AGA治療では、自分の髪の毛を薄毛が目立つ箇所に移植する、自毛植毛が行われることがあります。
AGA治療として人気がありますが、自毛植毛から1~4ヶ月ほどでもともと生えていた髪の毛が抜けるケースが少なくありません。既存毛が抜ける症状はショックロスといわれ、およそ20%の確率で起こります。
そこで、AGAの自毛植毛でショックロスが起こる原因や、既存毛が抜けた際の対策を紹介します。
自毛植毛をした後に抜け毛が目立つ方、AGAで自毛植毛を検討している方は、参考にしてください。
AGAの自毛植毛で起こるショックロスとは
ショックロスは、AGA治療の自毛植毛をした後に、元々生えていた髪の毛が抜ける症状です。
自毛植毛をした後、5人に1人は起こると言われています。
自毛植毛とは
自毛植毛は、AGAの原因である男性ホルモンの影響を受ける前頭部に、男性ホルモンの影響が少ない側頭部や後頭部の髪の毛を毛包ごと移植する方法です。
移植した髪の毛はAGAが進行しにくいため、正常なヘアサイクルをキープできます。
自分の髪の毛を使うため、人工毛と比較してナチュラルな見た目であることが魅力であり、髪の毛が伸びるため定期的にケアをする必要もありません。
自毛植毛の施術方法はシンプルで、薄毛治療のひとつとして多くの患者が施術を受けています。
人工毛を植毛する方法と比較して拒否反応を起こすことも少ないことがメリットです。
ショックロスの原因とは
ショックロスの原因は、自毛植毛をした場所の局所麻酔や、炎症を起こすことだと言われていますが、はっきりとした原因は解明されていません。
局所麻酔や皮膚が炎症を起こすことによってヘアサイクルが乱れ、一時的に髪の毛が抜けるのではと推測されています。
ショックロスと抜け毛の違い
AGA治療のひとつである自毛植毛をした後のショックロスは、一般的な抜け毛と特徴が異なります。
ショックロスの特徴や、一般的な抜け毛との違いについてチェックしておきましょう。
ショックロスは回復する
ショックロスは、毛根の組織そのものは健康なため、一時的に髪の毛が抜けるだけです。
基本的には、ヘアサイクルが正常に戻ると抜け毛の量が減り、髪の毛の本数も元に戻ります。
発生する箇所
ショックロスは、元々生えている髪の毛が残っている箇所に、自毛植毛をした際に発生する確率が高いと言われています。
また、髪の毛が細いと抜けやすいため、元々生えていた髪の毛は残り、髪の毛が細い頭頂部は抜け毛が増える傾向にあります。
そもそも髪の毛が生えていないところは、ショックロスが起こりにくいことが特徴です。
ショックロスが原因で抜け毛が増えるのは、自毛植毛をしてから1~4ヶ月後が多く、早いと自毛植毛を10日~3週間後に抜け毛が増えることがあります。
一方、自毛植毛をしても大きな変化を実感しない方もおり、個人差があることが特徴です。
発生するまでの期間
ショックロスが原因で抜け毛が増加しても、自毛植毛を4~5か月ほどで抜け毛の量は減少します。
1年ほど経つと、ヘアサイクルが正常な状態に戻り、抜け毛は減って髪の毛の量も元に戻るでしょう。
脱落とは何が違うの?
自毛植毛をした後に髪の毛が抜けるショックロスだけではなく、脱落と呼ばれる抜け毛もあります。
脱落とは、自毛植毛をした髪の毛が抜け落ち抜けてしまう状態であり、ショックロスとは異なり髪の毛が定着しておらず抜けているため、再度髪の毛が生えたり伸びたりすることはありません。
脱落とショックロスの見分け方
脱落は、自毛植毛を受けた後24時間程で起こります。
また、ショックロスとは異なり出血する確率が高いことも特徴です。
一時的な抜け毛のショックロスや、元々抜けるはずだった髪の毛が抜ける場合は、出血はせず自毛植毛した後10日~3週間後に抜け毛が目立ち始めます。
自毛植毛後のショックロスと脱落を見分けたい場合には、髪の毛が抜ける際に出血しているかどうかと、自毛植毛をしてから24時間ほどで髪の毛が抜けたかどうかをチェックしましょう。
ショックロスの発症率は低い
ショックロスは、男性患者と比較して女性患者の方が多い傾向にあります。
女性患者がショックロスを起こしやすい理由としては、女性は髪の毛が細いことが原因だと言えるでしょう。
そのため、髪の毛が比較的太くて多い男性患者と比較して、髪の毛が抜けやすい女性患者の方がショックロスが起こる確率が高いのです。
しかし、女性患者はショックロスが起こりやすいものの、ヘアサイクルが正常な状態に戻るまでの戻るまでのスピードも早いです。
全国で自毛植毛を受けた後にショックロスが起こった人の割合はおよそ20%であり、80%の割合でショックロスは起こらない、もしくはショックロスに悩むほどではないということです。
そのため、自毛植毛を受けても、見た目が気になる程の抜け毛に悩む確率は低いといえるでしょう。
ショックロスになったときの対処法
ショックロスになったときに、すぐに実践できる対処法を紹介します。
帽子やウィッグを使う
AGA治療の自毛植毛をした後のショックロスは、一時的に髪の毛が抜けるため、髪の毛が生えて伸びるまでの間、ウィッグや帽子を着用する方法が有効です。
ただし、夏の時期は長時間ウィッグや帽子を着用していると蒸れてしまい、頭皮環境が悪化したり不快なニオイが発生したりする可能性が高いため、通気性が良いものを使うか、着用する時間を短くしましょう。
ヘアスタイルを工夫する
ショックロスで抜け毛が増え、見た目が気になる場合には、ヘアスタイルを変えてみるのもおすすめです。
ヘアスタイリング剤を使って髪の毛をタイトにまとめると地肌が目立つため、ヘアスタイリング剤を使わずボリュームが出るように仕上げましょう。
ミノキシジル外用薬を塗る
ミノキシジルは、高血圧の治療薬として開発された薬ですが、現在はAGA治療薬として利用されている医薬品です。
ミノキシジル外用薬はドラッグストアや通販サイトで買ったり、クリニックで処方してもらったりすることが可能です。
ミノキシジルは血管を拡張し、毛母細胞や毛乳頭細胞を活性化することによって毛包に栄養素が届いて、健康な髪の毛を生やす効果が期待できます。
そのため、ショックロスで抜け毛や薄毛が気になる場所に塗ると、髪の毛を生やす効果も期待できるでしょう。
さらに、専門クリニックに相談することで内服薬を処方してもらえることもあります。
内服薬はプロペシアが用いられることが多く、髪の毛が生え変わるサイクルを正常に戻す効果が期待でき、男性ホルモンが原因の抜け毛を抑制する効果が期待できます。
自毛植毛した後のショックロスで抜け毛が増えているのか、別の理由で髪の毛が抜けているのかは、専門クリニックで相談したうえで適した治療薬を処方してもらいましょう。
増毛パウダーを使う
増毛パウダーは、墨やヨウレンを使ったパウダーであり、髪の毛にパウダーがついて髪の毛1本1本を太く見せる効果が期待できます。
男女共用で使用できるものであり、通販サイトで様々な商品が販売されているため、自分の髪の色に適した物を使いましょう。
自毛植毛をした場所に増毛パウダーを使うのは、頭皮にダメージを与えるのではないかと不安を覚える方もいますが、自毛植毛の炎症は基本的には1~2週間で改善します。
そのため、自毛植毛をしてから1~2週間後であれば、増毛パウダーを使用しても良いでしょう。
クリニックに相談する
ショックロスが気になる場合には、自毛植毛を担当した医師に相談することも大切です。
様々な症例や施術、経験から、ショックロスの症状を判断し、経過の説明や適した治療薬の提案を受けられます。
医師に相談することによってスムーズに対応できたり。安心できたりといったことがメリットです。
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症状が軽い場合には、クリニックで治療をする前に自宅でのケアを始めてみるのもよいでしょう。