クレステッドゲッコーがあまり動かない原因は?チェックポイントと対処法

クレステッドゲッコーがあまり動かない原因は?チェックポイントと対処法

「クレステッドゲッコーがケージの中でじっとしてばかりで、目もくぼんでいる気がするけど、これって病気?」
愛するクレステッドゲッコーがいつもと違う様子を見せると、飼い主さんは不安でいっぱいになりますよね。

爬虫類は体の不調を隠す習性があるため、飼い主がわずかな異変に気づけるかが、クレステッドゲッコーの健康を守る上で非常に重要になります。

この記事では、クレステッドゲッコーが「あまり動かない」「目がくぼむ」「ぐったりしている」といった症状を見せた際に考えられる主な原因を深く掘り下げて解説します。

さらに、緊急時にチェックすべきポイントと、日頃からできる具体的な予防策まで、飼い主さんが知っておくべき情報を網羅的にご紹介します。

大切なクレステッドゲッコーの健康を守るために、ぜひ最後までお読みください。

クレステッドゲッコーに異変!「動かない」「目がくぼむ」「ぐったりする」原因とは?

クレステッドゲッコーが元気をなくす、あるいは普段と異なる行動を見せる場合、その背景にはいくつかの原因が考えられます。

まずは、落ち着いてそれぞれの可能性を検討してみましょう。

原因1:環境問題(特に保温器具の故障や不具合)

クレステッドゲッコーがあまり動かない、ぐったりしているといった症状の最も一般的な原因として、飼育環境の不備、特に温度管理の問題が挙げられます。

クレステッドゲッコーは変温動物であり、外部の温度に大きく依存して体温を調節します。

適切な温度が保たれていないと、活動性が低下し、最悪の場合、命に関わることもあります。

クレステッドゲッコーにとっての適切な温度環境

野生のクレステッドゲッコーは、日中は適度な温度の場所で日光浴をしてエネルギーを蓄え、夜には涼しい場所で活動します。

クレステッドゲッコーが本来生息している地域から見ても、飼育下での温度管理は非常に重要です。

適切な飼育温度は、一般的に昼間が22~26℃、夜間が20℃前後と言われています。

特に冬場は、暖房器具が正常に機能しているかどうかがクレステッドゲッコーの生命線となります。


保温器具のチェックとメンテナンスの重要性

パネルヒーター、バスキングライト、セラミックヒーターなどの保温器具は、クレステッドゲッコーの健康維持に欠かせない設備です。

しかし、これらの機器には寿命があることを忘れてはいけません。

たとえライトが明るく見えても、紫外線量が低下していたり、発熱効率が落ちていたりする可能性があります。

使用期間を厳守しましょう。

各器具の使用期間の目安(例:半年から1年ごと)を守り、定期的に交換しましょう。

温度計の設置と確認を徹底しましょう。

ケージ内には必ず温度計を設置し、朝・昼・晩と定期的に温度をチェックする習慣をつけましょう。

複数の場所に設置することで、ケージ内の温度勾配も把握できます。

手で触っての確認も有効です。

日常の世話の中で、保温器具やその周辺のケージ内壁を手で触ってみて、適度に温かいかを確認するのも有効です。

これにより、機器の不具合にいち早く気づける可能性があります。

予備の準備をしておきましょう。

万が一の故障に備え、予備の保温器具を用意しておくことを強くお勧めします。


これらのチェックを怠ると、クレステッドゲッコーが急激な温度変化にさらされ、無気力になったり、ぐったりしたりする原因となります。

\\ケージ内の正確な温度と湿度を把握するための必需品です。クレステッドゲッコーが快適に過ごせる環境を維持しましょう。//

\\ケージ上部から設置し、生体に合わせたホットスポットを効率的に作ります。冬場の温度管理に最適です。//

原因2:脱水症状による体調不良

クレステッドゲッコーが無気力やだるさを見せるもう一つの大きな原因は脱水です。

クレステッドゲッコーは一見すると乾燥に強いように見えますが、実は水分の摂取方法に特徴があるため、飼育下では脱水症状を起こしやすい傾向にあります。

クレステッドゲッコーのユニークな水分摂取方法

野生のクレステッドゲッコーは、暑く乾燥した時間帯はシェルターなどで休み、比較的湿度が高い夜間や早朝に活動します。

この時間帯に、夜露や葉から滴る水滴、あるいは雨の後にできる水たまりなどを舐めて水分を補給します。

特に重要なのが、クレステッドゲッコーが「動くもの」を餌や水として認識する習性を持っている点です。

そのため、容器に溜まった静止している水は「水」と認識されにくく、積極的に飲まないことが多いのです。

クレステッドゲッコーが認識しやすいのは、流れる水、光に反射してきらめく水、風に揺れる水面の水、そして葉から滴り落ちる水など、視覚的に動きのある水分です。


飼育下での脱水予防と水分補給の工夫

飼育下のクレステッドゲッコーが脱水症状を起こさないよう、飼育環境や給餌方法において積極的に水分を摂取させる工夫が不可欠です。

霧吹きによる給水を心がけましょう。

毎日、朝晩2回はケージ全体に霧吹きを行い、ケージの壁面やレイアウトの植物に水滴が付くようにしましょう。

これにより、クレステッドゲッコーが水滴を舐めて水分補給できるようになります。

水入れの工夫も有効です。

置き型の水入れを設置する場合も、中に小石を入れて水面が波立つようにしたり、水入れを傾けて水が常に動いているように見せたりする工夫も有効です。

餌からの水分補給も重要です。

新鮮な野菜や果物を与えましょう。

クレステッドゲッコーは雑食なので、水分を多く含む新鮮な野菜(小松菜、チンゲンサイなど)や果物(リンゴ、バナナなど)をバランス良く与えることで、自然に水分補給ができます。

水で溶いた人工飼料も試しましょう。

生き餌だけでなく、水に浸して柔らかくした専用の人工飼料を与えることでも、効率的に水分を摂取させることが可能です。

温浴による水分補給も有効です。

定期的に25~27℃程度のぬるま湯を張った浅い容器にクレステッドゲッコーを入れ、足が浸かる程度に温浴させてあげるのも良い方法です。

クレステッドゲッコーは水中で活発に動き回る際、体に落ちた水滴を舐めたり、揺れる水面に反応して水分を補給したりすることがあります。

\\クレステッドゲッコーが身を隠し、湿度を保つための必須アイテムです。脱水対策や脱皮不全の予防にも役立ちます。//

\\ケージ内の湿度を常にチェックし、適切な状態を維持しましょう。脱水症状の予防に繋がります。//

クレステッドゲッコーの異変は「病気」のサイン?見分けるポイント

クレステッドゲッコーのぐったりした様子が、環境の改善や脱水対策をしても改善しない場合、あるいは他の明らかな異常が見られる場合は、何らかの病気を発症している可能性を強く疑うべきです。

病気の兆候と早期発見の重要性

爬虫類は病気を隠すのが得意なため、症状が明らかになった時には病状がかなり進行していることがあります。

そのため、飼い主が日頃から細かく観察し、早期に異変に気づくことが、クレステッドゲッコーの命を救う上で何よりも重要です。


クレステッドゲッコーによく見られる病気のサインには、以下のようなものがあります。

脱水

目がくぼむ、皮膚に張りがなくなる、排泄物の異常(尿酸が硬い、尿量が少ない)などが見られます。

くる病(MBD: Metabolic Bone Disease)

カルシウム不足やビタミンD3欠乏により骨が弱くなる病気です。

手足の変形、顎の変形、震え、活動性の低下などが見られます。

腸閉塞

床材の誤飲や消化不良が原因で腸が詰まる病気です。

食欲不振、排泄がない、腹部の膨満などが見られます。

クリプトスポリジウム症

寄生虫感染による消化器系の病気で、頑固な下痢や食欲不振、痩せなどが特徴です。

口腔疾患

口の中の炎症や膿瘍が見られます。

口を開けにくそうにする、食欲不振などが見られます。

呼吸器疾患

呼吸が荒い、口を開けて呼吸する、鼻水が出るなどが見られます。

これらの病気は、適切な飼育環境や栄養管理によって事前に予防することが可能なものも多くあります。


日常的なチェックで病気の兆候を早期発見

クレステッドゲッコーの健康状態を早期に把握するためには、以下のポイントを毎日、あるいは定期的に確認する習慣をつけましょう。

ケージの環境チェック

温度と湿度: 温度計・湿度計を定期的にチェックし、適切な範囲内にあるか確認します。

暖房器具の動作: ライトの点灯、パネルヒーターの加温などを日々確認し、異変があればすぐに交換できるよう準備しておきましょう。

ケージの清潔さ: 糞尿の清掃、床材の交換、水入れの洗浄などを怠らないようにしましょう。

クレステッドゲッコー自身の状態チェック

食欲と飲水量: 餌を食べているか、水を飲んでいるか(霧吹きで壁面を舐めているか)を観察します。

排泄物: 糞の状態(形、硬さ、色)や尿酸の色(白く固まっているのが正常)に異常がないかを確認します。

活動性: 普段どれくらい動いているか、隠れていることが多いか、活発さがあるかなどを観察します。

外見: 体色、皮膚の張り、目の輝き、口や鼻の周り、手足の形などに変化がないかを毎日チェックします。

特に脱皮前後の状態も注意深く見守りましょう。

もし、これらのチェックで気になる点が見つかった場合や、クレステッドゲッコーがぐったりしている状態が続く場合は、自己判断せずにすぐに爬虫類を診察できる動物病院へ連絡し、診察を受けることが最も重要です。

\\体調不良時の一時的な隔離や、動物病院への移動の際に活用できるケースです。//

クレステッドゲッコーの異変はサイン!日々の観察が命を救う

愛するクレステッドゲッコーが元気がない時、飼い主としては動揺する気持ちはよく分かります。

しかし、「あまり動かない」「目がくぼむ」「ぐったりする」といった症状は、クレステッドゲッコーが発している重要なサインです。

これらのサインを見逃さず、冷静に原因を探り、適切かつ迅速な対応をすることが、クレステッドゲッコーの命を救い、健康を守る鍵となります。

原因として考えられるのは、暖房器具の故障による温度管理の失敗、脱水症状、そして病気の可能性です。

これらの多くは、日頃からの適切な飼育環境の維持とこまめな健康チェックによって予防、または早期発見が可能です。

特に、ケージ内の温度・湿度管理、水分補給の工夫、そして保温器具の定期的なメンテナンスは、飼い主の重要な役割です。

もし、ご自身のクレステッドゲッコーに異変を感じたら、この記事で紹介したチェックポイントを参考に、まずは考えられる原因を一つずつ確認してみてください。

そして、少しでも不安な点があれば、迷わず爬虫類専門の獣医師に相談しましょう。

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