青い舌が魅力のアオジタトカゲは、おっとりとした性格と愛嬌のある表情から、近年ペットとして非常に人気が高まっています。
「アオジタトカゲを飼ってみたいけれど、一体どれくらいの費用がかかるんだろう?」と、飼育費用について疑問や不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
特に、毎日の食事にかかる「餌代」は、ランニングコストとして気になるポイントですよね。
また、最初に揃える「初期費用」や、電気代などの月々の「維持費」も、飼育を始める上で把握しておくべき重要な情報です。
この記事では、アオジタトカゲの飼育にかかる費用を徹底的に深掘りして解説します。
1ヶ月あたりの餌代の具体的な内訳から、ケージや保温器具などの初期費用、そして毎月の電気代や消耗品にかかる維持費まで、リアルな金額感を紹介します。
アオジタトカゲの食費事情:1ヶ月の平均餌代と栄養バランス
アオジタトカゲの毎日の食事は、アオジタトカゲの健康を維持する上で非常に重要です。
そして、その食事にかかる費用は、飼い主さんにとって気になるランニングコストの一つでしょう。
1ヶ月の平均餌代は約1,000円~1,500円!
アオジタトカゲの1ヶ月あたりの餌代は、平均して約1,000円~1,500円とされています。
これは、他の大型爬虫類と比較しても比較的リーズナブルな部類に入ると言えるでしょう。
この金額は、与える餌の種類や量、個体の成長段階によって多少変動しますが、一般的な目安として参考にしてください。
雑食性アオジタトカゲの理想的な食事バランス
アオジタトカゲは雑食性のトカゲであり、その食性は非常に幅広いです。
健康的な成長と維持のためには、動物性タンパク質と植物性食物の割合を5:5に保つのが理想的とされています。
このバランスを意識することで、必要な栄養素をバランス良く摂取させることができます。
動物性の餌の選択肢
動物性の餌としては、以下のようなものが挙げられます。
雑食性トカゲ用専用フード: 市販されている雑食性トカゲ用のドライフードやウェットフードは、必要な栄養素がバランス良く配合されているため、主食として非常に便利です。
これらを活用すれば、手軽に栄養バランスを保つことができます。
昆虫: コオロギ、ジャイアントミルワーム、ミールワーム、ハニーワーム(ミツロウ)などは、アオジタトカゲが好んで食べる昆虫です。
生きた昆虫を与えることで、捕食行動を促し、活動量も確保できます。
マウス: ピンクマウス(生まれたばかりのマウス)やファジーマウスなども、良質なタンパク源となります。
頻繁に与えすぎると肥満の原因になることもあるため、量には注意が必要です。
その他: 少量であれば、鶏のささみや茹で卵なども与えることができますが、与えすぎには注意が必要です。
植物性の餌の選択肢
植物性の餌は、主に野菜や果物、キノコ類などから補給します。
野菜: 小松菜、チンゲンサイ、カボチャ、ニンジン、ズッキーニなどがおすすめです。
葉物野菜を中心に、様々な種類をローテーションで与えると良いでしょう。
果物: リンゴ、バナナ、イチゴ、メロンなどは嗜好性が高いですが、糖分が多いので少量に留めましょう。
おやつ程度に与えるのが理想です。
キノコ類: えのき、しめじなども細かく刻んで与えることができます。
動物性の餌はペット用品店などで購入し、植物性の餌は普段人間が食べるものを少量分けて与えると、コストを抑えつつ手間なく用意できます。
隠れたお楽しみ?意外な好物
あまり与える機会はないかもしれませんが、野生のアオジタトカゲはカタツムリやナメクジを好んで食べることも知られています。
また、観葉植物のカタバミ(クローバーに似た植物)も喜んで食べる個体がいます。
これらが手に入る機会があれば、与えてみると喜ぶかもしれません。
(ただし、屋外で採取したものは農薬や寄生虫のリスクがあるため、十分に注意が必要です)
必須の栄養補給:カルシウム剤の重要性
アオジタトカゲの健康維持にとって、カルシウム剤の添加は非常に重要です。
特に、骨格の形成や維持に必要なカルシウムとリンのバランスは、くる病(MBD: Metabolic Bone Disease)などの骨の病気を防ぐ上で欠かせません。
与える餌には必ず、爬虫類用のカルシウム剤をまぶして与えましょう。
週に数回はビタミンD3入りのカルシウム剤、残りの日はD3なしのカルシウム剤を使うなど、個体や日光浴・紫外線ライトの使用状況に合わせて調整することが推奨されます。
\\アオジタトカゲの骨格形成に必須のカルシウムとビタミンD3を補給。くる病予防に欠かせません。//
アオジタトカゲの初期費用と生体価格の目安
アオジタトカゲを飼育する上で、最初に必要となるのが生体購入費用と飼育用品を揃えるための初期費用です。
アオジタトカゲの生体価格
アオジタトカゲの生体価格は、種類やモルフ(品種)、サイズ、健康状態によって大きく異なります。
ノーマルカラー: 一般的な品種や、ワイルド(野生採集)個体、CB(繁殖個体)のノーマルカラーであれば、2万円前後で販売されていることが多いです。
希少モルフ・品種: アルビノ個体や、ストライプ、アザンティックといった珍しい模様や色彩のモルフは、その希少性から価格が跳ね上がります。
10万円近くで取引されることも珍しくなく、高価なものでは数十万円に達することもあります。
購入方法と注意点
爬虫類は、動物愛護法の定めにより、原則として店舗での対面販売が義務付けられています。
そのため、通販サイトで生体を購入することはできません。
生体を探す際は、以下の方法が一般的です。
爬虫類専門店: 専門知識が豊富なスタッフがおり、健康な個体を見つけやすいです。
飼育方法の相談もできるため、初心者には特におすすめです。
一般のペットショップ: 爬虫類を扱っているペットショップでも見つかることがあります。
爬虫類イベント: 定期的に開催される爬虫類イベントでは、様々なブリーダーが自家繁殖個体を販売しており、普段見かけないような珍しいモルフに出会えるチャンスがあります。
直接ブリーダーから話を聞けるのも魅力です。
里親募集: まれに、何らかの事情で飼育できなくなった方が里親を募集しているケースもあります。
ただし、過去の飼育環境が不明な場合や、人に慣れていない個体、体調を崩している個体などもいるため、安易に引き取るのではなく、個体の状態をよく確認し、慎重に検討する必要があります。
里親募集の個体は、過去の経験から人に怯えたり、寿命が短い傾向にある場合もゼロではありません。
購入前には、必ず個体の健康状態(目の輝き、体の張り、活動性、排泄物の状態など)をよく確認し、信頼できるショップやブリーダーから迎え入れるようにしましょう。
飼育にかかる初期費用(設備)の目安
アオジタトカゲの飼育を始めるための初期費用は、生体代を除くと約3万円~5万円程度が目安です。
どのような飼育ケースを選ぶか、保温器具や照明器具をどのグレードにするかによって価格は変わってきますが、アウトレット商品やセール品などを活用すれば、比較的リーズナブルに一式を揃えることも可能です。
主な初期費用内訳は以下の通りです。
ガラス製、木製、爬虫類専用ケージなど様々です
保温器具: パネルヒーター、バスキングライト、サーモスタットなど
照明器具: UVBライト(紫外線ライト)、バスキングライト用ソケットなど
床材: ヤシガラ、バークチップ、爬虫類用サンドなど
水入れ: 大きめで安定感のあるもの
シェルター(隠れ家): アオジタトカゲが落ち着ける場所を確保するために必須です
温度計・湿度計: ケージ内の環境を正確に把握するために必須です
ピンセット: 給餌用
人工植物や流木など: ケージ内のレイアウト用
これらの初期費用は一度きりの出費ですが、種類やグレードによって大きく幅があるため、予算に合わせて検討しましょう。
\\アダルトのアオジタトカゲに最適な、広々としたガラス製ケージ。//
\\ケージの下に設置し、アオジタトカゲの体温を効率的に温めます。寒い季節の必須アイテムです。//
\\ケージ内の温度と湿度を正確に把握するためのデジタルメーター。適切な環境管理に役立ちます。//
\\アオジタトカゲが安心して隠れられるシェルター。湿度を保ち、脱皮時の補助にもなります。//
アオジタトカゲの飼育維持費:月々のコストをシミュレーション
初期費用を乗り越えた後も、アオジタトカゲとの生活には月々の維持費がかかります。
主に餌代と電気代が大きな割合を占めます。
月々の維持費は約2,000円~3,000円
アオジタトカゲの月々の維持費は、餌代と電気代を合わせて約2,000円~3,000円程度が目安となります。
餌代
前述の通り、約1,000円~1,500円です。
与える餌の種類や頻度によって変動します。
電気代
アオジタトカゲは変温動物のため、ケージ内の温度管理に電気を使用します。
特に保温器具(パネルヒーターやバスキングライト)は、季節を問わず長時間使用するため、ある程度の電気代がかかります。
電気代は、ケージの大きさ、使用する保温器具の種類とワット数、地域や季節の気温、部屋の断熱性などによって大きく変動します。
例えば、ワット数の高いライトを長時間点灯したり、冬場に複数のヒーターを使用したりすれば、その分電気代は高くなります。
一般家庭の電気代計算式に当てはめて、おおよその目安を把握しておきましょう。
その他の維持費
その他、定期的に必要となる維持費としては、以下のようなものがあります。
紫外線ライトの交換費用: 半年から1年ごとに交換が推奨されます
サプリメント費用: カルシウム剤やビタミン剤などの購入費用
消耗品: 霧吹き、掃除用具など
医療費: 万が一病気になった場合の診察料や治療費。
これは予期せぬ出費となりますが、年間の維持費に数千円程度を積み立てておくことをお勧めします
これらの維持費を考慮しても、アオジタトカゲの飼育コストは、他の一般的なペット(犬や猫など)と比較すると、比較的抑えられる傾向にあります。
\\紫外線ライトは定期的な交換が必要です。適切なUVBを供給し、健康維持に努めましょう。//
アオジタトカゲは「経済的」かつ「魅力的」な爬虫類ペット!
アオジタトカゲの飼育には、初期費用や毎月の維持費がかかりますが、今回解説したように、餌代は比較的安価であり、全体的な飼育コストも経済的であるです。
初期費用は約3万円~5万円(生体代含まず)
月々の維持費は約2,000円~3,000円
爬虫類専門店や一般のペットショップで出会えることも多いアオジタトカゲですが、爬虫類イベントに足を運べば、普段なかなか見られないような多様なカラーバリエーションや希少モルフの個体に出会えるチャンスも広がります。
もし、自分がアオジタトカゲの飼育に興味を持ち、かかる費用も経済的に負担にならないと感じたなら、ぜひこの魅力的で賢いトカゲとの共生にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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