犬のフィラリア予防や、犬猫のノミダニ予防が必要な理由や予防にかかる費用を紹介します。
なぜ犬のフィラリアと犬猫のノミダニ予防が必要なのか、命にかかわる重要なポイントも解説します。
犬のフィラリア予防について
犬のフィラリア予防の必要性と、フィラリア症を予防するためにかかる費用を紹介します。
犬のフィラリア症とは?
犬に寄生するフィラリアとは、心臓に寄生する細長い白い寄生虫です。
フィラリア症とは、蚊に刺されることでフィラリアに感染し、血流が阻害されて心臓に負担を変える病気。
最悪の場合は命を落とすため、飼い主さんはフィラリア予防を徹底する必要があります。
犬のフィラリア予防の薬とは
犬のフィラリア予防薬にはいくつかの種類があります。
●小さい錠剤
●皮膚に垂らして吸収させるスポット
●錠剤に味がついており食べやすい形のチュアブル
●注射タイプ
犬のフィラリア予防にかかるお金
犬のフィラリア予防の料金は、体重ごとに有効成分の投与量が変動するため、体重が軽いと安くなります。
●5kg未満の小型犬:1ヶ月800~1,400円
●20~40kgの中型犬、大型犬:1ヶ月1,500~2,000円
蚊が飛ぶ季節をまたいで7~8ヶ月分処方されることが一般的なので、1年間のフィラリア予防にかかるお金は小型犬で5,600~11,200円、中大型犬で10,500~16,000円です。
なお、フィラリア予防薬をもらう際や、予防薬を与えることを忘れてしまった際には、フィラリアに感染していないかを検査する必要があります。
検査費用として1,000~3,000円程度がかかります。
犬のフィラリア予防薬をネットで購入するリスク
インターネット上には、個人輸入したフィラリア薬を販売しているケースがあります。
動物病院で処方される値段の半分以下の価格で販売していることがありますが、法的根拠もなく「個人輸入した薬を個人で使用するのは違法ではないの大丈夫ですよ」と謳っています。
医薬品等の個人輸入に関する厚生労働省の見解では、犬のフィラリア予防薬は一般的に要指示医薬品に区分されるとしています。
「個人が輸入した医薬品等を、ほかの人へ売ったり譲ったりすることは認められない。
またほかの人の分をまとめて輸入することも認められていない」
「輸入者自身が個人的に使用する場合は条件付きで医薬品を輸入してもよい。
個人が医薬品を輸入できる条件は、医師の処方箋を必要とする「処方せん薬」の場合、用法用量からみて1ヶ月分以内だけ」
つまり、要指示医薬品であるフィラリア薬を個人輸入する場合、1ヶ月分以上の量を1度に取り寄せられません。
さらに、取り寄せた薬を他者へ売ったり譲ったりできないのです。
輸入代行を行っているのが国内業者、海外業者いずれの場合も、価格の安さだけに惹かれて個人から購入するとトラブルに巻き込まれることがあるため十分注意しましょう。
犬猫のノミダニ予防薬について
犬猫の被毛は、ノミやダニが非常に快適に生活できるベッドのようなものです。
犬猫がノミやダニに噛まれると、噛まれた箇所が痒くなるほか、ノミダニのフンが原因でアレルギー症状を起こすことがあります。
さらに、犬猫の身体についたノミやダニが室内で繁殖することで、飼い主の洋服やベッド、カーペットなどあらゆる場所に生息することになり、人間の健康も脅かします。
犬猫のノミダニ対策
ノミやダニは季節を問わず生息しているため、通年対策をすることが大切です。
●防虫効果のある首輪を付ける
●ペット用防虫剤を塗布する
●ノミダニ薬を月1回投与する
ノミダニ予防薬には、首に垂らすタイプや味が付いているチュアブルタイプがあります。
犬猫のノミダニ対策にかかるお金
ノミダニ薬は体重ごとに投与量が異なります。
●5kg未満:1ヶ月1,000~1,500円
●20~40kg:1ヶ月1,500~2,000円
1年を通してノミダニ対策をした場合、12,000~24,000円程度です。
犬猫のノミダニ予防薬を購入する際の注意点
犬猫のノミダニ予防薬には、要指示医薬品に区分されているものと、区分されていないものが存在します。
要指示医薬品のノミダニ予防薬を購入する場合、フィラリア予防薬と同じようにインターネットで売買する行為には法的規制がかかります。
犬猫のフィラリア、ノミダニ予防をしよう
犬のフィラリア症は命にかかわるため、必ず予防薬を使用する必要があります。また、ペットと人間の健康を維持するためにも、ノミダニ対策をしましょう。
安価であるという理由で個人輸入品を購入すると犯罪に加担することになるため、動物病院で処方してもらうか、正規品を扱う大手通販サイトから購入しましょう。
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