小型犬種のなかでも「超」小型といえるほどの小さな体で、愛くるしい大きな瞳を持つチワワ。
日本では2000年代前半にテレビCMをきっかけとして爆発的に人気となった犬種でもあるチワワですが、現在も安定した根強い人気を誇ります。
JKC(ジャパンケネルクラブ:純粋犬種の犬籍登録や血統書の発行などを行う団体)が毎年発表している日本国内での犬種別の登録頭数で見ても上位となっており、チワワの人気の高さがうかがえます。
チワワの子犬を家族に迎えようと考えている人や、新たにチワワと暮らし始めた人に向けて、チワワの特徴や楽しく幸せに暮らす上で知っておきたいポイントを紹介します。
チワワの性格
チワワは動きが機敏で、とても活発です。
また、愛らしい見た目とはうらはらに、勇敢で負けん気の強い面があります。飼い主さん家族には甘えん坊ですが、自己主張が強いので、甘やかしているとわがままになりがち。
子犬の頃から、しっかりしつけることが大切です。
また、体の小ささゆえ、神経質で臆病なところもあります。
苦手なものが多くならないよう、ほめながらいろいろなことに慣れさせましょう。
チワワの性別で性格に大きな違いはない?
ワンちゃんは性別により性格に違いがあるといわれており、オスとメスでそれぞれ以下のような傾向があるといわれています。
オスの性格
・やんちゃでわんぱく
・攻撃性が高い場合が多い
・好奇心が強い
メスの性格
・大人しく賢い
・オスと比べて落ち着きがある
しかし、チワワに関していえば、性別による極端な性格の違いは確認されていません。
性別よりも飼育環境やしつけ方など、後天的な要因の方が性格形成への影響は大きいといえるでしょう。
チワワのしつけ
チワワは賢くて、学習能力が高いので、しつけがしやすい犬種です。
ただし、体が小さくて臆病な性格なので、大声を出したり、暴力的にしつけようとすると飼い主を怖がるようになってしまいます。
悪いことをしたとき、その場で叱ることは大切ですが、「ダメ!」など、短くわかりやすい言葉を用いるのが効果的です。
また、言うことを聞いたときには思いきり褒めてあげることが重要。チワワは褒めることで成長する犬種であるといえるでしょう。
しかし、甘やかしすぎるとワガママに育って、吠え癖や噛み癖が出てしまうこともあります。
まずは飼い主がリーダーであることをしっかり認識させて、よいことと悪いことの分別がつくように、メリハリのあるしつけを行うようにしましょう。
チワワを飼うのに最低限必要な物
チワワを飼うためには、以下の物を準備しましょう。
ケージ
ケージは安息の場所として絶対に必要なものです。長く使うものなので丈夫なものを選びましょう。飛び越えられない高さのものを選ぶことも大切です。
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ベッド
ベッドの形は平らなものより端が少し高いものが良いです。この段差に首をのせて寝るのを好みます。またチワワの快適な室温は25度前後なので、冬に備えてベッドの下にはヒーターを入れてください。夏場はエアコンで温度調節をしてください。
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トイレ
トイレはメッシュカバーつきがおすすめです。子犬はいたずら好きなのでシートをかんでぼろぼろに散らかす事があるためです。
シートは消臭効果のあるものをおすすめします。
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水飲み器
水飲み器はケージにセットできるノズル型が良いです。ケージの中で留守番させるときには便利です。
食器
食器は少し重いものを選んでください。軽いと食べているときに食器がずれて食べにくくなります。
暖かい環境を用意する
チワワは他の犬種よりも被毛が短いので、とても寒がりです。赤ちゃんのときはなおさら注意してあげる必要があり、室温は25度前後をキープするようにしましょう。
チワワに安全な飼育環境にしよう
ほとんどの子犬のチワワには、頭にペコ(別名:モレラ)という頭蓋骨に覆われていない穴のようなものが開いています。
通常、ペコはチワワが成長する過程で閉じていくのですが、中には成犬になっても開いたままのチワワもいます。
チワワの頭部を叩かないことはもちろん、打撲しないよう障害物など飼育環境にも注意が必要です。
またチワワは足の骨が細いため負担をかけないように、フローリングにじゅうたんを敷く、高いところから落下しないように高低差があるものも置かないなど、チワワに安全な飼育環境を整えてあげましょう。
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