【実体験】うさぎの介護に何が必要?おすすめの介護ケア用品を紹介

【実体験】うさぎの介護に何が必要?おすすめの介護ケア用品を紹介

うさぎは年をとると体が思うように動かなくなってきます。

高齢になる前に病気で介護が必要になることもあります。

介護を始める前に必要なものを確認し、状況に合った商品を選べるように準備しておきましょう。

介護用品について知り、何を用意すればよいかを考えることで、飼い主はうさぎが年をとったときの生活をイメージしやすくなります。

この記事では、実際に匹のうさぎの介護をした筆者が、うさぎの介護の準備や必要なアイテム、ケア用品を紹介します。

うさぎに介護が必要なとき

高齢や病気で動けなくなったら、介護が始まります。

うさぎは6~7歳でシニア期に入るといわれていますが、加齢によって介護が必要なほど体が不自由になるかどうかは個体差があります。

しかし、シニア期に入ると病気にかかりやすくなり、急に介護が必要になることもあります。

一番大切なのは日頃の健康管理ですが、飼育に慣れてきたら、時間のあるうちに介護について勉強し、備えておきましょう。

若いうさぎでもケガや病気でケアが必要になることもありますので、年齢に関係なく準備しておくとよいでしょう。


うさぎの介護用品はいつから準備する?

介護用品は、実際に介護を始めてから使うものがほとんどですが、うさぎは警戒心が強く、年をとると新しいものを受け入れにくくなります。

うさぎが元気なうちにあらかじめ用意できるものは用意しておき、うさぎの生息場所の近くに置き、うさぎに見せ、うさぎ自身の匂いをつけて置いておくと安心します。

うさぎの介護ケア用品一覧

用意しておきたいうさぎの介護グッズを紹介します。

うさぎ専用の商品も増えてきましたが、まだまだ限られています。

日用品や犬猫用のペット用品を上手に利用しましょう。

毛布

寝たきりのウサギは体温調節が難しくなります。

室温を調節するのが一番ですが、寒い時期には小さな毛布をかけてあげるとよいでしょう。

布を使う場合は、間違ってかじったり食べたりしないように注意してください。

ウサギは個体差が大きいので、他のウサギが問題なく使えても、どうしても嫌がるウサギもいます。

いつものことですが、うさぎの性格に合わせて対応してあげましょう。

クッション

床ずれ防止や姿勢保持に役立ちます。

体をしっかり支えるU字型のクッションや、布団代わりになるクッションなど、状況に応じて用意しましょう。

畳んだタオルや毛布でも代用できます。

グルーミング用品


うさぎは体が不自由になると、今までのようなお手入れができなくなり、特にお尻周りの毛のもつれや汚れが目立つようになります。

体の汚れを落とすウェットシートやブラシ、絡まった毛をカットする専用のハサミなどを用意して、グルーミングを手伝ってあげましょう。

身体拭きシート


お尻の汚れがひどくなった場合は、身体をきれいにするアイテムも必要です。

部分浴をさせる場合は、シャンプーと浅くお湯を張れる洗面器が必要です。

特定の場所にお湯をかけて洗いたい場合は、お湯を入れるボトルなどが必要になるなど、方法によって必要なものが変わってきます。

給水器


うさぎの体が不自由になると、ボトルタイプの給水器を使うことが難しくなります。

うさぎが飲みにくそうにしているのに気づいたら、お皿からの給水に切り替えましょう。

開口部が皿の形をしている給水器に変えるのもよいでしょう。

いずれにしても、水は汚れやすいので、切り替えた後はこまめに水を取り替えて洗うようにしましょう。

上記に加えて、うさぎが自分で食べられなくなった場合は、シリンジと専用のフードを使った強制給餌が始まります。

強制給餌は動物病院に相談し、手順をよく聞き、必要なものを用意しましょう。

柔らかい布またはコットン


ウサギの毛づくろいの回数が減ると、目から出た涙が目の周りに残り、目やにが出やすくなることがあります。

ぬるま湯に浸した柔らかい布やコットンで優しく拭き取ってあげましょう。

こまめに拭いているのに涙や目やにの量が多くて気になる場合は、目や口の病気の可能性もあるので、獣医さんに連れて行きましょう。

バスマット


排泄をコントロールできないうさぎの体は、排泄物で汚れてしまいます。

裏地がマイクロファイバーになっているバスマットなら、尿を素早く吸収し、体が汚れるのを防いでくれます。

また、お尻の痛みや床ずれの予防にもなります。

高齢になると関節痛を起こすウサギも多いので、痛みを和らげる効果もあります。

こまめに取り替える必要があり、洗濯しても乾きにくいので、着替え用に何枚か用意しておきましょう。

うさぎの介護が始まると不要になるもの

ウサギの排泄をコントロールするのが難しくなり、ケージのあちこちに排泄するようになったら、トイレをケージから取り外します。

ウサギの足が弱ってきたら、大きなケージは必要なくなります。

うさぎが寝たきりになったら、浅いカゴなどケージ以外の場所でお世話をしてあげましょう。

ケージを使い続ける場合でも、天井は必要ありませんので、外してあげるとお世話がしやすくなります

うさぎのお世話は大変そうですが、工夫次第でうさぎにも飼い主にも負担を減らすことができます。

できる準備はすべてしておき、うさぎのお世話を始めるときには、状況に応じて便利で快適なものを選んで取り入れましょう。

うさぎのお世話を始めるということは、うさぎとの残された時間は限られているということです。

限られた日々を大切にし、感謝の気持ちを伝えながら穏やかに過ごす準備をしていきましょう(^^)

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