犬の肉球が傷ついたときの対処法と予防法

犬の肉球が傷ついたときの対処法と予防法

犬の肉球とは、クッションと同様の役目を果たしており、飛び降りた際や歩いた際など足の関節や骨にかかる衝撃を和らげるための重要な部分です。
犬の肉球お手入れする方法や、傷がついた場合、病気が疑われる場合の対処法について紹介します。

犬の肉球の手入れ方法

犬の肉球は汗で湿っており地面にの汚れがつきやすいため、散歩から帰宅した際や家の中を歩き回った際、就寝前などは肉球の手入れをすることが大切です。
適度に湿らせたタオルや、タオルのペット用のウエットシートなどを使用して汚れを拭き取ります。

犬の肉球の怪我を放置すると大きな病気につながる場合もあるため、十分に注意が必要です。
犬の肉球が傷ついている場合や怪我をした場合の対処法と注意点を紹介します。

犬の肉球についた傷の手当て方法

汚れが肉球の間に入った状態では肉球が炎症を起こしてしまう可能性があるため、十分に注意しましょう。
肉球ケア肉球の手入れ専用の除菌スプレーや洗浄剤なども販売されており、ペット用製品を使用してタオルで拭き取るケア方法も有効です。

水気をしっかりと除去した後は、肉球専用の保護クリームを使用し、乾燥予防や怪我の予防をしてあげましょう。

犬が肉球に怪我をした場合、犬が舐めてしまうことが多いです。
唾液には抗菌効果があると考える飼い主も多いですが、抗菌効果以上に雑菌が多いため、すぐに止めさせます。

傷がついた直後であれば消毒液などををコットンに含ませ、傷口に当てて対処しましょう。
傷口から細菌が侵入しやすくなっている状態であるため、傷が治るまでの間は散歩に行かせず家の中で遊ばせます。

大きな怪我をした場合には、動物病院で処置をしてもらうことが大切です。
犬種によっても異なり、大型犬の場合は肉球に体重がかかるため傷の治りが遅くなる傾向にあります。

細菌による傷の感染や症状が悪化することを予防するためにも、正しい処置を行いましょう。

犬が肉球を舐めてしまう場合の対処法

犬が肉球を舐めてしまう
犬が肉球を舐めてしまう原因は、自分で手入れを行っていることが一般的であり、傷がなければ特に問題のある行為ではありません。
しかし、何度も肉球を舐めていたり、長時間舐めていたり、足を噛んだりなどの行為が見られる場合には注意しましょう。

指や肉球の間に傷がついてしまい、炎症を起こすと痒みや痛みにつながります。
肉球の舐め方など、日ごろと異なる様子が見られる場合には、肉球を確認してあげましょう。

また、犬の舌の表面には凹凸があるため、長時間舐めているのを放置しておくと皮膚に傷をつけてしまうなど、皮膚トラブルの原因になる可能性があります。

舐めている状態を放置しておくと、大きな病気につながってしまうケースもあるのです。
犬の健康を維持するためにも、飼い主は犬の様子をの状態を常にチェックし、正しいケアをすることが非常に重要だといえます。

犬の肉球の状態によっては病気が疑われることもある

傷がある上に痙攣を起こしているのであれば、破傷風の可能性があります。
破傷風とは、土の中に含まれる破傷風菌が肉球の傷から侵入することによって起こる感染症の一種です。

傷の大小にかかわらず侵入する可能性があり、感染症を引き起こすと全身に痙攣やこわばりなどが起こり、最悪の場合は呼吸困難に陥り命に関わる状態になります。

細菌感染がわかった場合には動物病院で血清の投与を行い、治療をするほかありません。
命に関わる病気につながる可能性もあるため、肉球に傷がついている場合には適切な処置をしたうえで、しっかり様子を見ることが重要です。

犬の肉球の傷を予防しよう

細菌感染症は非常に重い病気ですが、動物病院でワクチンを接種している場合には予防することも可能です。
1度のワクチンの接種で永久に効果が持続するわけではないため、毎年ワクチンを接種することが重要になります。

しかし、そもそも傷がつかないよう、日頃から肉球の手入れをすることも大切です。
肉球をケアするペット用品はたくさん販売されているため、清潔に保ち、傷を予防するためにも肉球ケアグッズを活用しましょう。

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