ウーパールーパーは餌を与えれば与えただけ食べるため、”どれくらい食べるの?””与えすぎが心配… “と感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、ウーパールーパーに与える餌、適切な頻度、量、種類について詳しく説明します。
ウーパールーパーに与える餌の量
ウーパールーパーに与える量は「食べられるだけ」です。
赤ちゃんウパ大人のウパも同じです。
食べ残しは水を汚す原因になるため、与えてから30分~1時間経過しても食べ残しは取り除き、次回は量を減らしてみましょう。
また、一部の与えたら与えただけ取ってしまう大食漢のウーパールーパーもいます。
かわいいからと言って与え過ぎると、食べ過ぎて吐く、お腹を壊して下痢をすることもあります。
また、フードの種類や個体によって適量は異なるため、胃のふくらみ具合や便の状態を確認し、観察してから決めましょう。
ウーパールーパーの給餌時間
ウーパールーパーは夜行性であり、日中はほとんどの時間を寝て過ごします。
そのため、普通の生活をしている家族であれば夜、消灯前に餌を与えるのがベストです。
ウーパールーパーが活動しやすい時間帯に与えることで、食べ物の消化を促進します。
ウーパールーパーに餌を与える回数
ウーパールーパーが小さければ小さいほど多く、逆に大きいほど少なくなります。
7cmくらいまでの幼魚期は、成長に必要な栄養がたくさん必要な時期です。
基本的には毎日ウーパールーパーに餌を食べさせましょう。
しかし、ウーパールーパーは消化器官があまり強くなく、何度も与えるとお腹を壊してしまいます。
一日に与える回数は糞の状態を見て決めてください。
一度に食べられる量が増えるため、もう少し大きくなったら与える間隔が多少あいてしまっても大丈夫です。
2~3日に1回、多めに摂取するまとめて与えることも可能です。
なお、体長が15cmを超えたらウーパールーパーとしては立派な成魚。
成長エネルギーを消費する必要がないため、今まで通りの頻度で与え続けると肥満になる危険性があります。
給餌は週に1回でも2回でも構いません。
曜日を決めて与えればわかりやすいでしょう。
ウーパールーパーの体の大きさによって餌の大きさを変える?
ウーパールーパーには歯がない顎の力が弱いため、食べ物は基本的に丸呑みします。
丸呑みするには大きすぎる食べ物は、口に入れても吐き出してしまいます。
そのため、与える食べ物の大きさはウーパールーパーの大きさによって変えてみましょう。
体長が2cmを超える:冷凍ミミズやブラッドワーム(大きすぎて食べられない場合は細かく刻んで与えてみてください)
5cm~10cm未満:人工餌を与える
「ヒカリウーパールーパー」は5cmくらいの個体でも食べられる小粒タイプです。
粒の大きい餌を与える場合は手でほぐして食べやすくしましょう。
ただし、食べ慣れた冷凍フードからいきなり人工餌に切り替えると食べなくなってしまうことがあります。
冷凍エサでうまくやりながら、人工餌に慣れさせましょう。
10cm~15cm未満のウーパールーパー
人工餌を無理なく食べることができるはずです。
人工餌が主食になった場合、飼い主としてはコストが抑えられるので助かります。
15cm以上のウーパールーパー
ここまで大きくなると、メダカや金魚など大きな生き餌も食べられるようになります。
人工餌ベースいろいろなものを与えるとウーパールーパーも喜びます。
しかし、生餌を与えすぎると人工餌を食べなくなる可能性があります。
ウーパールーパーの野生食
ウーパールーパーは雑食性で、主に肉食です。
野生では昆虫からエビ、小魚まで様々なものを食べますが、飼育下では体の大きさに合ったミミズや、沈下性の人工餌を与えると良いでしょう。
ウーパールーパーの健康状態
与える餌の種類にもよりますが、水を吸って膨らまないタイプの餌を与える場合は、1日1回同じ量を与えてください。
毎日与えることで、ウーパールーパーの健康状態を把握しやすくなります。
ただし、フードによっては消化に2~4日かかるものもあるため、消化にかかる時間は必ず確認してください。
また、水を吸うと膨らむタイプのものを与える場合は、与えすぎに注意しましょう。
体長、体重、腹部の張り、食べるスピード、糞の状態などを注意深く観察し、個体ごとの適量を見極めましょう。
ウーパールーパーの給餌は個体に合わせる
ウーパールーパーの成長段階や個体ごとに給餌の種類、量、頻度を変えていく必要があります。
食べ物をきちんと飲み込んでいるか、食べ過ぎで胃を痛めていないか。
毎日を注意深く観察しながら、ウーパールーパーに合った食事の種類量や回数を判断するようにしましょう。