フロマージュ・ブランとはフランス産のチーズです。
白いチーズとも訳され、その名の通り白く美しい見た目が特徴です。
フロマージュ・ブランはどの様にして作られるのか、美味しい食べ方なども併せて見て行きましょう。
フロマージュ・ブランの作り方
フロマージュ・ブランは、牛の生乳を使用して作る場合の呼び名です。
羊など、他の動物の生乳を使用した場合にはフロマージュ・ブランと呼びません。
作り方は簡単です。
牛の生乳に、たんぱく質を固める成分を加え、生乳の水分とたんぱく質を分離させます。
4時間ほどの時間を掛けて、ゆっくりと分離させた後は、形成用の方に流します。
さらに水分が抜けたところで完成です。
作り方は、モッツアレラチーズにも似ており、フレッシュチーズに分類されます。
フランスから輸入された商品が多く、脂肪分によって味や食感が異なる点が特徴です。
脂肪分が0%～40%まで幅が広く、40%のフロマージュ・ブランは濃厚な味わいとなっており、そのまま食べることがおすすめです。
0%のフロマージュ・ブランは、離乳食などで使用されるケースが多いため、一般的には馴染みが無いでしょう。
フロマージュブランはチーズケーキに使用されることも
国内では、フロマージュ・ブランを使ったチーズケーキが流行しています。
フロマージュ・ブランを加えて作られたチーズケーキは非常に滑らかであり、「フロマージュ・ブラン」をチーズケーキの名前にしているお店もあります。
しかし、チーズの名前でありチーズケーキの名前ではないため注意が必要です。
フロマージュ・ブランは、チーズケーキに加工をしなくてもジャムなどを加える事で美味しいデザートになります。
フランスでは、ハチミツやアイスと一緒に楽しむ方法も一般的です。
ビジュアルはヨーグルトにも似ていますが、脂肪分があるため非常に濃厚な味わいを楽しむことができます。
おつまみとして楽しむ場合には、塩やオリーブオイルなどシンプルな調味料でアレンジをしましょう。
柔らかさという点からも、使いやすい種類のチーズです。
1つ冷蔵庫に入れておくだけで、一品として出すこともできるでしょう。
日本産のフロマージュ・ブランにも注目
フランス産のフロマージュ・ブランだけではなく、日本産のフロマージュ・ブランも注目されています。
流通量は少ないものの、非常に新鮮な状態で食べる事ができるため、人気が高いです。
フロマージュ・ブランを作る過程では、新鮮な生乳が必要不可欠です。
そのため、牧場を持っているチーズ工房で作られることが多いといわれています。
チーズ工房で購入するフロマージュ・ブランは、タイミング次第で作りたてを購入できる場合もあります。
フロマージュブランは最も食べやすいチーズ
フロマージュ・ブランは、食感や味など全てにおいて、非常に食べやすいチーズです。
それは、脂肪分によって味の幅が非常に広いためです。
離乳食を必要とする赤ん坊からお年寄りまで食べる事ができるチーズは、非常に珍しいです。
デザートとしても親しまれているチーズですが、同じ名前のケーキには注意をしてください。
フレッシュチーズとしてのフロマージュ・ブランを食べたい場合には、専門店などで購入しましょう。
