掛け心地の良いメガネを選ぶためには、フレームだけでなくテンプルにも注目する必要があります。
そこで、テンプルの役割や、選ぶときに注意するポイントなどについて解説します。
メガネのテンプルとは何?
テンプルとはメガネのつるのことであり、丁番と耳の間にある長い部分です。
メガネは鼻と両耳の3点で支えることで、決まった位置に固定できます。
テンプルは、両方の耳に掛けることでメガネの重量を支える重要なパーツです。
先端の曲がり具合や丁番の硬さによって、両耳への力のかかり具合が変わり、メガネの掛け心地を左右するパーツです。
メガネを選ぶときにチェックするポイントは?
メガネを選ぶときにチェックするポイントについて解説します。
1.テンプルの長さ
テンプルは、メガネの重さを両耳で支える部分のため、しっかり耳に掛かる長さが必要です。
短すぎると、耳介の上に先端が当たって痛いです。
耳の付け根に沿って先端をカーブさせることで正しい位置に固定できます。
なお、テンプルの長さはサイズ表示を見れば確認できます。
2.テンプルの素材
テンプルはフレームと同素材の場合と異なる素材の場合があり、フレームとテンプルとの関係によって受ける印象が大きく変わります。
テンプルは素材によって太さが変わり、太くなるほどテンプルが目につきやすくなるでしょう。
素材に応じて色も変わります。
フレームとテンプルの色のバランスをチェックする必要があります。
3.テンプルのデザイン
テンプルはさりげなく模様やポイントを入れやすいパーツ。
正面からのデザインはシンプルにしながら、テンプルに遊び心を入れることもできます。
どの程度模様や飾りをつけるかはさじ加減が難しい部分です。
掛けた状態で横からどのように見えるかを確認しましょう。
必要な強度を保ちながら、おしゃれなデザインを施すことが大事です。
丁番部分を閉じたり開いたりして、無理がないかを確認することも必要でしょう。
4.先端の角度
テンプルの先端は、耳に沿わせてカーブさせる必要があります。
十分な長さがあることと耳介のカーブに合う角度になっていることが重要なポイントです。
テンプル先端の角度は、購入の際にフィッティングで微調整する部分です。
直接力を加えて曲げるとはいえ、大きく曲げることは難しいでしょう。
試着時に違和感のないものなら、微調整しやすいです。
メガネ本体だけでなく、レンズの重さも支える必要があるため、自然な角度で耳に掛かるものが良いでしょう。
フィッティングで気を付ける点は?
フレームとテンプルをつなぐ部分の丁番をチェックします。
開きの角度が適正か、片方だけ広がっていないかを確認しましょう。
また、テンプルが水平になっているかどうかを確認するために、横から見たときの傾きをチェックします。
自然な位置に乗っているか、先端のカーブは適性か、耳に正しく掛かっているかをチェックします。
圧迫感がないか、こめかみなど、顔のサイドに食い込んでいないかを見ます。
無理のない力でたたんだり開いたりできるか、ネジの締まり具合が硬すぎたりゆるすぎたりしないかを確認しましょう。
横からの見え方も意識してメガネを選ぼう
メガネは正面からの見た目だけで選びがちですが、周りからは横からの姿も見られています。
横から見ても不自然ではない、おしゃれなテンプルのメガネを探しましょう。
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