“オリックス銀行（株式会社オリックス銀行）”は、東京都港区に本店を構えるオリックスグループの銀行です。
ただし、銀行とはいえ、いわゆる銀行の支店はありません。
また、オリックス銀行は不動産会社とのつながりが強いことから「不動産投資ローン」に特化した銀行でもあり、不動産投資に興味がある方から注目されています。
そこで、オリックス銀行の特徴や金利タイプ、申し込みから利用までの流れを紹介します。
オリックス銀行の4つの特徴
オリックス銀行が提供する不動産投資ローンについて見ていきましょう。
また、不動産投資ローンの借入期間（返済期間）、金利、審査方法についても紹介していきます。
オリックス銀行の特徴1：融資期間が最長35年
オリックス銀行の不動産投資ローンの融資期間は最長35年ですが、35年という年数は不動産投資ローンとしては一般的な年数です。
しかし、公式サイトには掲載されていませんが、若年層向けの不動産投資ローンも取り扱っており、お試し融資期間は45年となっています。
借り手の年齢や年収、物件の構造、築年数などによって制限されることもあるため、融資期間は必ずしも最長とは限らない。
オリックス銀行の特徴2：比較的低金利
オリックス銀行は不動産投資ローンに強みがあるためか、同種の金融機関が提供する不動産投資ローンの中では比較的金利が低いという特徴があります。
特にオリックス銀行の不動産投資ローンの場合、上限金利が低く、金利も低めに設定されています。
不動産投資ローンの利用条件はエリアが限定されるなど厳しいですが、オリックス銀行が他と比べて低金利であることから人気があります。
オリックス銀行の特徴3：金利が3種類ある
オリックス銀行の特徴として、不動産投資ローンで選択できる金利が主に「変動金利型」と「固定金利期間特約付変動金利型」の2種類あることが挙げられます。
この「固定金利期間特約付変動金利型」の中には、3年固定金利特約型と5年固定金利特約型があり、合計3種類の金利から選ぶことができます。
不動産投資ローンの返済計画に合わせて、最もよいと思われる金利を選択すると良いでしょう。
金利タイプ：変動金利型
オリックス銀行の不動産投資ローンの変動金利は、年2回金利の見直しを行い、毎年4月1日と10月1日を基準日として新しい金利が適用されます。
変動金利ということは、返済開始時に比べて金利が低くなったり高くなったりする可能性があるということです。
ただし、金利が上昇した場合でも、当初5年間（お借入後5回目の10月1日から12月まで）は同じ返済額で金利を変更することで金利調整を行います。
金利タイプ：3年固定契約タイプ
3年固定金利型は、「変動金利型固定金利期間特約付金利タイプ」の一つで、変動金利型でありながら金利を固定する特約期間を設けた金利を指します。
3年固定金利タイプは、3年間は特約により金利が固定されますが、3年経過後は特約がなくなり、変動金利タイプに切り替わります。
当初固定期間を3年に設定した場合、期間内に変動金利型に変更することはできませんのでご注意ください。
金利タイプ：5年固定契約タイプ
変動金利ではなく、固定金利を利用したい場合、オリックス銀行の不動産投資ローンを利用するのであれば、この「5年固定特約タイプ」を選択すべきです。
特約期間を過ぎると変動金利型になりますが、5年間は金利が固定されます。
オリックス銀行の特徴4：評価方法は積算価格
オリックス銀行の特徴として、物件の評価方法が主に「積算価格」であり、収益性による評価方法ではないことが挙げられます。
「積算価格」とは、土地の現在の評価額と建物の評価額を合計したものです。
ただし、物件によっては “収益還元評価法 “で評価する場合もあります。
オリックス銀行ならではの強みやメリットは？
オリックス銀行は、長年にわたり一貫したスタンスで融資を行ってきました。
これはオリックス銀行ならではの大きな強みです。
これまでスルガショックやコロナショックの影響を受けましたが、事業縮小や撤退という選択肢は取っていません。
これまで培ってきたノウハウや経験を生かし、慎重に対応策を検討しながら融資を続けています。
また、オリックス銀行の不動産投資ローンは審査に定評があります。
ローンが組めるかどうかは購入を決める重要な要素なので、早めに結果を伝えることが大切です。
オリックス銀行の不動産投資ローンを利用するまでの流れ
最後に、オリックス銀行の不動産投資ローンを利用するまでの流れを紹介します。
相談受付
ホームページから相談受付後、オリックス銀行担当者より電話またはメールで連絡がきます。
事前審査・審査結果の案内
申込みの際、相談内容に応じて事前審査を行います。
場合によっては、担当者から質問や書類の準備を求められることもあります。
事前審査終了後、審査結果や正式な手続きについて電話がきます。
借入手続き
正式な借り入れ手続きは、オリックス銀行のローンプラザで行います。
正式な借り入れ手続きが完了したら、本審査に進みます。
本審査は借入申込書と提出書類をもとに実施されます。
融資決定・契約
審査に通過すると融資が決定します。
融資決定後、契約となり、オリックス銀行の不動産投資ローンが利用できるようになります。
借入れ
手続きが完了すると、オリックス銀行から融資金が振り込まれます。
対象不動産に、オリックス銀行を権利者とする第1抵当権が設定されます。
金利は借入時に適用されますので、必ず事前に確認してください。
オリックス銀行の不動産投資ローンを検討しよう
オリックス銀行では不動産投資ローンを取り扱っています。
審査スピードには定評があり、コロナショックの影響でも撤退や縮小はありませんでした。
このような強みやメリットがあり、積極的な利用を検討する価値のある商品といえます。
また、投資用物件の購入から借り換えまで利用できるため、幅広いニーズに応えられる商品でもあります。
しかし、「不動産投資で儲けたい」「投資を始めたいけど、どこに相談したらいいかわからない」という方も多いのではないでしょうか。
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