フレンチブルドッグは耳が立っている犬種ですが、なかには可愛い垂れ耳の子もいます。
しかし、垂れた耳のフレンチブルドッグの場合、耳の病気に注意しなければなりません。
そこで、耳が垂れているフレンチブルドッグがかかりやすい病気と基本的な治療方法について紹介します。
あくまでも、垂れ耳だと「かかりやすい病気」であり、必ず病気になるわけではありません。
また、耳が立っていても耳の病気になることはあるため、常に健康状態を確認してあげることが大切です。
耳が垂れているフレンチブルドッグの症状
耳が垂れているフレンチブルドッグがかかりやすい病気には、外耳炎や中耳炎、マラセチア皮膚炎、耳ダニ症などにかかっていることがあります。
症状としては以下が挙げられます。
1.垂れた耳の中が赤いもしくは黒い
2.垂れた耳の中を痒そうにしている
3.頭を振る
これらの症状が見られる場合、垂れた耳の奥にトラブルが起こっている可能性があるため、病院で診てもらいましょう。
上記の状態が見られず、耳が臭う場合は、季節が関係している可能性があります。
例えば、梅雨や夏の時期など湿度が高いときには、耳の中に雑菌が繁殖して臭うことがあります。
垂れた耳のフレンチブルドッグがかかる主な病気の特徴
垂れた耳のフレンチブルドッグがかかりやすい病気の症状について、具体的に見ていきましょう。
耳が垂れているフレンチブルドッグの病気①怪我
耳が垂れていることが原因で蒸れてしまい、掻くことで傷ができる、散歩中に木の実が耳に入るなど、耳の中にトラブルを引き起こすことがあります。
耳が垂れているフレンチブルドッグの病気②外耳炎
全てのフレンチブルドッグに起こる可能性がある病気ですが、特に垂れ耳のフレンチブルドッグがかかりやすいといえます。
もともとアトピーやアレルギー体質の場合には注意が必要です。
症状としては、耳が臭う、耳をかゆがる、耳の赤み、耳垢が増える、首を振るなどが挙げられます。
耳が垂れているフレンチブルドッグの病気③中耳炎
中耳炎になると、重い症状が現れる可能性があるため注意が必要です。
・耳が臭う
・平衡感覚がなくなる
・耳を触ると痛そうにする
・膿が出る
重い症状としては、以下が挙げられます。
・口の片方が閉まらない
・口唇が垂れる
・瞼を閉じられない
・眼への交感神経の障害
顔面神経に炎症が広がると、顔面神経障害で麻痺が出ます。
耳が垂れているフレンチブルドッグの病気④マラセチア
マラセチアの主な症状は以下の通りです。
・耳が臭う
・耳を掻く
・首を振る
・耳の中が赤い
・耳垢が増える
耳が垂れているフレンチブルドッグの病気⑤耳ダミ症
耳ダミ症の主な症状は以下の通りです。
・耳が臭う
・耳を掻く
・首を振る
・黒い耳垢が出る
特に、子どものフレンチブルドッグに多い病気です。
フレンチブルドッグの耳の病気を予防しよう
耳の病気は命にかかわるものではないことが多いですが、脳に近いところであり、最悪の場合は脳を損傷することがあります。
フレンチブルドッグの耳が臭う、痒そうにしているなど気になることがあれば、赤みや耳垢などをチェックすることが大切です。
外耳炎については、放置すると慢性化するケースが多いため注意しなければなりません。
垂れた耳のフレンチブルドッグは、耳の中が蒸れやすいので定期的にお手入れをしたうえで、気になる症状があれば必ず獣医師に相談しましょう。
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