フランスのシャンパーニュ地方で作られているラングルチーズは、ウォッシュチーズの一種です。
ラングルチーズの特徴は、表面がくぼんでいるという事です。
一般的なチーズは熟成の過程でチーズを反転させるため、くぼみがなくなります。
しかしラングルチーズの場合、反転をさせないため、熟成するにつれくぼみも深くなって行きます。
どの程度熟成しているのかが一目でわかる点が大きな特徴です。
ラングルチーズはオレンジ色
ラングルチーズは、見た目にも特徴があります。
それが、濃いオレンジ色であるという事です。
非常に鮮やかであり、着色したのではと感じる場合もあります。
しかし、鮮やかなオレンジ色は植物由来のものです。
熟成期間は15日~21日以上ですが、熟成が進むにつれて表面がべとつき、匂いを発するようになります。
表面は特徴的ですが、中身のチーズはクリーム色です。
熟成が進むにつれて、クリーム色が濃くなり、徐々に溶けます。
ラングルチーズ味の特徴
ラングルチーズは、海鮮類やウニの様な風味があります。
ウォッシュチーズは独特の匂いが特徴であるため、チーズ愛好家に好まれるチーズです。
しかし、ウォッシュチーズの中でもラングルチーズは、熟成が進んでいないものであれば食べやすいでしょう。
ラングルチーズのくぼみにはお酒を注ぎ、さらに熟成を楽しむという方も居ます。
オリジナルの味を楽しむ方法です。
熟成が進んだ状態のラングルチーズは、非常に匂いが強く、塩気が強くなり辛みを感じるほどになります。
そのため、家庭で熟成させる際には、匂いを毎日チェックし、美味しく食べる事ができるタイミングを見極めてください。
ラングルチーズの保存方法
ラングルチーズの大きさは180gですが、180gそのままで販売されているケースが多いです。
1人や、少人数でも食べきることは難しいでしょう。
残ったラングルチーズを保存する場合には、しっかりとラップで包んだ上で、密閉容器や密閉できるビニール袋に入れて冷蔵庫で保管します。
ラングルチーズは日々熟成が進むため、忘れてしまうと強い匂いを放ちます。
食べる際に匂いが気になる場合は、表面を削ると緩和されます。
しかし、冷蔵庫の食材に匂いが移ってしまうため、開封後は早い段階で食べ終える事がおすすめです。
ラングルチーズは、輸入時に熟成が進んでいるため、購入後すぐに美味しい状態で食べる事ができます。
そのため、追加で熟成させる事に慣れていない場合には、すぐに食べきることがおすすめです。
ラングルチーズは熟成度合いの確認を
ラングルチーズの特徴でもあり、くぼみのある形で熟成度合いを確認するという事も楽しみの1つです。
くぼみにお酒を注いで熟成させるというテクニックは上級者が行うものです。
失敗をすると、食べる事が難しいほど匂いが強くなります。
そのため、チーズ初心者にはおすすめできません。
ラングルチーズの味を楽しむのであれば、購入後早い段階で食べる事がおすすめです。
保存をする際にも、熟成が進みすぎないよう十分に注意が必要です。
ウォッシュチーズは、そのままの味に特徴があるため、まずは食材などとは合わせずに、カットしただけの状態で楽しんでください。