エコキュートの設置には注意が必要?3大トラブルの原因と対策

エコキュートの設置には注意が必要?3大トラブルの原因と対策

                                                                  

エコキュートは、翌日に使う分のお湯を前日の深夜に沸かすことで電気代を節約できる点が大きなメリットです。近年、特に戸建ての住宅で利用されるケースが多いといえます。
しかし、メリットだけではない部分についても確認しておくことが大切です。そこで、エコキュートの設置に伴い、起こり得る3つのトラブルについて、原因と対処法を紹介します。

エコキュートの異音や騒音問題の原因とは

エコキュートの購入にあたり、気になるポイントの1つが騒音問題です。エコキュートは音が気になるものなのか、実際に騒音トラブルは起こるのかなどを解説します。

・騒音の原因は何?

基本的にエコキュートは、騒音を出すような機械ではありません。エコキュート使用時に出る音は、静かな住宅地の昼間の騒音値と大差はなく、音の大きさだけであれば騒音トラブルになることはほとんどないでしょう。

・音はどれくらい大きいの?

エコキュートは、運転時に室外のヒートポンプユニットから「ブーン」といった低周波音を発します。その際の音量は、メーカーや機種、容量などにより異なりますが、40dbほどの音量です。
ほかの家電製品を見てみると、エアコンは約41~59db、換気扇は約42~58db、テレビ約57~72dbとなります。(東京都環境局HPよりhttp://www.kankyo.metro.tokyo.jp/noise/noise_vibration/daily_life_noises.html)人が「静かだ」と感じる音量は45db以下とされており、他の家電製品と比較しても音量が大きいわけではありません。

・トラブル事例

騒音問題として実際に起こるトラブル事例は、深夜に騒音を発生させる可能性があることです。エコキュートがお湯を沸かすのは深夜であり、日中では気にならないような音量であっても、室外機からの音を騒音だと捉える人もいる可能性があります。騒音であると感じる人にとっては、不眠症の原因となる可能性もあるのです。
深夜に騒音問題を起こしてしまう点が、エコキュートで起きるトラブルとして多いケースとなります。人の耳には聞こえない音でも、計測計を使用すると規制の音量を超えていることも少なくありません。

・エコキュートに限らず音を発する機器は騒音源になる!

騒音トラブルは、エコキュートに限らず、音を発するものであればトラブルの原因になる可能性があります。そのため、「エコキュートだから」と過度に不安をいだく必要はなく、設置場所などに配慮することで安全に、トラブルも起こさず使用できるでしょう。

エコキュートで入浴剤を使用すると故障の原因になる

エコキュートでは、使用してもよい入浴剤、使用できるエコキュートの種類があります。使用できる条件を知らずに入浴剤を入れると、故障の原因となる可能性が高いため注意が必要です。

・入浴剤が制限なく使えるエコキュートはセミオートタイプと給湯専用タイプ

入浴剤を使用できるエコキュートの種類は、セミオートタイプと給湯専用タイプの2種類です。セミオートと給湯専用タイプについては、自動保温機能や追い炊き機能が搭載されていません。そのため、お湯を同じ方向に排出するだけであり、エコキュートと入浴剤が接触する部分は無く、制限が付いていないのです。

・入浴剤に制限があるエコキュートはフルオートタイプ

エコキュートのフルオートタイプは、どのような入浴剤を入れても良いわけではなく、故障を予防するために制限を設けています。フルオートタイプは、自動保温機能や追い炊き機能があり、浴槽に溜めたお湯は循環ポンプを利用してタンクの熱交換器に通して、温め直してから再度浴槽に戻すのです。
循環する過程で、粒子の大きな入浴剤や、成分が特徴的な入浴剤を使用すると、機会が腐食したり目詰まりを起こしたりする原因となります。



・フルオートタイプで使用できる入浴剤まとめ

フルオートタイプで使用できる入浴剤を、メーカーごとに確認しておきましょう。
ダイキン:酸・アルカリ・硫黄分が含まれる入浴剤は使用できないため、成分は要確認
三菱 :花王「バブシリーズ」は使用可、ただし「白濁タイプ(バブミルキーなど)」は使用不可
コロナ:花王「バブシリーズ」・アース製薬「バスロマン」は使用可・バスクリン(バスクリン・きき湯)
日立:花王「バブシリーズ」・バスクリン「バスクリン・きき湯」・アース製薬「バスロマン」は使用可

エコキュートの訪問販売で起こるトラブル

エコキュートの購入方法の1つとして訪問販売が挙げられますが、なかには悪質な業者も存在するため注意が必要です。もちろん、優良業者も多数存在していますが、トラブルが多い購入方法だといえます。
実際にどのようなトラブルが起こるのか、悪質な業者の特徴なども合わせて確認しておきましょう。

・どれくらい報告されている?

エコキュートの販売が開始された直後の2003年頃からエコキュートの訪問販売の問題が発生しており、国民保険センターも注意を呼び掛けています。
10年以上経過した現在もエコキュートの訪問販売のトラブルは存在しているため注意が必要です。例えば「平成30年上半期神奈川県における消費生活相談におけるデータ集」によれば、訪問販売の苦情相談のうち「給湯システム」は9位の83件となっています。(参照:http://www.pref.kanagawa.jp/docs/r7b/cnt/f370221/documents/h30kamihankidata.pdf)

・悪徳なエコキュート訪問販売業者の特徴

悪質な訪問販売業者は、主に3つの特徴があります。
1つ目が、相場よりも高額な販売価格で販売していることです。国民センターによると、エコキュート訪問販売の購入者は100~150万円で購入しています。エコキュートの価格は機種や設置条件によって異なるため一概には言いきれないものの、定価の2~3倍にもなる価格です。

2つ目に、強引な販売手口が挙げられます。高額であるにもかかわらず訪問販売業者からエコキュートを購入してしまう人が多い理由の1つは、訪問販売業者の強引かつ巧妙な手口です。
販売員はエコキュートの電気代節約のメリットや、すぐに契約した場合の特典などをアピールし、契約を急かします。また、訪問販売の際に利用できるクーリングオフを利用しないように圧力をかけることも少なくありません。

3つ目が、商品知識に乏しい説明や不適切な機器の設置です。訪問販売業者は、エコキュートに関して十分な知識を有していないことが多く、エコキュートの説明が不十分であったり、不適切な機器の設置を勧めたりすることもあります。
結果、期待していた機能が使用できなかったり、故障やトラブルの原因になったりするケースがあるのです。

・悪徳なエコキュート訪問販売への対策

エコキュートの訪問販売のトラブルに巻き込まれないようにするための対策は、主に4つあります。
1つ目が訪問販売ではエコキュートを購入しないことです。エコキュートはメリットの大きなシステムではあるものの、高額な商品でもあります。そもそも訪問販売では購入しないこと、トラブルに巻き込まれない方法として最も有効だといえるでしょう。

2つ目が、エコキュートを購入する際には複数業者に見積もりを取ることです。エコキュートの価格は環境によって異なるため、適正な価格が判断しにくい部分があります。少なくとも2~3社から見積もりを取り、価格の相場・根拠を確認したうえで検討しましょう。
また、見積もりを取った後は、エコキュートの販売価格・設置価格・電気料金削減効果の試算を総合的に比較して、購入先を判断すると良いでしょう。

3つ目が購入後8日以内の場合はクーリングオフ制度を利用することです。訪問販売の場合、契約から8日間はクーリングオフ制度を利用できます。契約時に販売員から圧力をかけられているケースもありますが、消費者の権利として法律で認められている方法です。少しでも契約に疑問を感じる場合には、クーリングオフ制度を利用して一旦契約を取り消し、改めて冷静に検討する時間を設けましょう。(参考:http://www.kokusen.go.jp/soudan_now/data/coolingoff.html)

4つ目が国民生活センターや弁護士事務所への相談することです。クーリングオフ期間を過ぎてしまった場合は、国民生活センターや弁護士事務所など消費者トラブルや法律の専門家に相談を依頼しましょう。迅速な対応が重要であるため、可能な限り早く相談することが大切です。



ライフハックカテゴリの最新記事