スーツスタイルにおいて、最も目に入りやすいポイントの一つがネクタイです。
いくら高価なスーツを着ていても、ネクタイが曲がっていたり結び目が崩れていたりすると、全体の印象は一気に損なわれてしまいます。
ビジネスシーンやフォーマルな場面で信頼感を与えるためにも、正しい結び方を身につけておくことは大切です。
ここでは、ネクタイが曲がってしまう原因と基本的な結び方、さらにきれいに仕上げるためのコツを詳しく解説します。
ネクタイが曲がってしまう理由
ネクタイが思うようにまっすぐ決まらず、何度結んでも斜めに傾いてしまう……そんな経験を持つ方は少なくありません。
原因はいくつかあり、結び方や締め方、さらにはネクタイそのものの素材が影響している場合もあります。
ここからは代表的な理由を順に確認していきましょう。
結び目が左右対称になっていない
ネクタイが斜めに曲がる最も多い原因が、結び目の左右非対称です。
ネクタイの結び方にはいくつか種類がありますが、特に初心者の場合、正しく巻いているつもりでも結び目が均等に仕上がらず、片方に傾いてしまうことがあります。
結び目を作る段階で鏡を確認し、左右のバランスを意識することが重要です。
結び目の締め方が甘い
結び目を最後までしっかり締めきらないと、時間が経つにつれてずれてしまいます。
ある程度形を整えたら、大剣を上に引き上げながら結び目を首元までしっかり寄せていくことで、曲がりにくく安定感のあるネクタイに仕上がります。
ネクタイの素材による影響
ネクタイは生地の質によっても仕上がりが変わります。
ポリエステルなど硬めの素材は形が崩れやすい傾向がありますが、シルクやウールといった天然素材は柔らかく結びやすいため、結び目がきれいに決まりやすいのです。
見た目だけでなく、扱いやすさという意味でも素材選びは重要です。
ネクタイの結び方その1. プレーンノット
ネクタイの結び方の中で最もシンプルで覚えやすいのがプレーンノットです。
初心者でも挑戦しやすく、どんなシャツにも合わせやすいのが魅力です。
ここからはプレーンノットの特徴と手順を紹介します。
最も基本で覚えやすい結び方
プレーンノットは、シンプルでどんなシャツにも合わせやすい基本的な結び方です。
結び目が小さくスッキリしているため、初心者でも挑戦しやすいでしょう。
結び方の手順
大剣を小剣の上に交差させ、そのまま後ろへ回します。
さらに正面に戻して一周させたら、大剣を上から持ち上げて正面の輪に通します。
最後に結び目を整えつつ小剣を引き、バランスを確認して完成です。
ネクタイの結び方その2. セミウィンザーノット
プレーンノットに慣れてきたら、次のステップとしておすすめなのがセミウィンザーノットです。
結び目の形が整いやすく、見た目に安定感が出るため、多くのビジネスマンに愛用されています。
左右対称に仕上がりやすい結び方
セミウィンザーノットはプレーンノットに比べて結び目がやや大きく、三角形に近い形が特徴です。
ワイドカラーのシャツとの相性が良く、左右のバランスも整いやすいため、ネクタイが曲がってしまう人におすすめです。
結び方の手順
大剣を小剣の後ろに回し、上に通してから前へと回します。
その後もう一度上に通し、最後に大剣を結び目に差し込んで整えれば完成です。
ネクタイの結び方その3. ウィンザーノット
よりフォーマルな印象を求める場面では、ウィンザーノットが最適です。
結び目が大きく、堂々とした三角形に仕上がるため、格式のあるシーンで好まれます。
格式高い場に最適な結び方
ウィンザーノットは結び目が大きく、しっかりとした三角形を描くため、フォーマルな場や重要な商談の場に適しています。
堅実で安定感のある印象を与えることができます。
結び方の手順
大剣を長めに垂らして小剣に交差させ、上から通します。
その後、大剣を左側に下ろして小剣の後ろを回し、再び上から通して一周させます。
最後に前から回し、上に通した大剣を結び目に差し込んで形を整えましょう。
ネクタイの結び方その4. ダブルノット
個性を演出したいときや、細めのネクタイをスタイリッシュに見せたいときに役立つのがダブルノットです。
厚みのある縦長の結び目で、シーンに合わせたコーディネートに取り入れられます。
縦長の結び目で印象的に
ダブルノットは結び目が縦に長く、厚みが出るのが特徴です。
細めのネクタイや、長さのあるインポートネクタイを着用する際に適しています。
結び目に存在感が出るため、ファッション性を重視したいときに選ばれる結び方です。
結び方の手順
大剣を小剣の上から後ろへ回し、一周させます。
さらに再度後ろから回してもう一周させ、最後に大剣を上に通した後、結び目の外側の輪に通して形を整えれば完成です。
ネクタイをきれいに結ぶ方法
ネクタイの結び目はシャツの襟型とのバランスを意識することが大切です。
小さめの襟にはプレーンノットのような小さな結び目が合い、ワイドカラーの襟にはウィンザーノットのような大きめの結び目が映えます。
また、大剣の長さはベルトの上にかかる程度が理想とされます。
さらに結び目に「ディンプル」と呼ばれるえくぼを作ることで、首元が立体的になり、全体の印象が引き締まります。
ネクタイのきれいな結び方を覚えよう!
ネクタイはビジネスシーンや冠婚葬祭など、社会人にとって欠かせないアイテムです。
結び方を誤ればだらしなく見えてしまい、せっかくのスーツスタイルも台無しになります。
しかし、基本的な結び方とコツを押さえておけば、誰でも簡単にバランスの取れたきれいな結び目を作ることができます。
ネクタイが曲がってしまう原因を理解し、自分に合った結び方をマスターして、印象を格上げしていきましょう。