アマガエルをペットとして飼う場合、餌をどうするか悩む方も多いでしょう。
アマガエルは生餌を与える必要があるため、ペットショップで購入するか、自然下にいる昆虫を捕まえなければなりません。
自然下の昆虫を捕まえたい場合には、バッタがおすすめです。
アマガエルはバッタを好んで食べるほか、バッタは管理しやすく、アマガエルを攻撃することもありません。
しかし、食べられる部分が少ないことや、すぐに死んでしまうなどのデメリットもあります。
そこで、アマガエルにバッタを与えるメリット、注意点を紹介します。
アマガエルにバッタを食べさせるメリット
アマガエルは、バッタを食べる生き物です。
まずは、バッタのメリットから見ていきましょう。
バッタは捕まえやすい
バッタは、5月〜10月とまでの期間捕まえられます。
バッタの成虫は飛び跳ねるといった動きはしますが、簡単に捕まえられます。
バッタの幼虫は素手で捕獲すると潰れてしまう可能性があるため、網を使用して捕まえましょう。
バッタはアマガエルを攻撃しない
生餌は、アマガエルを攻撃することがあります。
特にコオロギは攻撃力があり、アマガエルを傷付けるリスクがあります。
コオロギは雑食性で、アマガエルを餌の対象として見ることがあるためです。
バッタは草食性の昆虫であり、アマガエルを攻撃すること、アマガエルを餌だと捉えることはありません。
さらに、アマガエルが噛みついた段階で瀕死の状態になるため、反撃することもないでしょう。
バッタは飼育管理しやすい
アマガエルに生餌を与える場合、餌になる昆虫そのものを飼育管理しなければなりません。
例えば、コオロギを与える場合は、コオロギに対して野菜だけではなく動物性タンパク質を与えなければならず、温度や湿度にも注意が必要です。
バッタは、捕まえたところに生えていた草と一緒にケースに入れて、霧吹きで水を与えるだけで良いため、飼育管理しやすいことがメリットです。
さらに、バッタは生命力があり、飼育管理の手間がかかりません。
なお、ミルワームも飼育管理の手間がかからないためおすすめです。
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アマガエルはバッタを食べるがデメリットもある
アマガエルはバッタを食べる生き物ですが、バッタを餌にすることにはデメリットもあります。
アマガエルが食べられる部分が少ない
バッタは細長く、食べられる部分が少ないです。
そのため、アマガエルの餌にする場合には、コオロギよりも量が必要になります。
さらに、バッタは水分が少なく栄養素も低いため、バッタのみで育てるのは難しいでしょう。
アマガエルが捕まえられない
バッタは動き回り壁を登ったり、飼育ケージの蓋に移動したりします。
アマガエルが捕まえられず、餌にならないこともあります。
水場で溺死することがある
アマガエルの飼育ケージの中にバッタを入れておく場合は、水でバッタが溺死することがあるため注意しましょう。
バッタは泳ぎが得意なわけではないため、葉っぱや木の枝などがなければ水場でパニックになり、溺死することがあります。
動かない昆虫はアマガエルが餌だと判断する可能性が低いため、水場が多いレイアウトにしている場合には、バッタ以外の生餌がおすすめです。
アマガエルに間違えてキリギリスを与えないように注意
草むらにいる昆虫としては、バッタのほかにカマキリ、キリギリスなどが挙げられます。
特にキリギリスはバッタと似ていますが、顎の力が発達しており、アマガエルを餌だと判断して攻撃します。
大きな体のアマガエルであれば捕食されることはないものの、噛まれると病気になることがあるでしょう。
さらに、アマガエルは昆虫を丸呑みします。
キリギリスは内臓を噛む力が強いため、アマガエルの命に関わります。
キリギリスは触覚が長いことが特徴です。
バッタと間違えないように注意しましょう。
アマガエルはバッタを食べる!たまに与えるのがおすすめ
アマガエルバッタの食べるため、たまに連絡して与えると良いでしょう。
バッタは捕まえやすく、アマガエルを攻撃しないことがメリットです。
また、飼育管理の手間もかからず、アマガエルが好んで食べてくれます。
しかし、水辺が多いレイアウトだと溺死しやすく、栄養として摂取できる部分が少ないことがデメリットです。
また、キリギリスと間違えて与えないように注意しなければなりません。
方コオロギの見た目が苦手な方、自然界で餌になる虫を捕まえたい方は、アマガエルにバッタを食べさせてみましょう。
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