私は子どもの頃から「家族は作らない」「子供なんて絶対にいらない」と思って生きていました。
雑談の中で「子供はいらないから」と言ったとき、両親から吐かれた言葉と、家族や子供に対する私の心情をお話しします。
虐待・毒親サバイバー。
未経験者への「情報の提供」よりも、同じ思いをしている方との「共有」に重きを置いています。
「子供はいらない」と言った際に両親から吐かれたデリカシーゼロ発言
不愉快極まりない発言もあるため省略し、一部だけを紹介します。
・色々考える前に産んじゃえばよかったのに
・産みたくても産めない人もいるのにね!
・結婚する必要ないね
色々考える前に産んじゃえばよかった、については無責任この上ないですね。
こんな無責任な考えで子供を作ったのかと思うと、ゾッとします。
あと、色々考える前から子どもはいらなかったんです。もはや本能のような感覚です。
そして、産みたかった他人のことまで気遣って、自分の人生を決めませんよ。
結婚はするかもしれません。
結婚=子供ありきだと思っていないですし、パートナーと他人同士でいることにはデメリットもありますからね。
子どもの頃から「子供がいらない」と思っていた理由
なぜ「子どもの頃から子供がいならなかった」と言い切れるのか、覚えていることは2つです。
①「早く結婚して孫の顔を見せて」に違和感
小学生の時、父から言われたことです。
「え?なんで私が結婚して子供ができると思っているの?」と違和感を覚えたことを、ハッキリ記憶しています。
そもそも、家でも外でも暴れ、大声を出し、暴言を吐き、お金がないのに他人に金を渡しまくり、不倫を繰り返し、宗教にドはまりするなどの奇行を繰り返している人間が言うことか?という言葉です。
②母の見下しや嘲笑
母は、子供がいない夫婦や独身者に対し「子供がいないからお金があるんだよ」「あの人は変。
30過ぎで結婚していない人なんて変人だから」と、歪んだ顔をしながら何度も言っていました。
私は物心ついた時から両親のお金の使い方が間違っていると思っていました(この件に関しては別の記事で書きます)。
そのため、
「金がないのをすべて子供のせいにするな」と思いましたし、
「子供がいなければこの人のように誰かを蔑み、貧乏なことを人のせい(子供のせい)にするような人間にならずに済む」
とも思っていました。
結果、小学生の時にはすでに子供はいらないという考えが定着していたのだと感じています。
風しんワクチンも必要ないと考えていた
昔、風しんワクチンを受けました。
母からは「将来子供を産む時のために~云々」の説明がありました。
しかし、この時点で「このワクチンは私には必要ない」と考えていました。
ただ、
母に何を言っても聞かない
→相手を傷つける言葉を吐いて黙らせて従わせる
→母の言うことに反発すれば大声と暴言で従わせるという方法しか取れない父が出てくる
→ワクチンを強制的に打たせられる、という流れが目に見えていました。
幼少期からの流れなので、もうこれは確実でした。
ワクチンには副作用やリスクもあります。
必要のないワクチンで、とんでもない後遺症を抱える可能性もあったのです。
しかし、両親から傷つけられることを恐れ、黙って打ちました。
やはり必要なかったと思っています。
私は年齢的に子供はできないですし、作る気もありません。
また、何か信じられないくらいのイレギュラーなことが起こり、子供を産んだとしても(99.9999….%ないが)、両親には会わせません。
子供がいらない理由は両親の影響
両親の毒親っぷり、超貧乏で家庭環境は最悪という状況が、小学生の頃から「子供がいらない」という考えだった理由です。
また、両親の独身者、子供がいない人への蔑み、見下しも非常に大きな理由のひとつです。
上でも少し書きましたが、特に母の蔑みはひどいものです。
本当にプライドや自信を持つために必死なのだな、と嫌悪を抱いた会話がいくつかあります。
そのうち2つを簡単にお伝えします。
嫌悪感が増えた会話その1
私はペットを飼っていたのですが、怪我をした際に
私「云々ー、それで怪我の治療費がかかってねー、云々」
母「でも子供の教育費よりマシでしょ!(吐き捨てるように言う)」
私「うん・・・????」
母「・・・・?・・・・」
~~変な空気で会話終了~~
母には「治療費」という単語しか聞こえなかったようです。
省略しているため分かりにくいですが、テーマがお金の話ではなく、そもそも子供の話をしていません。
また、ペットと子供では生き物として違い、特にかかるお金なんて比較する項目ですらありません。
嫌悪感が増えた会話その2
SNSで可愛い犬の写真があったので、
私「この子、かわいいよ」
母「この’子’って!!!!(ものすごい鼻で笑う)」
飽きれながら一応見せる
母「ああ、かわいいね!」
~~会話を続ける気にらなず終了~~
両親にとって「既婚者であること、子供がいること」は自分に自信を持つ手段
両親は、とてつもなく自分に自信がなく、とてつもなくプライドが高い人です。
例えば、多数決で1人でも人数が多い方に自分が属していなければ不安で仕方がない、という考え方です。
両親の年代で多数決を取れば、未婚・既婚なら断然「既婚者」の方が多く、子供がいる・いないなら断然「子供がいる人」の方が多いです。
だから、自分が多い方に属せたことの安心感を持ち、そして少ない方に属している人を見下します。
それは私が物心付いた時から言動に現れており、大きな嫌悪感を抱かせ続けました。
母の大きな勘違い
私は、自身の家庭環境が要因で、結婚願望や子供が欲しい願望がありません。
しかし、小さい子供は可愛いと思います。
母と歩いていた時にベビーカーに乗った赤ちゃんに対し、「可愛い」と言ったことを母がいつまでも覚えており、
「赤ちゃんに可愛いと言っていた=子供が欲しいんだね!」という盛大な勘違いを続けています。
自分より小さく、純粋無垢で悪意がない小さい子供や赤ちゃん、動物は可愛いものです。
私にも感情はありますからね。心無い悪魔ではないので。
パンダの赤ちゃんに例えるとわかりやすい
パンダの赤ちゃん、可愛いですよね。
でも、「パンダかわいい!!」と思っても「パンダ欲しい」「飼いたい」とまで思う方は基本的にいないはず。
私が小さい子供を見て「かわいい」と言うのは、この感情が極めて近いです。
これは我ながら分かりやすい例えです。
もしも人生のなかで今後母に会うことがあれば、そして未だに勘違いをしているようであれば、このたとえ話をします。
独身や子供がいないことを見下されたときは
私の両親のように、独身、子供がいないことを見下し、蔑む人はいます。
見下し、蔑んだ言動は、言った本人に返ってきます。
私の両親は、まさに特大ブーメランを食らっている状況です。
自分たちが何十年も蔑み、見下してきた人間に、自分の娘がなったのですから。
今、周囲の反応に苦しんでいる方も多いと思います。
見下し、デリカシーがないことを言ってくる人がいたら、もう少し我慢してみてください。
数年後、十数年後に、相手が特大ブーメランを食らったと分かったときに、
「お前の子供も変人じゃねえか!」
「あなた達がゴミみたいな家庭を作ってしまったから、反面教師であなた達の子供は結婚しないし子供も作らないんじゃないの?」
と、思いっきり鼻で笑い、心の底からバカにした言い方をしてあげましょう。
「そういう時代だった」などと反論してきたら、
「時代背景など関係なく、’変人だ’と言っていたでしょう。(言葉のニュアンスや表情から)わかってるんですよ。
あと、時代背景があったとしても、言ってよいこと悪いことの区別ができませんか?」
と、言ってあげてください。