リスザルはトイレのしつけが難しい?餌や価格など飼育のポイント

リスザルはトイレのしつけが難しい?餌や価格など飼育のポイント

リスザルは、ニホンザルなど他のサルに比べると攻撃性が少なく飼いやすいのですが、犬や猫のように飼育が難しい動物です。

そこで、リスザルはトイレのしつけができるのかや、価格や餌など飼育するうえで重要なポイントを紹介します。


リスザルはトイレのしつけが難しい理由

リスザルと暮らす上で一番難しいのは、トイレのしつけが出来ていないことによる臭いの問題です。

知能が高いので覚えやすいイメージはありますが、動き回りながら生活する習性があるため、決まった場所のトイレを覚える必要はありません。

そのため、ケージから部屋に出るときは紙おむつを使いますが、これを嫌がる個体も多く、糞尿の始末が大変になります。

排泄物が体についていても平気なリスザルは、衛生的に生活させるのに手間がかかるといえます。

リスザルは噛むことがある

群れで生活するリスザルは、犬と同じように家族内での順位があります。

飼い主を自分より下だと思っていると、嫌なものに噛まれることもあるので要注意。

ちなみに、噛むことは彼らにとって自然な行為なので、しつけでやめさせることは難しいです。

万が一噛まれた場合、ケガをするだけでなく、感染症にかかる可能性もあるので注意が必要です。

エイズやエボラ出血熱などの病気は、サルから人間に感染したものです。

一方、インフルエンザなどは飼い主からリスザルに感染することもあります。

このような理由から、まず動物病院で感染症の検査をしてもらうのがよいでしょう。

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リスザルは何を食べる?主な餌とは

餌はリスザル用のペレットを主食とし、野菜や果物などの植物性タンパク質と煮干しや肉類などの動物性タンパク質をバランスよく与えましょう。

野生の個体は昆虫やトカゲを食べるので、入手できれば喜んで食べてくれます。

コオロギやミールワームも生き餌として売られているので、年間を通じて入手は容易です。

リスザルの価格と販売している場所

一般のペットショップで売られているリスザルの価格は40万円から60万円。

ペットのなかでも高価な部類に入ることに加え、実際に飼うとなると、大型のケージやライトなどの設備が必要で、医療費も高額になる。

金銭的な準備も必要です。

また、サルを診察できる動物病院は非常に少ないのが現実です。

初診の内容に納得できなくても、他の病院でセカンドオピニオンを受けることができないのも、リスザルの飼育が難しい理由の一つです。


リスザルはトイレのしつけができない!生態を理解して飼おう

リスザルの性格は個体差がありますが、全体的には好奇心旺盛な個体が多いです。

好奇心が旺盛ということは人懐っこいということでもあります。

やんちゃな個体も多いので、きちんと躾をしないといろいろなトラブル(問題)を起こす可能性が高いです。

トイレのしつけをはじめ、リスザルの特徴を理解して飼いましょう。

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