モルモットを多頭飼いすると、餌の取り合いをすることも珍しくありません。
当然、モルモットにも1匹1匹個性があり、いつも餌を取られる子、取ってしまう子に分かれるのです。
しかし、栄養が偏ったり、歯が削れなくなったりというデメリットがあるため注意しなければなりません。
そこで、モルモットが餌の取り合いになるときの対処法と、餌の取り合いを防ぐ方法を紹介します。
モルモットの餌の取り合いは病気につながる
モルモットが餌を取り合っていると、「微笑ましい」「取られた子の呆然とした顔がかわいい」など笑顔で見ている方も多いです。
しかし、モルモットが餌の取り合いをすることは、モルモットの健康を害し、最悪の場合は命にかかわります。
いつも餌を取られてしまう子がいた場合、牧草や餌を十分に食べられず、牧草や餌で歯が削られなくなり不正咬合になる可能性があります。
また、餌を十分に食べられない、食べたい餌を無理やり取られることでストレスにもなるため注意が必要です。
そのため、モルモットが毎回餌の取り合いをしているのであれば、取り合いにならないように工夫しなければなりません。
モルモットが餌の取り合いをするときの対処法/予防法
モルモットが餌の取り合いをする場合、餌の時間だけは別々のケージに分けます。
普段は同じケージに入れて、一緒に遊ばせている場合でも、餌を食べるとき用にモルモットの頭数分ケージを用意しましょう。
餌をあげるときにだけ使用するので、広いケージの必要はありません。
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モルモットは群れで生活する動物!餌の取り合いを防いで上手に多頭飼いしよう
自然界では、モルモットは群れで生きており、モルモット同士でコミュニケーションをとりながら生活します。
そのため、モルモットを1匹だけで飼育すると寂しさからストレスを感じるため、海外ではモルモットを1匹だけ飼育するのは禁止としていることもあるほどです。
しかし、モルモットは飼い主さんを群れの仲間だと判断するので、飼い主さんがコミュニケーションを取ることで寂しさによるストレスは感じにくくなるでしょう。
モルモットが寂しさからストレスを感じているかどうかは、飼い主さんとのコミュニケーションの頻度によって決まるといえます。
モルモットは非常にデリケートな動物であり、ストレスや環境の変化で体調を崩すことも珍しくありません。
モルモットを多頭飼いをしている場合で、いつも餌の取り合いをしているのであれば、餌を取られた子がストレスを感じないよう、健康のためにも餌のあげかたを工夫しましょう。