フォンティナチーズとは?歴史や味の特徴・本場レシピと食べ方を徹底解説

フォンティナチーズとは?歴史や味の特徴・本場レシピと食べ方を徹底解説

チーズ好きの人なら一度は耳にしたことがあるフォンティナチーズ

イタリアの伝統あるチーズでありながら、世界中の食卓で親しまれている人気のチーズです。

特にチーズフォンデュの材料としても知られており、濃厚で深みのある味わいが魅力です。

しかし、実際に「どんなチーズなのか」「どんな歴史があるのか」「どう食べるのが美味しいのか」といった点を詳しく知っている人は意外と少ないかもしれません。

ここでは、フォンティナチーズの歴史や味の特徴、家庭で楽しめるレシピや活用法までを分かりやすく紹介します。

フォンティナチーズの歴史

フォンティナチーズは、フランスやスイスにもほど近いイタリア北西部・ヴァッレ・ダオスタ州で生まれました。

起源は13世紀頃とされ、800年以上の歴史を持つ伝統的なイタリアチーズです。

保存食として生まれたチーズ

当時の人々にとって、寒さの厳しい冬を越すためには栄養価が高く保存性に優れた食品が必要でした。

その中で誕生したのが、脂肪分を約50%含み、濃厚でエネルギー源としても優れたフォンティナチーズです。

作られたチーズは塩水で洗いながら熟成させ、約4か月で出荷できるセミハードチーズとなります。

伝統的な製法と大きさ

1つのフォンティナチーズは10~20kgにもなる大きな塊で仕上げられます。

日本のスーパーなどではカットして販売されるのが一般的で、保存する際はラップでしっかり密閉し、乾燥を防ぐことが大切です。

フォンティナチーズの味の特徴

フォンティナチーズは、セミハードタイプでありながら、柔らかくなめらかな口当たりが魅力です。

クセが少なく食べやすい

多くのチーズにあるような強い酸味や苦味が少なく、クセのない香ばしい風味を持っています。

そのため、子供から大人まで幅広い世代に親しまれ、チーズが苦手な人でも比較的食べやすいチーズといえます。


熟成による変化

熟成期間によって風味が変化し、若いフォンティナチーズはやさしい甘みとミルキーさを持ち、熟成が進むと濃厚でコク深い味わいに変わります。

この味の変化を楽しむのも醍醐味です。

フォンティナチーズは本場のチーズフォンデュの材料

チーズフォンデュといえばスイスやフランスの料理を思い浮かべる人も多いでしょう。しかし実は、本場のチーズフォンデュの材料に欠かせないのがフォンティナチーズです。

自宅で作れるフォンティナチーズフォンデュ

家庭でも簡単に楽しむことができます。フォンティナチーズを牛乳に浸し、2時間ほど柔らかくしてから鍋でバターと一緒に溶かします。

一度火を止め、卵黄を加えてから再び温めることで、濃厚でとろけるようなチーズソースが完成します。

パンや野菜を少量ディップするだけで、豊かな風味を堪能できる贅沢な料理です。

フォンティナチーズは現代では料理に活用

保存食として作られたフォンティナチーズですが、今では料理への活用が広がり、さまざまなアレンジが楽しまれています。

幅広い料理との相性

グラタンやリゾット、パスタソースなど、加熱調理に加えるとまろやかなコクをプラスできます。

また、サンドイッチやピザのトッピングに使うと、ほどよい塩味と香ばしさが引き立ちます。

チーズ愛好家に人気の理由

熟成期間や状態によって味わいが変化するため、チーズコレクターや愛好家の間では特に人気が高いチーズです。

イタリアのワインとの相性も良く、ワインとともに楽しむのもおすすめです。


フォンティナチーズは保存食から進化

もともとは冬を乗り越えるための保存食であったフォンティナチーズ。

しかし時代とともに味や香りが洗練され、現代ではそのまま食べても料理に使っても美味しいチーズへと進化しました。

日本での需要の広がり

日本では湿度の関係からセミハードチーズの製造は難しいとされてきましたが、近年では北海道などで生産も試みられています。

輸入チーズとしても人気が高まり、今後さらに需要が広がっていくと考えられます。

まとめ:フォンティナチーズの魅力

フォンティナチーズは、長い歴史を持ち、保存食から始まったイタリア伝統のセミハードチーズです。

クセが少なく食べやすい味わいは、多くの料理と相性がよく、家庭でも手軽に活用できます。

特に、本場のチーズフォンデュに欠かせない存在であり、ワインとのペアリングにもぴったりです。保存方法を工夫すれば自宅でも長く楽しめるため、今後ますます注目を集めるチーズといえるでしょう。

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