のゲージにして、餌を食べて落ち着いてから同じゲージに落とすのがおすすめです。
コーンスネークも多頭飼いはおすすめできない
コーンスネークの多頭飼いはメリットがないため、おすすめできません。
多頭飼いしたい理由としては、コーンスネーク同士の関係を観察したい、省スペースで飼いたい、繁殖したいなどが挙げられるでしょう。
しかし、いずれも飼い主さんの目的は果たせないといえます。
●省スペースで飼えない
●繁殖するなら別のケージで
それぞれ詳しく紹介します。
多頭飼いしても行動は変わらない
コーンスネークは単独行動する動物であり、群れることはありません。
目が悪く、他の個体には興味がないため、触れ合っている姿も見られないでしょう。
たまにとぐろを巻いているコーンスネークの上を他のコーンスネークが乗り越えることがありますが、決してコミュニケーションを取っているわけではありません。
省スペースで飼えるのか
コーンスネークは、単独飼育でも省スペースで変えることが特徴です。
複数のコーンスネークを同じゲージで飼育する際、単独飼育で使うよりも広いゲージを用意しなければなりません。
多頭飼いをしても、1匹ぶんの広さで2匹を変えるわけではないため、省スペースにするのは難しいでしょう。
繁殖する場合も多頭飼いのメリットは得られない
繁殖をする際、オスとメスは分けて飼育します。
普段から同じケージで飼うのではなく、発情してから一時的に同じゲージにしたほうが成功する確率が高いためです。
特にメスは産卵で体力を消耗するため、別のゲージでケアをしなければなりません。
つまり、コーンスネークを多頭飼いしても、観察していて特に変化はなく、省スペースで飼えない、繁殖させやすいわけでもないなど、メリットはほとんどありません
コーンスネークは多頭飼いするなら慎重に
コーンスネークの多頭飼いはメリットがないだけで、NGなわけではありません。
コーンスネークは共食いしないものの、餌を食べる際に命に関わるトラブルが起こることがあります。
コーンスネークを多頭飼いしたい時は、餌を与える際に別のゲージに移せすことが大切です。
コーンスネークの個体の健康状態や、性格を見極めたうえで、難しい場合には完全に別のケージで飼育することも念頭に置いておきましょう。
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