タイに長く住んでいると、冠婚葬祭に招かれることがあります。
その際、”ご祝儀はいくら渡せばいいのだろう?”、”お香典はどうすればいいのだろう?”と、慌てたことはありませんか?
今回は、タイの冠婚葬祭と日本の冠婚葬祭の違いや流れ、参列する際の注意点などを紹介します。
タイの結婚式ご祝儀の平均額
“ご祝儀はいくら渡すべきか “という問題。
日本では細かいマナーや常識がありますが、タイではこのあたりのマナーは比較的緩やかです。
タイの結婚式でのご祝儀は、あくまでも “気持ち “なので、特に決まりはありませんが、日本人からタイ人へお金を贈る場合は、お付き合いの深さにもよりますが、数千バーツ程度が良いでしょう。
例えば、友人や同僚なら1000バーツ、部下なら2000バーツ。
社長から部下なら5,000バーツが目安です。
タイの結婚式と日本の結婚式の違い
参加人数が多く、披露宴の規模が大きい
日本との最大の違いは、なんといっても披露宴の参加者数!
100人以下の披露宴はないといっても過言ではありません。
タイの結婚式は数百人規模で行われるのが普通です。
なぜそんなに人が集まるのか?それは、招待状をもらった人だけでなく、新郎新婦と何らかの関係のある友人や家族など、実は誰でも出席できるという文化があるからです。
特に田舎の結婚式では、村全体が出席しているのではないかと思うほど集まる人数が多いです。
開催時間も自由度が高い
参加者もかなり自由なのですが、披露宴がいつ始まるか、いつ終わるかわからないのもこの結婚式の面白いところです。
到着すると、すでにステージで余興が行われていることも多いです。
地方の結婚式では、新郎新婦がステージに上がって余興に参加し、すでに披露宴が始まっているので、”え?いつ始まったの?”と思うかもしれません。
そして食事が終わると、参加者は “そろそろ帰ろうか “と家路につく。
ちなみに、上の例は伝統的な結婚式の場合。
最近増えてきた高級ホテルで行われる披露宴の場合、新郎新婦の紹介からきちんと始まることが多いようです。
最近は日本のブライダル産業も拡大し、チャペルでの洋装挙式も増えています。
まるで映画スター!?真剣な写真撮影
タイ人は写真を撮るのが大好き。
普段からインスタグラムやフェイスブックに自撮り写真を投稿する人が多く、その影響は結婚式の前撮りにも反映されています。
タイ人の写真に対する熱意は日本人とはまったく違い、何日もかけて撮影します。
映画スターかと思うほど真剣だ!カメラマンを雇い、複数の場所で撮影し、衣装を替え、もちろんアルバムも作ります。
そして、披露宴会場に行くと、撮影した写真がパネルで展示されています。
日本にも結婚式の前撮りをする文化はありますが、ポーズの取り方も含め、タイ人の方がずっと真剣なのが面白いです。
タイの結婚式の引き出物
タイにも結婚式の引き出物文化がありますが、日本とは少し違う。
ゲスト全員にプチギフトを渡しますが、新郎新婦の名前が入ったノートやスプーン、塩コショウ入れなど、本当に「ちょっとした小物」です。
だから、日本のような引き出物を想像しているとがっかりするかもしれませんね(笑)
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