チランジアは葉から養分や水分を吸収し、土なしでも育つことからエアプランツと呼ばれることが多いです。
エアプランツチランジアの上手な育て方や、飾り方について解説します。
チランジアの種類について
チランジアには600以上の種類があり、大きくエアタイプとタンクタイプに2つのタイプに分かれます。
樹木等に着生し、根だけでなく葉からも水分を吸収して育つのがエアタイプ、根から水を吸収し、株元のふくらみに水を貯めて成長するのがタンクタイプです。
エアタイプのチランジアが一般的にエアプランツと呼ばれるもので、エアタイプのチランジアも葉の色により銀葉種と緑葉種に分けられます。
銀葉種は、葉の表面をトリコームという無数の白い細かい毛が覆っており、トリコームは雨や霧などによって葉の表面についた水分を効率良く吸収するためのものです。
トリコームが多い銀葉種は明るい場所と乾燥を好み、トリコームが少ない緑葉種は強い光が苦手で、水があるところを好みます。
エアプランツチランジアの基本的な育て方
・明るい場所を好むが直射日光は避ける
・風通しの良い場所で育てる
→特に梅雨時期や夏場は蒸れに注意
・30度以上の高温になる場所には置かない
・水やりは霧吹きを利用
→週に2回程度、葉からしっかり水を吸わせたあと乾かす
・1カ月に2回程度はソーキングを行う
→ソーキングは容器に水を張り、底にエアプランツを浸すこと
エアプランツチランジアを育てるコツ
冬は暖かい場所、夏は暑くならず風通しの良い場所を選んで置きます。
冬は5度以上、窓辺を避け、エアコンの風が直接当たるのも防ぐことが大切です。
夏場の適温も20度前後にしましょう。
また、株分けで増やせるので、子株はできてすぐに外さず、親株の3分の2ほどの大きさになってから使います。
エアプランツチランジアの飾り方6選
①小さな容器に立てて飾る
株元を固定しやすい口が小さい容器に立てる方法です。
②かごの上に並べて飾る
網目が粗い方が、網目に株元を固定しやすいでしょう。
③流木と組み合わせる
穴を開けてワイヤーで株元を固定します。
④ガラスの器に入れて飾る
複数のガラス容器をハンギングして中に飾っても良いでしょう。
⑤ワイヤーで作ったオーナメントの中に入れて吊るす
⑥風通しと日当たりを意識すれば、どんな飾り方でも自由にできる
エアプランツチランジアを上手に飾ろう
土を使わず、水やりも頻繁にやらなくて良いエアプランツなら、一人暮らしや出張が多い人でも育てやすいです。
エアプランツチランジアを部屋に飾って楽しんでみましょう。