狆にとって、散歩は毎日の楽しみのひとつ。
しかし、犬種や年齢によって必要な運動量に差があるため、毎日散歩をしていても運動不足になったり、運動量が多すぎたりすることがあります。
愛犬に健康で長生きしてもらうためにも、定期的な運動をさせてあげましょう。
そこで今回は、狆の散歩時間の目安を紹介します。
狆の散歩はストレス発散や健康増進のために必要
狆に十分な散歩時間を確保していないと、問題行動や社会性が養われないなどのデメリットがあります。
まずは、狆に十分な散歩時間が必要な理由から見ていきましょう。
吠える・噛む・食欲不振になる
犬は外に出て、太陽の光や音、匂い、土の感触などの刺激を味わうことを楽しみます。
そのため、いくら室内で快適に過ごしていても、散歩に連れ出さないとストレスが溜まってしまいます。
ストレスは、吠える、噛む、食欲不振などの変化も引き起こします。
社会性が養われない
あまり外に出ない犬は、外の環境を怖がるようになるかもしれません。
社会性を養うためには、狆を散歩に連れて行ってあげましょう。
災害時に避難所や車の中で待機することになっても対処できるよう、外の環境に慣れさせておくことが大切です。
長生きに繋がる
散歩をすることで、犬は大好きな飼い主と時間を共有することができ、楽しみや安心感を得ることができます。
楽しみや安心感があれば、ストレスが溜まりにくく長生きすることにつながるでしょう。
さらに、愛犬の肥満を防ぐためにも、散歩で十分な運動をさせてあげましょう。
狆の散歩時間の目安
狆は体が小さいため、運動量はあまり必要としない個体がほとんどです。
狆の散歩時間の目安は、10分から15分です。
散歩の後、「ハァハァ」と短い呼吸をしていれば、適度な運動をしていることになります。
呼吸の間隔が短すぎる場合は運動量が多すぎるため、散歩の時間や距離を短くする必要があります。
逆に、散歩後に息が上がっている場合は、犬が物足りなさを感じている可能性があります。
子犬期・シニア期の狆には無理をさせない
子犬期
子犬の頃から散歩をさせると、社会性が身につきます。
ただし、ワクチン接種をして免疫力がつくまでは、地面を歩かせたり、抱っこして外に連れ出したりしないようにしましょう。
また、子犬の時期は骨が成長途中なので、いきなり長時間の散歩は負担になります。
愛犬の様子を見ながら徐々に散歩の量を増やしていきましょう。
シニア期
7~10歳頃になると、狆はシニア期に入ります。
足が弱くなるなどの老齢症状が徐々に現れ、散歩に行きたがらなくなることもあります。
しかし、散歩をやめて筋力が衰えれば、犬の関節にさらなる負担がかかるので、犬が自分で歩けるうちは散歩を続けましょう。
あまり手を貸しすぎず、ゆっくりでもいいから歩きたいという愛犬自身の意思を尊重してあげることが大切です。
健康的な散歩ができるように配慮
成犬も含め、犬は暑さや寒さに弱いので、季節によって散歩の時間を変えたり、冬は防寒着を着せるなど、健康的に散歩を楽しめるように配慮してあげてください。
今のような寒い季節は、犬が室内から外に出るとヒートショックで心臓が緊張するといわれています。
特にシングルコートの犬は、洋服による体温調節も効果的です。
毎日散歩に行っていても、年齢によっては運動不足になり、体力が有り余っている場合があります。
愛犬のエネルギーが十分に発散されないと、肥満や無駄吠えの原因になります。
そこで、狆がのびのびと遊べるように、自宅に庭を作ってみるのもおすすめです。
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愛犬が庭で遊べるようになれば、今まで以上に楽しくなるはずです。
庭の一角を思う存分走り回れるスペースにしてあげれば、愛犬も大喜びです。
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狆の散歩時間は10~15分が目安
年齢によって必要な運動量は異なるため、散歩で適切な運動量が確保できているか、毎日チェックしてあげることが大切です。
散歩や庭遊びで愛犬の健康を守り、健康に長生きできるようにしましょう。