チンチラの元気がないと思って体に触れると、お腹が張っていると感じることがあります。
チンチラのお腹が張ってるときには、腸閉塞になっている可能性があるため注意しなければなりません。
チンチラが腸閉塞になっているときには、早めに処置をしなければならず、緊急手術になることもあります。
そこで、チンチラの腸閉塞の症状や、手術の費用など詳しく解説します。
チンチラの腸閉塞とは?
チンチラの腸閉塞は、異物や毛球を飲み込んでしまうことによっております。
急激に水やガスが溜まり、お腹が張ります。
腸閉塞は、グルーミング・ブラッシングを適切に行えていないことが主な原因です。
しかし、カーペットや固まるタイプのトイレ砂、そのほかの異物を誤飲することによって起こることもあります。
チンチラ
の腸閉塞の症状
チンチラの腸閉塞の症状は、急に出ます。
腸閉塞の症状としては、以下が挙げられます。
●動かない
●便が出ない
●便が減った
●歯ぎしりをする
●お腹が張っている
●腹痛が原因で背中を丸める
チンチラの食欲に波があることは、問題ではありません。
ただし、1日から2日以上、餌を食べないのは、大変危険な状態です。
チンチラが餌を食べない状態になっていると、命にかかわる可能性が極めて高いです。
毎日の餌の量は、しっかり確認しましょう。
チンチラは異変に気付きにくい
犬や猫と比較してチンチラは我慢強く、痛みを堪えていても気づきにくいです。
歯ぎしりをしていたり落ち着かない様子になっていたりするときには、お腹が痛い可能性があります。
嬉しいときにも歯ぎしりをしますが、強い歯ぎしりをしているときには腹痛のサインだと判断できます。
普段から排泄物も観察する
チンチラの、糞の状態も観察します。
食欲に波がある場合は、便が通常通りに出ますが、腸閉塞により食欲がなくなっているときは、便が小さくなったり、ほとんど便をしなくなります。
毎日トイレ掃除をするときに、便の量や大きさも観察しましょう。
チンチラの腸閉塞の治療方法
チンチラを動物病院に連れて行き、血液検査やCT検査、レントゲンで腸閉塞の可能性があるときには、すぐに治療をしなければなりません。
鎮痛剤を使ったり、全身麻酔で外科手術をしたりします。
輸液
通院でできる皮下輸液や、入院で行う静脈輸液があります。
皮下輸液は、短い時間で抗生物質や栄養投与を行います。
どちらがチンチラの症状に合っているのか、獣医師と相談しながら決めましょう。
強制給餌
腸閉塞が原因でチンチラが自分で餌を取れない場合は、消化管の運動が急激に低下するため、数時間おきに強制給餌をしなければなりません。
また、抗生物質も投与する必要があります。
手術
手術は、全身麻酔で開腹手術をします。
腸に詰まっているものを取り除いたり腸マッサージ季節マッサージすることもあります。
チンチラの全身麻酔は、犬や猫と比較してリスクが高くリスクが高いです。
しかし、調整その場合は、手術をしないという手術を避けられる避けられる可能性は、低いため、かかりつけの病院でしっかりと相談しましょう。
チンチラの腸閉塞の手術費用
手術費用は、動物病院ごとに異なるためかかりつけの病院で確認する必要があります。
しかし、チンチラと同じくらいの大きさで腸閉塞になりやすいウサギの場合、開腹手術の相場は約10万円とされています。
高額な費用が掛かるという理由で治療を断念することがないよう、ペット保険に加入する、チンチラのための貯金をするといったことが大切です。
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チンチラの腸閉塞の予防方法
チンチラの腸閉塞は、誤飲しそうな物を置かないことが大切です。
チンチラは、カーペットや紐などをかじって飲み込むこともあります。
また、チンチラのトイレに猫砂を使わないことも大切です。
ただし、ビニール性や吸水ポリマーが入ったペットシーツを使う際にも、誤飲しないように専用のトイレセットを使いましょう。
また、腸閉塞の予防として最も重要なことは、毛球を飲み込まないようにすることです。
普段から、ブルーミングやブラッシングをしましょう。
なお、毛玉が固まって付いているときには、ハサミで切り取ることは厳禁です。
皮膚を傷つけたり、命に関わるような大けがをさせたりする危険があるため、絶対にやめましょう。
グルーミングコームを使って毛玉が取れないときには、動物病院で毛玉を取る処置をしてもらうことも可能です。
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チンチラの腸閉塞の症状を見逃さないようにしよう
チンチラは、腸閉塞だった子も病気になっても症状が表に出にくいです。
お腹が張っていたり元気がなかったりする時など、少しでもいつもと違うときには、様子を見ずに動物病院を受診することが大切です。
1日、2日様子を見ただけで、命を落とすリスクがあります。
普段からチンチラとコミュニケーションをとり、よく観察して、少しでも異変があったときにはすぐに対応しましょう。