ウーパールーパーのカエルツボカビ病|死んだ際の供養方法と注意点

ウーパールーパーのカエルツボカビ病|死んだ際の供養方法と注意点

ウーパールーパーが死んでしまったら、埋葬は避けましょう。

カエルツボカビ病で死んだ場合、環境に影響を与える可能性があるためです。

ウーパールーパーの供養には火葬が最適です。

そこで、ウーパールーパーのカエルツボカビ病と供養方法、火葬の種類や料金について解説します。


ウーパールーパーが死んでしまったら

ウーパールーパーが死んでしまったら、火葬にしましょう。

火葬を勧める理由を知るために、まずカエルツボカビ症について説明します。

カエルツボカビ症

カエルツボカビ病は両生類が罹患する新興感染症です。

原因はツボカビで、カビやキノコの原因となる真菌の一種です。

症状としては、主に次のようなものが見られます。

・皮膚が硬くなる
・元気や食欲がなくなる
・ウーパールーパー背の姿勢になる
・口が開きにくくなる
・麻痺して呼吸が困難になる

発症から数週間で死に至りますが、症状が出ないこともあります。

カエルツボカビ病の死亡率は90%

カエルツボカビ病はオーストラリアや中米のパナマで、カエルの局地的絶滅を引き起こしました。

そのため、カエルツボカビ病は世界中で両生類の個体数を激減させている原因のひとつと考えられています。

感染経路は、感染した両生類とツボカビに汚染された水です。

しかし、カエルツボカビ病は動物病院で治療することができます。

異変を感じたらすぐに病院へ行ってください。

また、カエルツボカビ病は人間などの哺乳類、鳥類、爬虫類、魚類には感染しません(2024年現在)。

ウーパールーパーが死んだときの対処法

ウーパールーパーが現段階の調査の危険があること、土葬は厳禁であることを理解したうえで、ウーパールーパーの供養について確認してみましょう。

すぐに水槽から取り出して保管

ウーパールーパーが死んでしまったら、すぐに水槽から取り出してください。

体が腐るうえに、悪臭を放つようになります。

ウーパールーパーを水槽から取り出したら、乾燥させないことが大切です。

湿らせたペーパータオルなどの上に体を置き、霧吹きなどで十分に湿らせます。

その後、ラップやホイルで包み、密閉できる袋や容器に入れましょう。

そして、発泡スチロールの箱に氷嚢、氷、ドライアイス等と一緒に入れ、冷暗所に置きます。

ウーパールーパーは体が小さく、温度に影響されやすいため、注意が必要です。

ウーパールーパーは、火葬しても遺骨は残ります。

ウーパールーパーの火葬の種類と費用

合同火葬の概要と費用相場

合同火葬は、他のペットと一緒に火葬するため、遺骨は返されません。

遺骨は集団墓に埋葬されます。

他のペットと一緒に火葬するため、費用は8,500円からと最も安価です。

個別一任火葬の概要と費用相場

個別火葬は、ウーパールーパーを個別に火葬できるため、遺灰が骨壺に入って返されます。

ただし、立会いはできません。

遺骨を返してほしいが火葬中に待つ時間がない方や、ウーパールーパーの遺灰を見たくない方におすすめのプランです。

費用は15,000円程度です。


個別立会火葬の概要と費用相場

個別立会火葬とは、お骨上げ、返骨、火葬立会いがセットになったプランです。

人間の火葬に近いプランと言えます。

ウーパールーパーときちんとお別れをしたい方、お骨上げを希望の方はおすすめです。

費用は17,000円程度です。


自治体での火葬について

ペットの遺骨は、自治体でも処理することができます。

ただし、ペットの火葬を認めていない自治体もあるため、確認しておきましょう。

自治体での火葬は、非常に安価な場合もあれば、少々割高な場合もあります。

ペットの遺骨の返還や立ち会いが可能な自治体もあれば、遺骨をゴミと一緒に処分する自治体もあり、自治体によってプランや料金が異なります。

自治体での火葬は、費用を抑えて火葬を行いたい人や、近所で火葬を行いたい人に向いていますが、事前に自治体の火葬プランを確認しておきましょう。

ウーパールーパーの火葬ができる場所

自治体以外で火葬ができる場所には、ペット霊園や一部の寺院、移動火葬などがあります。

ペット霊園や一部の寺院では、固定式の炉で火葬を行うため、料金がやや高く、場所もさまざまです。

移動火葬は、移動火葬車(セレモニーカー)が自宅まで来て火葬を行います。

駐車場やご近所との近さなどの条件が合えば、住み慣れた自宅でウーパールーパーを火葬することができます。

条件が合わない場合は、近隣の条件が合う屋外で火葬を行うため、熱中症や寒さには十分ご注意ください。


ウーパールーパーの遺灰の供養方法

ウーパールーパーの遺灰の供養方法は、対面供養、土葬、埋葬、散骨の4種類から選びます。

それぞれの特徴は以下の通りです。

手元供養:無料で可能ですが、飼い主が亡くなった後のことも考えておく必要がある
納骨:土を深く掘り、石灰を入れることで防臭効果やお骨が土に還る時間の短縮が期待できる
遺灰の埋葬:遺骨はペット霊園やペットと一緒に入れるお墓、納骨堂などに埋葬する。ペットのための合同墓を利用すれば、費用は1万円程度で済む
散骨:公共の場や道路ではできない。葬儀会社へ確認が必要

ウーパールーパーの埋葬は厳禁

ウーパールーパーは両生類です。

両生類が現段階でカエルツボカビ病を媒介する可能性は否定できません。

もちろん、他の病気で死んだ場合でも、環境に影響を与える可能性があるため、埋葬は厳禁です。

どうしてもウーパールーパーを土葬にしたい場合は、火葬にして遺骨を埋めます。

また、遺骨を埋めることに抵抗がある、寂しいと感じる方は遺骨を収めることができる商品も利用しましょう。

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