うっ滞は、ウサギに診られることが多い症状ですが、モルモットも発症することがあります。
うっ滞の症状や原因、治療方法や予防法を詳しく紹介します。
モルモットのうっ滞とは?主な症状
モルモットのうっ滞とは、胃腸の動きが鈍っている状態です。
原因は様々ですが、主に以下が挙げられます。
●餌が合わずガスが溜まっている
●誤飲で詰まっている
●精神的なストレス
●身体の痛み
つまり、ストレスでも胃腸の動きが鈍くなり、うっ滞になるのです。
また、胃腸うっ滞に関連する病気は、モルモットに発祥しても「ウサギ消化器症候群(RGIS)」と言われます。
ウサギ消化器症候群は、ガスが溜まっている、誤飲による腸閉塞、炎症、外相、腫瘍、肝臓の病気、膵炎などを併発することもあります。
うっ滞と一言でいっても、様々な病気が含まれていることが特徴です。
モルモットの消化器官は、ストレスや餌の相性などの影響を受けやすく繊細なので、うっ滞を引き起こすことがあります。
食欲があってもうんちしない、うんちが小さいなど、便を観察して異変があればすぐに治療を行いましょう。
モルモットのうっ滞の症状
モルモットのうっ滞は、胃腸の動きが鈍くなる、もしくは完全に機能が止まることでいくつもの症状が現れます。
●動かない
●食欲がない
●うんちしない
●うんちが小さい
●お腹に触れると痛がる
●お腹が張っている
●うずくまる
元気が無かったり食欲がない、うんちしないなどでも、様子を見ていると急に症状が悪化して命にかかわることがあります。
モルモットのうっ滞は急変することもあり、急に命を落とすこともある危険な病気です。
モルモットのうっ滞の治療法
モルモットのうっ滞の治療法は、症状に合わせて提案されます。
●胃腸運動促進薬を飲ませる
●食欲刺激剤を使う
●点滴で循環を良くする
●流動食を与える
エサを食べない場合は、シリンジで強制的にエサを食べさせる強制給餌をします。
完全に胃腸が閉塞している場合は、手術をすることもあります。
モルモットのうっ滞の治療法は、止まっている消化管の働きを元に戻すことです。
モルモットの好きな食べ物をあげたり、お腹を優しくなでたり、牧草を軽くレンジで温めて香りを良くすると食べてくれることもあります。
また、エサの見直しや、飼育環境は良かったかなども確認しましょう。
モルモットのうっ滞の原因は飼育状況によることが多いため、飼い方について獣医師に相談することも大切です。
モルモットのうっ滞の予防法
モルモットの食事、身体の特徴を理解してあげましょう。
牧草(チモシー)といった食物繊維が豊富な食事を多めにあげる、部屋を散歩させるなど運動をする、飼育環境を清潔にするなどです。
また、腸内細菌のバランスを良くする乳酸菌系や整腸剤のサプリメントも販売されています。
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モルモットのうっ滞は様子を見ずに治療をしよう
モルモットのうっ滞の主な症状は食欲がなくなる、うんちしないなどです。うっ滞ではなかったとしても、これらの症状は命にかかわることがあります。そのため、少しの異変でも様子を見ず、すぐに診察・治療を受けましょう。
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