資格があると転職に役立つといわれますが、行政書士はどうなのでしょうか。行政書士とはどのような資格なのか、どのような仕事で活かすことができるかを紹介します。
行政書士の仕事と求人状況
・業務内容は主に書類作成、代理、相談業務
・独立開業を目標とした業務独占資格であり、正社員の採用は少ない
・行政書士事務所では契約社員やアルバイトなどの求人が多い
行政書士として働く方法
資格試験に合格しただけでは行政書士として働けず、開業しなくてはなりません。
・開業するには日本行政書士会連合会の行政書士名簿に登録する必要がある
・登録申請に必要な書類:申請書、戸籍抄本、身分証明書など
・入会申請から登録までには1~2カ月要する
・登録されて開業したら、税務署への開業届が必要
行政書士を副業にする方法もある
開業しても必ずしも独立する必要はなく、会社員として働きながら休日のみ行政書士として活動する方法があるります。相談のみ受け付ける、セミナー講師などです。
ただし、会社の就業規則に注意しましょう。
転職時に行政書士の資格を活かせる
・幅広い法律の知識があることをアピールできる
・就業先では行政書士として業務を行うことはできないため注意
行政書士に必要とされるスキル
・営業力:ホームページやブログなどで宣伝する、異業種交流会に参加する
・コミュニケーション能力:顧客の要望を聞き出し、的確に対応する
・勤勉さ:法改正や時代の流れに柔軟に対応できるようにする
行政書士は独立したい人におすすめ!
行政書士は独立開業を目的とする資格で、転職に有利な資格とは言い難いです。
ただし、法律に関する知識を持っていることをアピールできます。
独立開業や兼業など、自分の適性も考えつつ資格を活かす方法を考えましょう。