ウーパールーパーは水草との相性が悪いのですが、ポイントを抑えれば水草を入れることは不可能ではありません。
ウーパールーパーと相性の良いおすすめの水草や、ウーパールーパーの水槽で水草を育てるコツを紹介します。
ウーパールーパーと水草の相性
ウーパールーパーの水槽に水草を入れると、「水を浄化する」「隠れ家になってストレスを軽減する」といった効果があります。
しかし、一般的なウーパールーパーの水槽は水草との相性が悪いのも事実です。
相性が悪い理由は3つあります。
・水草を掃除するエビを食べてしまう
・ソイルと相性が悪い
それぞれ詳しく解説します。
明るい場所が嫌い
ウーパールーパーは明るい場所が嫌いで、普段は物陰や日陰に住んでいる生き物です。
水草を育てるには強い光が必要ですが、光を当てると逃げようとします。
苦手な光を使い続けるとストレスがたまるため、あまり強い光は使えません。
エビや魚を食べる
水草の生育に適した環境は、美観を損ねる厄介なコケが生えやすい環境でもあります。
コケを除去するためには、藻を食べてくれる生き物であるエビや魚を入れるのが定番です。
きれいな水草にはほぼ100％、美観を保つための清掃生物が含まれています。
しかし、ウーパールーパーはコケ取りのための生物を食べてしまうため、きれいな水槽を維持することが難しいでしょう。
ソイルとの相性が悪い
多くの水草は「適切な水質」と「適切な栄養」を必要とします。
この環境を作りやすいのが「ソイル」と呼ばれる基材です。
しかし、ソイルは衝撃を受けると粉々に崩れてしまい、砂をあさるウーパールーパーは砂粒を割ってしまいます。
粒が崩れると目詰まりを起こして汚れが溜まりやすくなり、栄養分が水中に溶け出して大量のコケが発生します。
ウーパールーパーを含め、砂をあさる生き物はソイルと相性が悪いのです。
ウーパールーパーにおすすめの水草
前述のデメリットを回避できる水草もあります。
それは、「土がなくても育つ丈夫な水草」であることと、「光が少なくても育つ水草」であることです。
例えばハイグロフィラ・ポリスペルマやアマゾンチドメグサなどがあります。
また、アヌビアスはサトイモ科の植物で、濃い緑色の葉がハートに似ているのが特徴です。
砂利に根を張るタイプの水草ではなく、石や流木に根を張るタイプの水草なため、砂を必要としません。
流木や石に紐やタコ糸でくくりつけると根が伸びて根付きます。
光をあまり必要とせず、耐久性はトップクラス。
最も一般的なのは「アヌビアス・ナナ」ですが、葉が小さい「アヌビアス・ナナ・プチ」や、大きい「アヌビアス・バルテリ」などもあります。
ウーパールーパーと相性のよい水草を入れよう
ウーパールーパーの水槽をレイアウトするために、水草を入れてみるのもおすすめです。
ウーパールーパーにストレスがかからない水草を選び、レイアウトを楽しみましょう。
