定年退職するまでの通勤時間合計とは?

定年退職するまでの通勤時間合計とは?

                                                                  人が定年までに費やす通勤時間はどれくらいなのか、首都圏の平均的な通勤時間を参考に調べてみました。さらに、通勤時間をなくすための方法についても解説します。

通勤はストレスの原因

満員電車や交通渋滞にストレスを感じている人は多く、バスや電車などの遅れにもストレスを感じる人は少なくありません。
徒歩通勤の場合も、悪路や勤務先までのルートに不満を抱える人はいます。イギリスの研究によれば、通勤時間が20分増えるごとに仕事の満足度は19%ほど減少すると言われているのです。

首都圏の平均通勤時間

・総務省統計局の「平成25年住宅・土地統計調査」をもとにした統計情報リサーチによると、首都圏の平均的な通勤時間は片道で43.8分
・もっとも多いのは片道45分〜1時間。次いで多いのは片道30〜45分
少数派ですが、もっとも長い人では片道で2時間を超える人もいます。

公務員と民間企業の退職年齢の平均

<公務員の場合>
・延長案も出されてはいるが、原則としては60歳(2019年3月現在)
・職務によって61〜65歳まで開きがある
<民間企業の場合>
・2013年4月の「高年齢者雇用安定法」に改正により、65歳が原則
・実際は企業によってばらつきがあるが、2017年に厚生労働省がまとめた「就労条件総合調査結果の概況」によると、60歳としている企業が全体の8割近くにのぼる
・2番目に多い65歳は2割を切る程度
・役職ごとに決めている企業も一部みられる

大卒で入社し定年まで働いたときの出勤日数は?

年間休日にはばらつきがありますが、厚生労働省がまとめた「平成29年就労条件総合調査の概況」によると、企業の平均年間休日は108.3日で、従業員1人当たりの平均年間休日は113.7日。
もっとも少ないのは69日以下で、もっとも多いのは130日を超えます。
休日を365日から差し引くと、企業の平均稼働日数は256.7日で、従業員一人当たりの平均年間休日は251.3日になります。
もっとも出勤日数の少ない企業は235日程度ですが、もっとも出勤日数の多い企業は296日と、およそ2カ月もの開きがあることが特徴です。

大卒で入社した場合の平均通勤時間

定年を60歳とした場合で首都圏の平均通勤時間をもとにした通勤時間の総合計
・勤続年数38年
・平均年間出勤日数(民間企業の従業員一人当たり)251.3日
・首都圏の平均通勤時間43.8分、往復で87.6分
・年間の通勤時間(251.3日×87.6分=2万2013.88分)×38年で83万6527.44分
・1万3942時間で日数にすると580日(端数切り捨て)
・1年と215日間も通勤に使っている計算になる

大卒で65歳まで働いた場合の平均通勤時間

定年を65歳とした場合で首都圏の平均通勤時間をもとにした通勤時間の総合計
・勤続年数43年
・平均年間出勤日数(民間企業の従業員一人当たり)251.3日
・首都圏の平均通勤時間43.8分、往復で87.6分
・年間の通勤時間(251.3日×87.6分=2万2013.88分)×43年で94万6596.84分
・1万5776時間で日数にすると657日(端数切り捨て)
・1年と292日間で、2年近くも通勤に使っている計算になる

通勤時間にも差がある?

業種によって異なりますが、出勤日数が多い企業と少ない企業ではどれくらいの差があるのか、定年を65歳とした場合で算出した結果について見ていきましょう。
・出勤日数が多い企業の従業員一人当たりの平均通勤時間(年間の通勤時間(296日×87.6分=2万5929.6分)×43年で111万4972.8分、774日で2年と44日間
・出勤日数が少ない企業の従業員一人当たりの平均通勤時間(年間の通勤時間(235日×87.6分=2万586分)×43年で88万5198分、614日で1年と249日間

出勤日数が多い人は少ない人より、定年退職までにおよそ160日間、5カ月以上も多く通勤に費やしていることになります。

人生を充実させる方法について

少ない人でも、65歳まで働いた場合、少ない人でも人生の中で1年半以上は通勤に時間を取られていることがわかりました。これは首都圏の平均で、もっと時間がかかる人もいるのです。
【人生を充実させる方法】
・できるだけ自宅から近い職場を選び、出勤時間を短縮する
・出勤日数が少ない企業を選ぶ
・リモートワークを採用している会社勤務など、在宅勤務が可能な働き方を選ぶ

まとめ

通勤に関しては通勤手当が支給されますが、往復の疲労やストレスを考えると、金額には閑散できないものもあります。また、通勤時間が長いと、家族との時間や趣味にあてる時間が削られることにもなるのです。通勤時間が長いとストレスになるだけでなく、働くこと自体を難しくしてしまうこともあります。ストレスを軽減し、仕事を充実させる手段の一つとして、リモートワークを検討しましょう。


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