フレンチブルドッグが咳やくしゃみをして苦しそうにしていると、飼い主さんはとても心配になりますよね。
「一時的なものなのか」「すぐに動物病院に行くべきなのか」と迷う方も多いのではないでしょうか。
特に夜間や休日は判断が難しく、様子を見てもよいのか、それとも救急病院を受診すべきなのか悩むケースも少なくありません。
この記事では、フレンチブルドッグの咳やくしゃみの原因と、病院を受診すべき症状について詳しく解説します。
フレンチブルドッグが咳・くしゃみをする主な原因
フレンチブルドッグは短頭種と呼ばれる犬種で、もともと鼻や喉が狭く、呼吸器系のトラブルを起こしやすい体の構造をしています。
咳やくしゃみが出る原因には、いくつかの可能性があります。
短頭種気道症候群
短頭種気道症候群とは、鼻孔が狭い・軟口蓋が長い・気管が細いなどの特徴により、呼吸がしにくくなる病気です。
フレンチブルドッグ、パグ、シーズーなどに多く見られ、息がゼーゼーしたり、寝ているときにいびきが大きくなる傾向があります。
放置すると呼吸困難に陥る危険もあるため、「苦しそうに息をしている」「咳き込む頻度が増えた」などの変化があれば、動物病院で診てもらいましょう。
ウイルスや細菌感染
風邪や犬パラインフルエンザ、犬アデノウイルスなど、ウイルスや細菌が原因の場合もあります。
この場合は、発熱・鼻水・元気消失・食欲不振などの症状を伴うことが多く、軽視すると肺炎へと進行する恐れがあります。
アレルギーや刺激物による反応
花粉、ハウスダスト、香水、たばこの煙などが刺激となり、くしゃみや咳が出ることもあります。
ただし、長引く場合や他の症状を伴う場合は、アレルギー以外の病気が隠れていることもあるため注意が必要です。
フレンチブルドッグが呼吸困難になっている場合は緊急対応が必要
フレンチブルドッグが明らかに呼吸しづらそうにしている場合、すぐに動物病院へ連絡しましょう。
呼吸困難の原因としては、異物の誤飲や気道の腫れ、心臓疾患などが考えられます。
呼吸困難時の応急処置
異物が喉に詰まっている可能性がある場合は、獣医師の指示に従って対応します。
無理に取り出そうとすると、かえって奥に押し込んでしまう危険があるため、自分で処置をしようとせず、すぐに電話で相談してください。
また、呼吸困難を起こしている犬を移動させる際は、体を横に倒さず、胸を圧迫しないように抱きかかえるのがポイントです。
飼い主さんが慌てると犬も不安になります。できるだけ落ち着いた声で話しかけ、安心させてあげましょう。
フレンチブルドッグの発熱や咳の悪化は要注意
咳やくしゃみが続き、さらに発熱や元気のなさ、食欲不振などが見られる場合は、感染症や肺炎の可能性が高いです。
そのまま放置すると、呼吸が荒くなる・舌が紫色になる・横になれないなどの症状が出て、命に関わることもあります。
夜間や休日でも受診すべき症状
・舌や歯茎の色が紫色(チアノーゼ)
・体を伸ばして座り、横になれない
・ぐったりして動かない
・発熱と咳が続いている
このような症状が見られる場合は、夜間や休日でも救急病院へ連絡してください。
フレンチブルドッグの咳やくしゃみを予防するためにできること
フレンチブルドッグは暑さや湿気にも弱く、環境によって体調を崩しやすい犬種です。
普段から生活環境を整えることで、呼吸器系のトラブルを予防することができます。
温度と湿度の管理
エアコンで室温を25℃前後、湿度を50〜60%程度に保つと快適に過ごせます。
暑すぎたり乾燥したりすると、気道に炎症が起こりやすくなります。
刺激物を避ける
たばこの煙や香水、掃除用スプレーなどは犬の気道を刺激する原因になります。
部屋の換気をこまめに行い、空気を清潔に保つようにしましょう。
定期的な健康チェック
短頭種は見た目が元気でも、内側で呼吸器に負担がかかっていることがあります。
定期的に健康診断を受け、早期発見・早期治療を心がけましょう。
まとめ|咳やくしゃみを繰り返すフレンチブルドッグは早めの受診を
フレンチブルドッグはもともと呼吸器に弱い体の構造をしているため、咳やくしゃみが長引くときは要注意です。
特に、発熱・息苦しさ・元気の低下が見られる場合は、すぐに動物病院で診てもらうことが大切です。
早めに診断・治療を受ければ、重症化を防ぐことができ、愛犬も安心して暮らせます。
大切な家族である愛犬の様子をしっかり観察し、少しでも異変を感じたら迷わず専門医に相談しましょう。