リスザルの糖尿病になる?注意点と尿検査の必要性

リスザルの糖尿病になる?注意点と尿検査の必要性

リスザルの餌といえばバナナが真っ先に思い浮かぶかもしれませんが、実はこれらの果物のような糖分の多い食事を常食すると糖尿病のリスクが高まります。

そこで、糖尿病のリスクを高める食生活と、糖尿病を疑う上で重要な尿検査について解説します。


リスザル糖尿病リスクを高める食生活

バナナなどの果物はリスザルの大好物で、真っ先に食べてしまいがちですが、与えすぎると糖尿病のリスクが高まります。

また、糖分の多い食事はむし歯や歯周病のリスクを高めることが知られており、糖尿病のリスザルでは歯周病が合併症として見られる傾向があることが報告されています。

リスザルの餌はタンパク質含量が25%以上あり、動物性タンパク質が多いです。

そのため、リスザルに果物を多く与えることは推奨されておらず、昆虫やサル餌を中心とした動物性タンパク質を多く含む食事を与えることが推奨されています。

リスザルの糖尿病の診断には尿検査が必要

糖尿病の診断には、血液検査と尿検査が必要です。リスザルからの採血は困難なことが多いのですが、尿検査では自発尿を採取することができます。

飼い主にも獣医師にも、リスザルにも負担の少ない検査です。

リスザルはトイレを覚えていないので、あちこちで排尿します。

しかし、糖尿病になると多尿になるので、ケージの床に尿が落ちても十分な量を採取することができます。


リスザルの糖尿病を予防しよう

犬や猫のように注射を許してくれないため、リスザルのインスリン治療は難しいです。

リスザルは適切な食事と十分な運動に加えて、ストレスの少ない環境で生活し、糖尿病を予防しましょう。

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