自宅で介護を行う場合、介護者の負担を軽減し、被介護者が安全で快適な生活を送るためには、適切な介護グッズを揃えることが欠かせません。
本記事では、自宅での介護に役立つ介護グッズについて詳しく解説し、それぞれのアイテムがどのような場面で役立つのかを紹介します。
ホームヘルパー2級（訪問介護員2級養成研修課程修了）。
訪問・デイサービス・介護施設を見てきた経験あり。
家族の介護経験も活かして記事を作ります。
自宅用の介護グッズ①介護ベッドで快適な寝起きをサポート
自宅介護において、まず必要となるのが介護ベッドです。
一般的なベッドとは異なり、介護ベッドは高さを調整できたり、リクライニング機能があったりするため、寝起きや姿勢の調整がしやすくなります。
また、柵が付いているものを選べば、転倒を防ぐことができるため、安全性も向上します。
特に、電動タイプの介護ベッドは介護者の負担を軽減するだけでなく、被介護者自身がリモコン操作で動かせるため、快適な生活を送ることができます。
長時間ベッドで過ごす方には、床ずれを防ぐエアマットレスとの併用もおすすめです。
自宅用の介護グッズ②移動を助ける歩行補助器具の活用
自宅での移動をスムーズにするためには、歩行補助器具が重要です。
特に、加齢や病気により足腰が弱くなった方には、杖や歩行器が役立ちます。
杖にはT字杖や四点杖などさまざまな種類があり、歩行の安定感に応じて選ぶことが大切です。
また、よりサポート力が必要な場合には、歩行器やシルバーカーを使用すると安心です。
歩行器は体をしっかり支えてくれるため、転倒リスクを大幅に減らすことができます。
さらに、家の中では手すりを設置することで、安全な移動環境を整えることができます。
＼＼おすすめ商品／／
自宅用の介護グッズ③排泄の負担を軽減するトイレ関連グッズ
介護において、排泄のサポートは特に負担が大きい部分です。
そのため、トイレ関連の介護グッズを導入することで、介護者と被介護者双方の負担を軽くすることができます。
ポータブルトイレは、寝室などトイレに行きづらい場所でも利用できるため、夜間のトイレ移動の負担を軽減します。
また、便座の高さを調整できる補高便座を使えば、足腰が弱い方でも立ち座りがしやすくなります。
さらに、使い捨てのおむつや吸水パッド、清拭シートなどを活用することで、衛生的な環境を維持しやすくなります。
⇒⇒【こちらの記事もオススメ】
【ホームヘルパー監修】高齢者用簡易トイレの選び方｜おすすめの簡易トイレの種類
【ホームヘルパー監修】トイレ介助用品｜必需品とは？おすすめ商品を使って安心快適な毎日を！
自宅用の介護グッズ④食事を快適にするための介護食器
食事の時間は、健康を維持するためにも大切なひとときです。
しかし、高齢になると手の力が弱くなったり、嚥下機能が低下したりすることで、食事が難しくなることがあります。
そこで役立つのが、介護食器です。
例えば、持ちやすいグリップがついたスプーンやフォークは、握力が弱い方でも使いやすくなっています。
また、飲みこみやすい形状の介護用コップを使えば、誤嚥を防ぎながら安全に水分補給ができます。
食事用エプロンを活用することで、食べこぼしによる衣類の汚れを防ぐことも可能です。
＼＼おすすめ商品／／
自宅用の介護グッズ⑤入浴を安全にする介護バス用品
お風呂は心身のリラックスに欠かせない時間ですが、高齢者にとっては転倒などのリスクが高い場所でもあります。
そのため、入浴時の安全を確保するために、介護バス用品の導入が重要です。
浴槽内での転倒を防ぐためには、滑り止めマットを敷くと安心です。
また、浴槽の出入りをサポートするために、浴槽手すりを取り付けるのも有効です。
入浴用の椅子を使用すると、座ったままで体を洗うことができるため、介護者の負担も軽減されます。
さらに、シャワーチェアを活用すれば、より安全に入浴できる環境を整えることができます。
＼＼おすすめ商品／／
特に、介護者が一人で入浴介助を行う場合には、これらのグッズを活用することでスムーズな入浴介助が可能になります。
介護グッズを活用して負担の少ない在宅介護を
在宅介護には多くの課題がありますが、適切な道具を選び、工夫を凝らすことで、その負担を軽減することが可能です。
被介護者の状態や生活環境に応じて最適な介護グッズを選び、無理のない介護生活を送りましょう。
