モルモットが骨折することは珍しくありません。
モルモットが骨折するとどのような症状が出るのでしょうか。
骨折時の症状と、原因や応急処置方法、骨折を防ぐ方法を紹介します。
モルモットが骨折する原因
モルモットが骨折する主な原因を2つ紹介します。
飼育環境が原因でモルモットが骨折することも
モルモットは、自然界では餌を食べて動き回るため、骨が丈夫に発達します。
しかし、飼育されているモルモットは運動不足になったりエサの栄養バランスが悪かったりと、骨が十分に発達せずに身体が成長するケースがあります。
さらに、骨が十分に発達せずに体重が増える肥満体系のモルモットもおり、骨で身体を支えられず些細なことでも骨折してしまうのです。
モルモットケージの隙間に脚が挟まって骨折
モルモットを飼う際にはケージを使用しますが、ケージやすのこの隙間に手足が挟まることがあります。
モルモットが挟まった手足を抜こうとした際に骨折する、もしくは飼い主さんが助けようとした際に骨折するケースが非常に多いです。
モルモットが骨折したときの症状
モルモットが骨折しやすい箇所や、骨折したときの症状を見ていきましょう。
モルモットが骨折しやすい箇所
モルモットが骨折する箇所は後ろ足が多いです。
関節部分がねじれて脱臼する、骨が折れて皮膚でつながった状態になるなど、重症のものもあります。
多いのはスネの部分の骨折ですが、後ろ足は見えにくいことから発見が遅れるケースも少なくありません。
モルモットが骨折したときの症状
モルモットが骨折すると、痛いため骨折箇所をかんばって歩く、もしくは動かなくなります。
骨折して内出血している場合や、腫れあがっている、骨が皮膚を突き破っているなどの場合もありますが、動こうとするモルモットもいます。
動いている場合でも、すぐに動物病院で治療をしてもらう必要があります。
モルモットが骨折している場合の応急処置
動物病院に行くまでの応急処置は、まず骨折箇所をテープで固定します。
また、モルモットは体の気になる物を口で取り除く修正があるため、厚紙を使ってエリザベスカラーを作ってあげましょう。
なお、エリザベスカラーは処置をした際にも必要になるため、1つ購入しておくのがおすすめです。
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すぐにキャリーバッグに移して、動き回らないようにします。
モルモットがパニックになったり出血したりすることもありますが、飼い主さんが冷静になり、骨折箇所を優しく止血しましょう。
モルモットが骨折しないように予防する方法
モルモットが骨折しないよう、ケージの隙間にはタオルを入れるなど工夫をしましょう。
また、すのこに足が入ってしまい、抜く際に骨折することが多いため、ケージを購入したらすのこの上にタオルなどを敷いてあげるのがおすすめです。
モルモットが骨折したらすぐに病院を受診しよう
モルモットが骨折した場合、レントゲンを撮ってから固定します。
炎症を予防するための薬を処方してもらうことが多いです。
状態によっては、金属のピンや動物用の接着剤の使用、敗血症を予防するために切断することもあります。
モルモットの骨折の症状によって治療法がことなるため、まずは動物病院へ相談することが大切です。
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